本記事には広告(PR)が含まれます。
くわしくは プライバシーポリシー をご確認ください。
Excelで売上表や家計簿を管理していると、
「4月・5月・6月のように、月ごとの合計を出したい」
「月別の商品売上や件数をまとめたい」
と思うことはありませんか?
Excelで月ごとに集計する場合は、SUMIFS関数で日付の範囲を指定する方法が便利です。
たとえば4月分を集計するときは、
- 4月1日以上
- 5月1日未満
という2つの条件を指定すると、4月の日数を気にせず売上を合計できます。
ただし、SUMIFS関数で日付を条件にするときは、不等号の向きや、セル参照とのつなぎ方が少し分かりにくいかもしれません。
そこで本記事では、SUMIFS関数を使って月ごとの売上を集計する方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。
あわせて、次の方法も紹介します。
- 月ごとの件数を数える方法
- 月別・商品別に集計する方法
- 別シートに集計結果を表示する方法
- DATE関数を使って集計する方法
- 年月の補助列を作って集計する方法
- ピボットテーブルやPower Queryを使う方法
集計表の形式やデータ量に合わせて、使いやすい方法を選んでみてください。
この記事でできること
Excelで月ごとに集計する基本的な方法
Excelで月ごとの売上を集計するときは、元データの日付をもとに、指定した月の範囲だけを合計します。
今回は、次のような売上表を例に解説します。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| A列 | 日付 |
| B列 | 商品 |
| C列 | 単価 |
| D列 | 数量 |
| E列 | 金額 |
| G列 | 集計する月 |
| H列 | 月ごとの売上 |
A列には売上日、E列には単価と数量から求めた金額が入力されています。
G列に「4月」「5月」のような集計月を並べ、H列に各月の売上合計を表示していきます。

集計月には各月の1日を入力する
月別集計では、G列に次のような日付を入力します。
2026/4/1
2026/5/1
2026/6/1
2026/7/1
一見すると、4月1日や5月1日だけを集計するように見えるかもしれません。
しかし、これらの日付は、各月の集計範囲を指定するための基準日として使用します。
たとえば、G3セルに「2026/4/1」と入力されている場合は、
- 2026年4月1日以上
- 2026年5月1日未満
という条件を指定することで、4月分のデータを集計できます。
SUMIFS関数で月ごとの売上を集計する
集計月を用意したら、SUMIFS関数を使って月ごとの売上を求めます。
H3セルに、次の数式を入力します。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
この数式では、A列の日付がG3セルの月初日以上、かつ翌月の月初日未満に該当する行の金額を、E列から合計しています。

たとえば、G3セルに「2026/4/1」が入力されている場合は、次の期間が集計対象です。
2026年4月1日以上
2026年5月1日未満
つまり、4月1日から4月30日までの売上が集計されます。
4月分の結果が表示されたら、H3セルの数式を下方向へコピーします。
G列には各月の1日が入力されているため、5月、6月、7月の売上も自動で集計できます。
SUMIFS関数の数式を分解して確認する
SUMIFS関数の基本構文は、次のとおりです。
=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2)
今回の数式を分解すると、次のようになります。
| 数式の部分 | 意味 |
|---|---|
$E:$E |
合計する金額が入力されている範囲 |
$A:$A |
日付を確認する範囲 |
">="&G3 |
G3セルの日付以上 |
$A:$A |
2つ目の日付条件を確認する範囲 |
"<"&EDATE(G3,1) |
G3セルの1か月後の日付未満 |
同じA列に対して、月初以上と翌月月初未満の2つの条件を指定している点がポイントです。
月末日を直接指定する方法もありますが、月によって28日、29日、30日、31日と日数が異なります。
翌月の1日未満と指定すれば、月末日を個別に考える必要がありません。
SUMIFS関数で不等号を使うときの注意点
SUMIFS関数で日付の範囲を指定するときは、不等号の向きに注意しましょう。
今回の最初の条件は、
A列の日付がG3セルの日付以上
です。
そのため、数式では次のように記述します。
">="&G3
次のような書き方では、正しく条件を指定できません。
G3&"<="
数学の式のように考えると、
G3の日付 ≦ A列の日付
と書きたくなるかもしれません。
しかし、SUMIFS関数では条件範囲が先に指定されているため、条件部分は「条件範囲のセルがG3以上」と考えます。
したがって、不等号はセル参照より前に置きます。
">="&G3
また、不等号はダブルクォーテーションで囲み、セル参照とは&でつなぎます。
">="&G3
"<"&EDATE(G3,1)
日付条件で集計結果が0になる場合は、不等号の向きと&の位置を確認してみましょう。
集計月を「4月」と表示したい場合
G列に「2026/4/1」と表示されたままだと、4月1日だけの売上を集計しているように見えることがあります。
そこで、セルの中身は日付のままにして、表示だけを「4月」に変更します。
- 集計月のセルを選択
- [数値]グループ右下のボタンを選択
- [ユーザー定義]を選択
- 種類に
m"月"を入力 - [OK]を選択

