Excelで0が表示されない原因は?消えるときの対処法と表示・非表示の設定

Excelで0が表示されない・消える原因は?表示/非表示にする方法

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Excelで0が表示されないときは、まず「どこで0が消えているか」を確認することが大切です。

たとえば、

  • シート全体の0が見えない
  • 一部のセルだけ0が表示されない
  • 計算結果が0のときだけ空欄になる
  • 空白セルを参照したら反対に0が表示される

といったケースでは、それぞれ原因が異なります。

シート全体ならExcelオプション、一部のセルなら表示形式、数式の結果だけ0が消える場合はIF関数などの数式を確認すると原因を見つけやすくなります。

この記事では、Excelで0が表示されない・消える原因と、0を表示/非表示にする方法を初心者向けに解説します。

なお、「0123」が「123」になるような数字の先頭の0が消える問題は原因が異なります。郵便番号や電話番号などの先頭0については、別の記事で詳しく紹介しています。


この記事でできること


    Excelで0が表示されない・消える原因と対処法

    Excelで0が表示されない原因は、大きく分けると表示設定・セルの表示形式・数式の3つです。

    まずは、シート全体で0が消えているのか、一部のセルだけなのかを確認してみましょう。

    セルに0を入力しても表示されない場合

    セルに0を入力しても何も表示されない場合は、Excelオプションの設定を確認します。

    Excelには、シートごとにゼロ値を表示するかどうかを設定する項目があります。

    設定手順は次のとおりです。

    1. [ファイル]タブをクリックする
    2. [オプション]をクリックする
      オプション設定
    3. [詳細設定]を選択する
    4. [次のシートで作業するときの表示設定]までスクロールする
    5. 対象のシートを選択する
    6. [ゼロ値のセルにゼロを表示する]を確認する

      Excelオプションの詳細設定でゼロ値のセルにゼロを表示する項目を確認する画面
      対象のシートを選び、「ゼロ値のセルにゼロを表示する」を確認します。

    [ゼロ値のセルにゼロを表示する]のチェックが外れていると、セルの値が0でもシート上では空白のように見えます。

    0を表示したい場合は、チェックを入れて[OK]をクリックしてください。

    この設定はシートごとに適用されます。

    そのため、Sheet1では0が表示されるのに、Sheet2では表示されないといったこともあります。

    また、セル上では何も表示されなくても、セルを選択したときに数式バーへ0が表示される場合があります。

    この場合、値そのものが消えたわけではなく、表示設定によって見えなくなっている可能性があります。
    ▶ ゼロ値を表示する、または非表示にする |Microsoft サポート


    一部のセルだけ0が表示されない場合

    ほかのセルでは0が表示されているのに、一部のセルだけ空白になっている場合は、セルの表示形式を確認しましょう。

    ユーザー定義の表示形式を使うと、0だけを非表示にできます。

    たとえば、次の表示形式です。

    0;-0;;@

    ユーザー定義は、基本的に次の順番で指定します。

    正の数;負の数;ゼロ;文字列

    0;-0;;@では、3番目の「ゼロ」の部分が空欄になっています。

    そのため、正の数と負の数は表示されますが、0だけは表示されません。

    Excelのユーザー定義に0;-0;;@を設定して数値の0を非表示にした画面
    0;-0;;@を設定すると、セルの値は0のまま、画面上では非表示になります。

    表示形式を確認する手順は次のとおりです。

    1. 0が表示されないセルを選択する
    2. 右クリックして[セルの書式設定]を選択する
    3. [表示形式]タブを開く
    4. [ユーザー定義]を確認する

    通常どおり0を表示したい場合は、表示形式を[標準]や[数値]へ戻します。

    一部のセルだけ0が消えている場合は、Excelオプションよりも先に表示形式を確認すると原因を見つけやすくなります。


    計算結果の0が表示されない場合

    数式の結果が0になるはずなのに空欄になる場合は、数式の内容も確認しましょう。

    たとえば、次の式ではA1からB1を引いた結果が0の場合、何も表示しません。

    =IF(A1-B1=0,"",A1-B1)