表示形式を変更すると、セルには次のように表示されます。
4月
5月
6月
7月
ただし、セルの中身は「2026/4/1」などの日付データのままです。

そのため、見た目を月表示にしながら、SUMIFS関数やEDATE関数の日付条件にもそのまま利用できます。
なお、複数年のデータを並べる場合は、年が分かるように次の表示形式を使用すると安心です。
yyyy"年"m"月"
この場合は、「2026年4月」「2026年5月」のように表示されます。
同じ4月でも年が異なるデータを扱う場合は、月だけでなく年も表示しておくと、集計対象を間違えにくくなります。
EDATE関数で翌月の1日を求める
今回の数式では、翌月の1日を求めるためにEDATE関数を使用しています。
=EDATE(G3,1)
EDATE関数の基本構文は、次のとおりです。
=EDATE(開始日,月数)
3セルが「2026/4/1」の場合、EDATE(G3,1)の結果は「2026/5/1」です。
SUMIFS関数では、この日付を使って「2026年5月1日未満」という条件を指定します。翌月の1日未満とすることで、月末が28日・30日・31日のいずれでも同じ数式を使用できます。
DATE関数を使って月ごとに集計する方法
EDATE関数を使わず、DATE関数で月初日と翌月の月初日を作成する方法もあります。
たとえば、G1セルに年、G3セルに月を入力する場合は、次のように設定します。
| セル | 入力内容 |
|---|---|
| G1 | 2026 |
| G3 | 4 |
| G4 | 5 |
| G5 | 6 |
| G6 | 7 |
H3セルには、次の数式を入力します。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&DATE($G$1,G3,1),$A:$A,"<"&DATE($G$1,G3+1,1))
DATE関数の基本構文は、次のとおりです。
=DATE(年,月,日)
今回の最初の条件では、
DATE($G$1,G3,1)
と指定し、2026年4月1日を作成しています。
次の条件では、
DATE($G$1,G3+1,1)
と指定し、2026年5月1日を作成しています。
そのため、EDATE関数を使った場合と同じように、
- 2026年4月1日以上
- 2026年5月1日未満
のデータを集計できます。

EDATE関数とDATE関数のどちらを使う?
どちらの方法でも、月ごとの集計は可能です。
| 方法 | 集計月の入力例 | 特徴 |
|---|---|---|
| EDATE関数 | 2026/4/1 | 数式が比較的短く、年月を日付として管理できる |
| DATE関数 | 年を2026、月を4 | 年と月を別々に指定できる |
| DATE関数を直接入力 | 数式内に2026を指定 | 年が変わると数式の修正が必要 |
集計表を毎年使い回したい場合は、年を別セルに入力するDATE関数の方法も便利です。
一方、集計月を日付として並べて管理する場合は、EDATE関数を使うと数式を短くできます。
どちらが正解というわけではないため、表の作り方や使い慣れている関数に合わせて選びましょう。
年月の補助列を作って集計する方法
不等号を使った日付条件が分かりにくい場合は、元データに年月の補助列を追加する方法もあります。
たとえば、F列に「年月」という見出しを作り、F3セルに次の数式を入力します。
=TEXT(A3,"yyyy年m月")
下方向へコピーすると、A列の日付をもとに次のような年月が表示されます。
2026年4月
2026年4月
2026年5月
2026年5月
集計表のH3セルにも「2026年4月」と入力し、I3セルに次の数式を入力します。
=SUMIFS($E:$E,$F:$F,H3)
この方法では、F列の年月とH3セルの年月が一致する行だけを合計します。