    ""は空文字列を表します。

    そのため、計算結果が0の場合は0ではなく、空白のように見える結果が返されます。

    0をそのまま表示したい場合は、IF関数を外して通常の計算式へ戻します。

    =A1-B1

    数式バーに式が入っているのに0だけ表示されない場合は、IF関数だけでなく、セルの表示形式もあわせて確認してみてください。


    空白セルを参照すると0が表示される場合

    反対に、何も入力されていないセルを参照したときに0が表示されることもあります。

    たとえば、A1セルが空白の状態で次の式を入力します。

    =A1

    すると、参照元のA1には何も入力されていなくても、参照結果として0が表示される場合があります。

    Excelで空白のA1セルを数式で参照した結果としてC1セルに0が表示された画面
    空白セルをそのまま参照すると、参照先に0が表示されることがあります。

    空白セルを参照したときに何も表示したくない場合は、IF関数で参照元が空白かどうかを確認します。

    =IF(A1="","",A1)

    この式では、A1が空白の場合は空文字列を返し、値が入力されている場合だけA1の値を表示します。

    ExcelでIF関数を使い参照元が空白の場合に空白を返している画面
    =IF(A1=””,””,A1)とすると、参照元が空白の場合は0ではなく空白を返せます。

    VLOOKUP関数・XLOOKUP関数・INDEX関数などで空白セルを参照した場合も、同じように0が表示されることがあります。
    XLOOKUP関数で空白や0が表示される場合の対処法については、次の記事で詳しく紹介しています。
    ▶ XLOOKUPで見つからない原因はこれ|#N/A・空白・0になる時の解決方法まとめ


    数式の後ろに「&””」を付ける方法もある

    空白セルを参照したときの0を消す方法として、数式の後ろに&""を付ける方法もあります。

    =A1&""

    A1が空白の場合は、0ではなく空白のように表示されます。

    数式が短く簡単な方法ですが、&""を付けると結果は文字列として扱われます。

    Excelの参照式に&空文字列を付けた場合と通常のセル参照の表示結果を比較した画面
    &””を付けると空白セルの0を消せますが、入力された数値も文字列として返されます。

    たとえば、A1に100が入力されている場合、見た目は100でも、参照結果は文字列の「100」です。

    その後、合計やほかの数値計算に使うと、数式によっては期待どおりの結果にならないことがあります。

    表示だけに使用する場合は便利ですが、数値として扱いたい場合は、用途に合わせてIF関数や表示形式を使い分けましょう。


    小数点以下の末尾の0が消える場合

    「1.50」と表示したいのに「1.5」になる場合は、値から0が削除されたわけではありません。

    Excelの表示形式によって、小数点以下の末尾の0が省略されています。

    小数点以下の桁数をそろえる手順は次のとおりです。

    1. 対象のセルを選択する
    2. 右クリックして[セルの書式設定]を選択する
    3. [表示形式]タブを開く
    4. [数値]を選択する
    5. [小数点以下の桁数]を指定する
    6. [OK]をクリックする
    Excelのセルの書式設定で数値を選び小数点以下の桁数を2に設定した画面
    「数値」を選択して小数点以下の桁数を指定すると、末尾の0も表示できます。