日付の範囲を不等号で指定する必要がないため、数式の意味を確認しやすい点がメリットです。
ただし、補助列が1列増えるほか、TEXT関数の結果は日付ではなく文字列になります。
「2026年4月」と「2026年04月」のように文字列の表記が異なると一致しません。補助列と集計表の年月は、同じ表記にそろえましょう。
また、「4月」だけで集計すると、2026年4月と2027年4月が一緒に集計される可能性があります。複数年のデータを扱う場合は、年を含めて「2026年4月」のように表示するのがおすすめです。
Excelの月別集計を目的に合わせて応用する方法
SUMIFS関数の日付条件を使うと、月ごとの売上だけでなく、件数や商品別の集計にも応用できます。
ここからは、月別集計でよく使う方法を順番に紹介します。
COUNTIFS関数で月ごとの件数を集計する
売上金額ではなく、注文数や入力件数を数えたい場合は、COUNTIFS関数を使用します。
たとえば、A列の日付をもとに月ごとの件数を数える場合は、次の数式を入力します。
=COUNTIFS($A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))

この数式では、次の2つの条件に当てはまるA列のセルを数えています。
- G3セルの日付以上
- G3セルの1か月後の日付未満
G3セルが「2026/4/1」の場合は、2026年4月1日以上、2026年5月1日未満の日付を数えます。
つまり、4月に入力されているデータの件数を求められます。
SUMIFS関数とCOUNTIFS関数の違いは、次のとおりです。
| 関数 | 集計内容 |
|---|---|
| SUMIFS関数 | 条件に合う金額や数量を合計する |
| COUNTIFS関数 | 条件に合うデータの件数を数える |
SUMIFS関数では最初に合計対象範囲を指定しますが、COUNTIFS関数では合計対象範囲を指定しません。
今回の例では、A列の日付そのものを条件範囲として数えています。
なお、A列に空白があっても、日付条件に当てはまらないセルは件数に含まれません。
参考:
▶COUNTIFS 関数 |Microsoft サポート
月別・商品別にSUMIFS関数で集計する
月ごとの売上を、さらに商品別に分けて集計することもできます。
たとえば、次のような集計表を作成します。
| 集計月 | 商品A | 商品B | 商品C |
|---|---|---|---|
| 4月 | |||
| 5月 | |||
| 6月 |
元データでは、A列に日付、B列に商品名、E列に金額が入力されているものとします。
商品Aの4月分を集計する場合は、次の数式を入力します。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&$G3,$A:$A,"<"&EDATE($G3,1),$B:$B,H$2)
この数式では、次の3つの条件を指定しています。
- A列の日付がG3セルの日付以上
- A列の日付がG3セルの1か月後の日付未満
- B列の商品名がH2セルの商品名と一致する
すべての条件に当てはまる行の金額を、E列から合計します。

複合参照を使って数式をコピーする
商品別の集計表では、数式を右方向と下方向の両方へコピーします。
そのため、セル参照の固定方法がポイントです。
$G3
集計月が入力されているG列は固定し、行番号はコピー先に合わせて変わるようにします。
H$2
商品名が入力されている2行目は固定し、列はコピー先に合わせて変わるようにします。
このように指定すると、数式を右方向へコピーしたときは商品名が変わり、下方向へコピーしたときは集計月が変わります。
| 参照 | コピーしたときの動き |
|---|---|
$G3 |
G列を固定し、行だけ変わる |
H$2 |
2行目を固定し、列だけ変わる |
$G$3 |
列と行の両方を固定する |
G3 |
列と行の両方が変わる |
月別・商品別の集計表を作る場合は、複合参照を使うと、同じ数式を表全体にコピーできます。
月別・商品別のデータ件数を数える
商品ごとの売上金額ではなく、該当するデータの件数を数えたい場合は、COUNTIFS関数を使用します。
=COUNTIFS($A:$A,">="&$G3,$A:$A,"<"&EDATE($G3,1),$B:$B,H$2)
この数式では、日付と商品名の両方を条件にして件数を数えています。
たとえば、G3セルが4月、H2セルが商品Aの場合は、4月に商品Aが入力されている行数が結果として表示されます。
ただし、1行に数量が複数入力されている表では、この数式で求められるのは販売数量ではなく、データの行数です。