    たとえば、小数点以下の桁数を「2」にすると、

    • 1.5 → 1.50
    • 2 → 2.00
    • 0 → 0.00

    と表示できます。

    より細かく表示方法を指定したい場合は、ユーザー定義で次のように設定する方法もあります。

    0.00

    単純に小数点以下の桁数をそろえるだけなら、まずは[数値]の設定を使うと分かりやすいでしょう。


    先頭の0が消える場合は原因が異なる

    郵便番号・電話番号・商品コードなどで、

    0123 → 123

    のように先頭の0が消える場合があります。

    これは、Excelが入力した値を数値として認識しているためです。

    通常の数値では、先頭にある0は数の大きさに影響しないため省略されます。

    今回紹介している「ゼロ値が表示されない設定」とは原因が異なります。

    先頭の0を残す方法には、

    • 文字列として入力する
    • アポストロフィを付ける
    • ユーザー定義で桁数を指定する
    • TEXT関数を使う

    などがあります。

    詳しい方法は、郵便番号や電話番号の0消失対策の記事で紹介しています。
    ▶ 先頭の0が消えてしまう場合の対処法


    Excelで0を表示・非表示にする方法を使い分ける

    0を表示・非表示にする方法は、「どこまで変更したいか」と「0という値を残したいか」で選ぶと分かりやすくなります。

    やりたいこと おすすめの方法
    シート全体の0を表示・非表示にする Excelオプション
    一部のセルだけ0を非表示にする ユーザー定義
    シート全体では非表示、一部だけ表示する Excelオプション+ユーザー定義
    計算結果が0のとき空白にする IF関数
    空白セルの参照結果を空白にする IF関数または&""
    小数点以下の0を表示する 「数値」またはユーザー定義

    詳しい操作方法は前の章で紹介しています。

    ここでは、少し迷いやすい使い分けを確認していきます。


    シート全体の0を表示・非表示にする

    シート全体の0を変更する場合は、Excelオプションの「ゼロ値のセルにゼロを表示する」を使います。

    表示したい場合はチェックを入れ、非表示にしたい場合は外します。詳しい手順は前の章で紹介しています。


    シート全体の0を非表示にして一部だけ表示する

    シート全体では0を非表示にしながら、合計欄など必要なセルだけ0を表示することもできます。

    まず、Excelオプションで[ゼロ値のセルにゼロを表示する]のチェックを外します。

    次に、0を表示したいセルへ次のユーザー定義を設定します。

    0;-0;0;@

    ユーザー定義は、

    正の数;負の数;ゼロ;文字列

    の順に指定します。

    3番目のゼロ部分に0を指定しているため、シート全体では0を非表示にしていても、この表示形式を設定したセルでは0が表示されます。

    桁区切りを付けたい場合は、

    #,##0;-#,##0;0;@

    小数点以下2桁まで表示する場合は、

    0.00;-0.00;0.00;@

    と設定できます。

    入力欄の0は隠しつつ、集計結果の0だけは表示したい場合などに便利です。

    なお、この設定は数字の先頭に0を付ける方法ではありません。
    ▶
    全体の0を非表示にしたうえで特定のセルの0を表示させたい。 |Microsoft Learn


    表示形式とIF関数はどう使い分ける?

    表示形式とIF関数は、どちらも0を見えなくできますが、セルの中身が異なります。

    方法 セルの値・結果 向いている場面
    Excelオプション 数値の0のまま シート全体を変更したい
    ユーザー定義 数値の0のまま 一部のセルだけ変更したい
    IF関数 空文字列などを返す 条件によって表示を変えたい
    &"" 文字列になる 表示用の参照結果に使いたい

    数値の0を残したまま見た目だけ消したい場合は、Excelオプションや表示形式が向いています。
    シート全体ならExcelオプション、一部のセルだけなら表示形式を使うと分かりやすいです。

    一方、

    計算結果が0なら空白、それ以外なら結果を表示する

    といった条件を付けたい場合はIF関数を使用します。


    0を非表示にしても計算や集計はできる?

    Excelオプションやユーザー定義で0を非表示にした場合、セルには数値の0が残っています。

    そのため、SUM関数やAVERAGE関数などの計算にも使用されます。

    たとえば、

    値
    10
    0
    20

    という3つの値がある場合、0を表示形式で非表示にしてもSUM関数の結果は30です。

    また、COUNT関数では0も数値が入力されているセルとして数えるため、結果は3になります。

    Excelで0を非表示にしてもSUM関数の合計が30、COUNT関数の件数が3になる画面
    0を表示形式で非表示にしても、SUM関数やCOUNT関数の計算結果は変わりません。

    見た目から0が消えていても、データそのものが削除されたわけではありません。

    0を除いて件数を数えたい場合は、COUNTIF関数やCOUNTIFS関数で条件を指定します。
    ▶ エクセルで0以外をカウントする方法|COUNTIF・COUNTIFSで空欄や0を除いて集計するコツ


    Excelの0表示に関するよくある質問

    Excelで0を入力しても表示されないのはなぜですか?