商品の合計数量を求めたい場合は、数量が入力されているD列を合計対象範囲として、SUMIFS関数を使用します。
=SUMIFS($D:$D,$A:$A,">="&$G3,$A:$A,"<"&EDATE($G3,1),$B:$B,H$2)
目的に応じて、次のように使い分けましょう。
| 求めたい内容 | 使用する関数 |
|---|---|
| 売上金額 | E列をSUMIFS関数で合計 |
| 販売数量 | D列をSUMIFS関数で合計 |
| 注文・入力された行数 | COUNTIFS関数で件数を数える |
月ごとの集計結果を別シートに表示する
元データと集計表を分けたい場合は、別シートを参照してSUMIFS関数を使用します。
たとえば、
- 元データのシート名:売上データ
- 集計表のシート名:月別集計
とします。
売上データシートでは、A列に日付、E列に金額が入力されているものとします。
月別集計シートのH3セルには、次の数式を入力します。
=SUMIFS(売上データ!$E:$E,売上データ!$A:$A,">="&G3,売上データ!$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
この数式では、売上データシートのA列を日付の条件範囲、E列を合計対象範囲として指定しています。
G3セルに「2026/4/1」が入力されている場合は、売上データシートから4月分の金額だけを合計します。

別シートに集計表を作ると、次のようなメリットがあります。
- 元データと集計結果を分けて管理できる
- 集計表だけを印刷しやすい
- 元データを追加すると集計結果も更新される
- 入力表が見やすくなる
なお、シート名に空白が含まれている場合は、シート名をシングルクォーテーションで囲みます。
たとえば、シート名が「売上 データ」の場合は、次のように指定します。
=SUMIFS('売上 データ'!$E:$E,'売上 データ'!$A:$A,">="&G3,'売上 データ'!$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))

月ごとの累計を計算する
月ごとの売上だけでなく、4月からの合計を順番に積み上げた累計を表示することもできます。
たとえば、H列に月別売上が入力されている場合は、I3セルに次の数式を入力します。
=SUM($H$3:H3)
この数式を下方向へコピーすると、次のように集計範囲が広がります。
=SUM($H$3:H3)
=SUM($H$3:H4)
=SUM($H$3:H5)
=SUM($H$3:H6)
そのため、結果は次のようになります。
| 集計月 | 月別売上 | 累計売上 |
|---|---|---|
| 4月 | 4月分 | 4月分 |
| 5月 | 5月分 | 4月+5月 |
| 6月 | 6月分 | 4月+5月+6月 |
| 7月 | 7月分 | 4月+5月+6月+7月 |
月別売上は各月だけの金額ですが、累計売上は開始月から当月までの合計です。

検索や集計の目的によって、月別と累計を混同しないようにしましょう。
前月までの累計に当月分を加える方法でも計算できます。
たとえば、I3セルに4月分の売上を表示し、I4セルに次の数式を入力します。
=I3+H4
ただし、最初のセルだけ数式が異なるため、同じ数式を下方向へコピーできるSUM($H$3:H3)の方が扱いやすいでしょう。
ピボットテーブルで月ごとに集計する
SUMIFS関数を使わず、ピボットテーブルで月ごとの売上を集計することもできます。
ピボットテーブルは、日付や商品名などの項目を配置するだけで集計表を作成できる機能です。
月別・商品別の集計内容を切り替えながら確認したい場合に向いています。
基本的な操作手順は次のとおりです。
- 元データ内のセルを選択します。
- [挿入]タブを開きます。
- [ピボットテーブル]を選択します。
- ピボットテーブルを作成する場所を指定します。

集計する表の範囲を確認し、ピボットテーブルの配置場所を選択します。 - 日付を[行]に配置します。
- 金額を[値]に配置します。
- 日付を月単位にグループ化します。

[行]に月、[値]に金額を配置すると、月ごとの売上を集計できます。
日付が1日ごとに表示されている場合は、ピボットテーブル内の日付を右クリックし、[グループ化]を選択します。
続いて、[月]を選択すると、月ごとの売上にまとめられます。
複数年のデータが含まれている場合は、[月]だけでなく[年]も選択しましょう。
月だけでグループ化すると、2026年4月と2027年4月が同じ4月として集計される場合があります。
商品別にも分けたい場合は、商品名を[列]または[行]に追加します。
たとえば、
- 行:年・月
- 列:商品名
- 値:金額の合計
と配置すると、月別・商品別の集計表を作成できます。
自動で月単位にまとまらない場合は、ピボットテーブル内の日付を右クリックし、[グループ化]から[月]を選択してください。

ピボットテーブルは大量データ専用ではなく、家計簿や少量の売上表でも利用できます。
ただし、元データを追加したあとは、ピボットテーブルの[更新]が必要です。
決まったセルに集計結果を表示し続けたい場合はSUMIFS関数、集計項目を入れ替えながら確認したい場合はピボットテーブルが使いやすいでしょう。
参考:
▶Excel ピボットテーブルで見やすい集計、分析にトライしよう! |Microsoft For Business
Power Queryで月ごとに集計する
毎月CSVファイルや別のExcelファイルからデータを取り込み、同じ集計を繰り返す場合は、Power Queryを使う方法もあります。
ただし、日付列をそのまま[グループ化]すると、月ごとではなく日付ごとに集計されます。
月ごとにまとめる場合は、先に日付から「月の開始日」や「年月」の列を作成し、その列を基準にグループ化します。
基本的な流れは次のとおりです。
- 元データをPower Queryに取り込む
- 日付列のデータ型を「日付」に変更する
- 日付列から「月の開始日」列を追加する
![Power Queryエディターで日付列を選択し、[列の追加]から[日付]、[月]、[月の開始日]を選ぶ手順](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAASwAAAEsAQAAAABRBrPYAAAAAnRSTlMAAHaTzTgAAAAiSURBVGje7cExAQAAAMKg9U9tCj+gAAAAAAAAAAAAAAB4GS20AAH/6QlrAAAAAElFTkSuQmCC)
日付列から[月の開始日]を追加すると、同じ月の日付を共通の月初日にそろえられます。 - 「月の開始日」列を選択して[グループ化]を開く
![Power Queryエディターで「月の開始日」列を選択し、[ホーム]タブの[グループ化]を選ぶ画面](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAASwAAAEsAQAAAABRBrPYAAAAAnRSTlMAAHaTzTgAAAAiSURBVGje7cExAQAAAMKg9U9tCj+gAAAAAAAAAAAAAAB4GS20AAH/6QlrAAAAAElFTkSuQmCC)
「月の開始日」列を選択して、[グループ化]を開きます。 - 「月の開始日」列を基準にグループ化する