    シート全体で0が表示されない場合は、Excelオプションの[ゼロ値のセルにゼロを表示する]がオフになっている可能性があります。
    一部のセルだけ表示されない場合は、セルの表示形式も確認してください。

    Excelで計算結果の0を表示するにはどうすればよいですか?

    数式でIF関数などが使われ、0の場合に””を返していないか確認します。
    たとえば、

    =IF(A1-B1=0,"",A1-B1)

    では、計算結果が0の場合に空白を返します。
    0をそのまま表示する場合は、通常の計算式へ戻します。

    =A1-B1

    あわせて、ゼロ値を非表示にする表示設定が使われていないかも確認しましょう。


    空白セルを参照したときに表示される0を消すには?

    IF関数で参照元が空白かどうかを判定します。

    =IF(A1="","",A1)

    参照元が空白なら空文字列を返すため、0は表示されません。

    =A1&""とする方法もありますが、結果は文字列になります。


    VLOOKUP関数で空白セルを参照すると0になるのはなぜですか?

    VLOOKUP関数の戻り値となるセルが空白の場合でも、0として表示されることがあります。
    空白の場合に何も表示したくない場合は、IF関数と組み合わせる方法があります。
    ただし、検索値が見つからない場合は別途エラー対策が必要です。
    ▶ VLOOKUP関数でエラーが出る原因と対処法まとめ|#N/A・#REF!・#VALUE!をやさしく解説

    シート全体の0を非表示にして一部だけ表示できますか?

    できます。

    Excelオプションでシート全体の0を非表示にしたあと、0を表示したいセルに次のユーザー定義を設定します。

    0;-0;0;@

    3番目の項目がゼロ値の表示方法です。


    小数点以下の末尾の0を表示するには?

    [セルの書式設定]で[数値]を選択し、[小数点以下の桁数]を指定します。
    小数点以下2桁に設定すると、1.5は「1.50」、2は「2.00」と表示できます。

    Excelは、同じ見た目にする方法が複数あるため、「どの設定を使えばよいの?」と迷いやすいソフトです。
    今回紹介した0の表示・非表示も、Excelオプション・表示形式・IF関数で使い方が異なります。
    操作をその都度調べるだけでなく、Excelの基本を自分のペースで整理したい方は、独学の進め方も確認してみてください。

    ▶ エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介


    まとめ|Excelの0は原因に合わせて表示方法を変更しよう

    Excelで0が表示されないときは、まずシート全体・一部のセル・数式の結果のどこで0が消えているかを確認しましょう。

    シート全体ならExcelオプション、一部のセルなら表示形式、数式の結果ならIF関数などが原因になっている可能性があります。

    主な使い分けは次のとおりです。

    やりたいこと 対処法
    シート全体の0を表示・非表示にする Excelオプション
    一部のセルだけ0を非表示にする ユーザー定義
    シート全体では非表示、一部だけ表示する Excelオプション+ユーザー定義
    計算結果が0のとき空白にする IF関数
    空白セルを参照したときの0を消す IF関数または&""
    小数点以下の末尾の0を表示する 「数値」またはユーザー定義

    見た目だけ0を非表示にしたい場合は、Excelオプションやユーザー定義を使えば数値の0を残せます。

    一方、条件によって空白などを表示したい場合はIF関数を使います。

    また、郵便番号や電話番号などで先頭の0が消える場合は別の原因です。

    0が表示されない場所や状況を確認して、目的に合った方法を選んでみてください。


    Excelで0が表示されない・消える原因は?表示/非表示にする方法
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