グループ化する列に「月の開始日」、操作に[合計]、対象列に「金額」を指定します。 - 集計結果をExcelへ読み込む

月の開始日ごとに金額が合計され、月別売上の一覧が作成されました。
たとえば、2026年4月に含まれる日付は、すべて「2026/4/1」という月の開始日にまとめられます。
そのため、「月の開始」列を基準にグループ化すると、次のような月別集計表を作成できます。
| 月の開始 | 売上合計 |
|---|---|
| 2026/4/1 | 4月分の合計 |
| 2026/5/1 | 5月分の合計 |
| 2026/6/1 | 6月分の合計 |
商品別にも集計したい場合は、「月の開始」と「商品」の2列をグループ化の基準に指定します。
参考:
▶行のグループ化または要約 |Microsoft Learn
月別集計がうまくいかないときの確認ポイント
SUMIFS関数やピボットテーブルで月別集計がうまくいかない場合は、日付や条件の設定を確認しましょう。
日付が文字列になっている
見た目が「2026/4/1」でも、Excelが日付として認識していない場合があります。
日付が文字列のままだと、SUMIFS関数の日付条件やEDATE関数が正しく動作しないことがあります。
セルを選択して表示形式を変更しても見た目が変わらない場合や、セルの左上に緑色の三角形が表示されている場合は、文字列になっていないか確認しましょう。
専用ソフトなどから取り込んだ日付が「20260401」のような8桁の数字になっている場合は、Excelの日付へ変換してから集計します。
関連記事:
▶Excelで8桁の日付を変換する方法|yyyymmddとスラッシュ付き日付を相互変換
集計月が文字列になっている
集計表に「4月」と直接入力すると、文字列として扱われることがあります。
次の数式では、G3セルを日付として使用するため、G3セルには各月の1日を入力します。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
セルには「2026/4/1」と入力し、表示形式をm"月"に設定すると、日付のまま「4月」と表示できます。
不等号の向きが逆になっている
SUMIFS関数の条件は、条件範囲を左側に置いて考えます。
正しい書き方は次のとおりです。
">="&G3
次のようにセル参照を先にすると、正しい条件になりません。
G3&"<="
「A列の日付がG3以上」と読んで、不等号の向きを確認しましょう。
不等号とセル参照をつないでいない
SUMIFS関数で不等号とセル参照を組み合わせる場合は、&を使ってつなぎます。
">="&G3
"<"&EDATE(G3,1)
不等号だけをダブルクォーテーションで囲む点にも注意してください。
合計範囲と条件範囲の大きさが異なる
SUMIFS関数では、合計対象範囲と条件範囲の行数をそろえる必要があります。
たとえば、次のように範囲の開始行や終了行がずれていると、正しく集計できません。
=SUMIFS($E$3:$E$100,$A$2:$A$100,">="&G3)
範囲を限定する場合は、次のようにそろえます。
=SUMIFS($E$3:$E$100,$A$3:$A$100,">="&G3,$A$3:$A$100,"<"&EDATE(G3,1))
年を含めずに月だけで集計している
補助列に「4月」だけを作ると、複数年の4月がまとめて集計されることがあります。
複数年のデータを扱う場合は、次のように年を含めます。
=TEXT(A3,"yyyy年m月")
ピボットテーブルでグループ化する場合も、[月]だけでなく[年]を選択すると安心です。
ピボットテーブルを更新していない
元データに新しい行を追加しても、ピボットテーブルには自動で反映されないことがあります。
ピボットテーブル内を右クリックし、[更新]を選択してください。
元データの範囲外に新しい行を追加した場合は、データソースの範囲も確認しましょう。
元データをあらかじめテーブル化しておくと、行を追加したときに参照範囲が広がりやすくなります。
Excelで月ごとに集計するときのよくある質問
Excelで月ごとにまとめるには?
月ごとの合計を決まった位置に表示したい場合は、SUMIFS関数を使う方法が便利です。
たとえば、A列に日付、E列に金額、G3セルに集計する月の1日が入力されている場合は、次の数式で集計できます。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
月別・商品別など、集計項目を自由に切り替えたい場合は、ピボットテーブルも使いやすい方法です。
Excelで月ごとの件数を集計するには?
月ごとのデータ件数を数える場合は、COUNTIFS関数を使用します。
=COUNTIFS($A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
この数式では、G3セルの日付以上、かつ翌月の1日未満の日付を数えています。
なお、数量の合計を求めたい場合はCOUNTIFS関数ではなく、数量が入力されている列をSUMIFS関数で合計します。
Excelで月ごとの累計を求めるには?
月別売上がH列に入力されている場合は、次の数式で開始月から当月までの累計を求められます。
=SUM($H$3:H3)
下方向へコピーすると、4月分、4月から5月まで、4月から6月までというように、累計範囲が広がります。
集計月は「4月」と直接入力してもよいですか?
「4月」と直接入力すると、文字列として扱われることがあります。
SUMIFS関数の日付条件に使用する場合は、セルに「2026/4/1」のような各月の1日を入力し、表示形式を次のように設定する方法がおすすめです。
m月
画面上は「4月」と表示されますが、セルの中身は日付のままなので、SUMIFS関数やEDATE関数に利用できます。
複数年のデータを扱う場合は、次の表示形式にすると年も確認できます。
yyyy年m月
SUMIFS関数とMONTH関数を組み合わせて集計できますか?
SUMIFS関数の条件範囲に、MONTH(A:A)のような計算結果をそのまま指定する方法は基本的に使えません。
MONTH関数を利用する場合は、元データに月番号の補助列を作り、その列をSUMIFS関数の条件範囲にします。
ただし、月番号だけでは2026年4月と2027年4月がどちらも「4」になるため、複数年のデータがまとめて集計される可能性があります。
そのため、基本的には月初以上・翌月の月初未満という日付範囲を指定する方法がおすすめです。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
補助列を作る場合も、「4月」だけではなく「2026年4月」のように年を含めましょう。
「SUMIFS MONTH 組み合わせ」という関連検索にも、こちらの方が正確に答えられます。
EDATE関数とDATE関数ではどちらを使えばよいですか?
どちらでも月ごとの集計はできます。
集計月を日付として入力する場合は、EDATE関数を使うと数式を短くできます。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
年と月を別々のセルに入力したい場合は、DATE関数が使いやすいです。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&DATE($G$1,G3,1),$A:$A,"<"&DATE($G$1,G3+1,1))
使い慣れている関数や、集計表の形式に合わせて選んで問題ありません。
SUMIFS関数とピボットテーブルではどちらが簡単ですか?
毎月決まった位置に集計結果を表示したい場合は、SUMIFS関数が使いやすいです。
一方、商品別や担当者別など、項目を入れ替えながら集計したい場合は、ピボットテーブルが便利です。
目安としては、次のように使い分けられます。
| やりたいこと | 向いている方法 |
|---|---|
| 決まった形式で月別集計する | SUMIFS関数 |
| 月ごとの件数を数える | COUNTIFS関数 |
| 月別・商品別に集計する | SUMIFS関数またはピボットテーブル |
| 集計項目を変更しながら確認する | ピボットテーブル |
| 毎月同じデータ加工を繰り返す | Power Query |
ピボットテーブルで月ごとにまとまらないのはなぜですか?
日付列が文字列になっていると、月単位でグループ化できないことがあります。
元データの日付がExcelの日付として認識されているか確認しましょう。
また、ピボットテーブル内の日付が1日ごとに表示されている場合は、日付を右クリックして[グループ化]を選び、[月]を指定します。
複数年のデータがある場合は、[月]と[年]の両方を選択すると、年ごとに分けて集計できます。
月別集計を実務で使いこなしたい方へ
SUMIFS関数の仕組みが分かっても、
「条件が増えると数式を組み立てられない」
「商品別や担当者別の集計にも応用したい」
と感じることはありませんか?
Udemyの「Excelマスターコース~実務応用編~」では、SUMIFS関数をはじめ、データ集計で使う関数やピボットテーブルを、練習用ファイルを使いながら学べます。
月別集計だけでなく、実務で使える集計方法をまとめて身につけたい方は、講座内容を確認してみてください。
▶【時短】集計作業の実務でエクセルを使いこなしたいあなたへ!「Excelマスターコース~実務応用編~」(Udemy)
※本リンクはUdemyアソシエイトリンク(PR)です。
まとめ:目的に合った方法で月ごとに集計しよう
Excelで月ごとに集計する場合は、SUMIFS関数で日付の範囲を指定する方法が便利です。
基本の数式は、次のとおりです。
=SUMIFS($E:$E,$A:$A,">="&G3,$A:$A,"<"&EDATE(G3,1))
集計月には各月の1日を入力し、表示形式をm月に設定すると、「4月」「5月」のように見やすく表示できます。
月別集計では、次のように方法を使い分けましょう。
- 月ごとの合計を求める:SUMIFS関数
- 月ごとの件数を数える:COUNTIFS関数
- 月別・商品別に集計する:SUMIFS関数またはピボットテーブル
- 毎月同じデータを取り込んで集計する:Power Query
- 不等号を使った条件が分かりにくい:TEXT関数で年月の補助列を作成する
SUMIFS関数の日付条件では、不等号の向きにも注意が必要です。
">="&G3
のように、条件範囲のセルがG3以上になると考えると分かりやすくなります。
また、月末日は月によって日数が異なるため、「当月の月初以上・翌月の月初未満」と指定すると、2月や30日までしかない月でも同じ数式を使えます。
まずはSUMIFS関数で基本の月別集計を作成し、必要に応じて件数、商品別、別シート、ピボットテーブルなどへ広げてみてください。
【関連記事】
- Excelで日付から月だけ抽出する方法|年度・曜日・年月表示も解説
- Excelで8桁の日付を変換する方法|yyyymmddとスラッシュ付き日付を相互変換
- エクセルで31日がない月を自動で非表示にする方法|IF関数でカレンダーを見やすく!
- エクセルで土日・祝日に自動で色を付ける方法|条件付き書式で表・カレンダーを見やすく!
※外部リンク※
- Excel SUMIFS 関数で複雑な集計に対応! 便利な使い方解説 |Microsoft For Business
- Excel ピボットテーブルで見やすい集計、分析にトライしよう! |Microsoft For Business
- 行のグループ化または要約 |Microsoft Learn
Excelの集計方法を本でじっくり確認したい方へ
- Excel 集計・抽出テクニック大全集[改訂新版](Amazon)
集計や抽出の方法を、必要な項目から辞書のように確認したい方に。 - Excel最強集計術(Amazon)
実務での集計作業を効率化する考え方や使い分けを学びたい方に。
※本リンクはAmazonアソシエイトリンク(PR)です。
くわしくは プライバシーポリシー へ。
