Excelで図形を一括選択する方法|範囲選択・ショートカット・できない時の対処法

Excelで図形を一括選択する方法|範囲選択・ショートカット・できない時の対処法

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Excelで図形や画像を操作していると、

「複数の図形をまとめて選択したい」
「1つずつCtrlキーを押しながらクリックするのが大変」
「図形をドラッグで囲んで一括選択したい」

と感じることがあります。

Excelでは、Ctrl・Shiftキーを使って複数選択するほか、[オブジェクトの選択]で範囲を囲んだり、シート上のオブジェクトをまとめて選択したりすることもできます。

ただし、選択したい図形の数や配置によって、使いやすい方法は異なります。

この記事では、Excelで図形やオブジェクトを一括選択する方法を初心者向けに紹介します。

グループ化するために複数の図形を選びたい場合や、図形を一括選択できないときの確認ポイントもあわせて解説します。


やりたいことリスト


Excelで図形を一括選択する5つの方法

Excelで複数の図形をまとめて移動したり、削除したり、グループ化したりしたいときは、図形を一括選択すると便利です。

図形の数が少ない場合と、シート上にある図形をすべて選びたい場合では、使いやすい方法が異なります。

ここでは、Excelで図形や画像などのオブジェクトを複数選択する方法を5つ紹介します。


Ctrl・Shiftキーを押しながら図形を複数選択する

選択したい図形が数個だけであれば、CtrlキーまたはShiftキーを押しながらクリックする方法が簡単です。

  1. 1つ目の図形をクリックします。
  2. CtrlキーまたはShiftキーを押したまま、追加したい図形をクリックします。
    ExcelでCtrlキーやShiftキーを押しながら複数の図形を選択した状態
    CtrlキーやShiftキーを押しながらクリックすると、複数の図形を選択できます。
  3. 必要な図形をすべて選択するまで繰り返します。

複数の図形を選択すると、それぞれの図形の周囲に選択を示すハンドルが表示されます。

選択した図形は、そのまままとめて移動したり、サイズを変更したり、グループ化したりできます。

また、選択済みの図形をもう一度CtrlキーやShiftキーを押しながらクリックすると、選択対象から外せます。

そのため、

  • 3~4個の図形だけ選びたい
  • 離れた場所にある図形を選びたい
  • 必要な図形だけを細かく指定したい

といった場合に向いています。

一方、図形が数十個あるような場合は、1つずつクリックするのは大変です。

その場合は、次に紹介する一括選択方法を使うと効率よく操作できます。


[オブジェクトの選択]で範囲をドラッグして一括選択する

一定の範囲にある図形をまとめて選択したい場合は、[オブジェクトの選択]が便利です。

[オブジェクトの選択]を有効にすると、通常のセル選択ではなく、図形や画像などのオブジェクトをドラッグして囲めるようになります。

  1. [ホーム]タブを開きます。
  2. [検索と選択]をクリックします。
  3. [オブジェクトの選択]を選びます。
    Excelで[オブジェクトの選択]を使い、ドラッグした範囲内の複数図形をまとめて選択する例
    [ホーム]→[検索と選択]→[オブジェクトの選択と表示]を選択します。
  4. マウスポインターが矢印に変わったら、選択したい図形を囲むようにドラッグします。
    Excelで[オブジェクトの選択]を使い、ドラッグした範囲内の複数図形をまとめて選択する例
    ドラッグで囲んだ範囲内の図形をまとめて選択できます。

囲んだ範囲にある図形がまとめて選択されます。

たとえば、同じ場所に配置した複数の図形をまとめて移動したい場合や、グループ化する前に一括選択したい場合に便利です。

ただし、選択したくない図形まで囲んでしまうことがあります。

その場合は、Ctrlキーを押しながら不要な図形をクリックして、選択から外すと調整できます。

また、[オブジェクトの選択]を使っている間はセルを通常どおり選択できません。

操作が終わったら、Escキーを押すなどして通常の状態へ戻しておきましょう。


図形を1つ選択してCtrl+Aですべてのオブジェクトを選択する

シート上にある図形や画像などをまとめて選択したい場合は、Ctrl+Aを使う方法が手軽です。

ポイントは、先に図形を1つ選択しておくことです。

  1. シート上の図形や画像を1つクリックします。
  2. Ctrl+Aを押します。

すると、同じシート上にある図形や画像などのオブジェクトがまとめて選択されます。

不要な図形をまとめて削除したいときや、シート内のオブジェクトを一度に確認したい場合に便利です。

ただし、セルを選択した状態でCtrl+Aを押すと、セル範囲を選択する操作になります。

そのため、

Ctrl+Aを押したのに図形が選択されない

という場合は、先に図形を1つクリックしてから試してみてください。

また、シート上にボタンや画像などがある場合、それらも一緒に選択されることがあります。

一括削除する場合は、必要なオブジェクトまで消さないよう注意しましょう。


[オブジェクトの選択と表示]で一覧から複数選択する

図形が重なっていたり、小さくてクリックしにくかったりする場合は、[オブジェクトの選択と表示]を使うと便利です。

[オブジェクトの選択と表示]では、シート上にある図形や画像などを一覧で確認できます。

  1. [ホーム]タブを開きます。
  2. [検索と選択]をクリックします。
  3. [オブジェクトの選択と表示]を選びます。
    Excelで[オブジェクトの選択]を使い、ドラッグした範囲内の複数図形をまとめて選択する例
    ドラッグで囲んだ範囲内の図形をまとめて選択できます。

画面の右側に選択ウィンドウが表示されます。

Excelの選択ウィンドウを使って、重なった小さな図形を一覧から選択している画面

一覧からオブジェクト名をクリックすると、該当する図形を選択できます。

複数選択したい場合は、Ctrlキーを押しながら必要なオブジェクトをクリックします。

Excelの選択ウィンドウで複数の図形やテキストボックスを一覧から選択している画面
選択ウィンドウでは、一覧から図形を選択したり、表示・非表示を切り替えたりできます。

この方法は、

  • 図形同士が重なっている
  • 背面にある図形を選択したい
  • どこにあるのか分かりにくい図形を探したい
  • 必要な図形だけを一覧から選びたい

といった場面に向いています。

また、選択ウィンドウではオブジェクトの表示・非表示を切り替えられるため、図形が多いシートを整理するときにも役立ちます。


Ctrl+GまたはF5からオブジェクトをまとめて選択する

シート上にあるオブジェクトをまとめて選択する方法として、[ジャンプ]機能を使う方法もあります。

  1. Ctrl+GまたはF5を押します。
  2. [ジャンプ]画面で[セル選択]をクリックします。
  3. [オブジェクト]を選択します。
  4. [OK]をクリックします。

アクティブなシート上にある図形や画像などのオブジェクトがまとめて選択されます。

Ctrl+Aと似ていますが、

「セルではなくオブジェクトを選択する」

という操作を画面上で確認しながら実行できるため、ショートカットの挙動に慣れていない場合にも使いやすい方法です。

また、

  • ファイルが重くなった
  • 不要な画像が残っていないか確認したい
  • シート上にどれくらいオブジェクトがあるのか確認したい

といった場合にも活用できます。

ただし、必要な画像やボタンなども選択される可能性があります。

Deleteキーで一括削除する前に、残しておきたいオブジェクトが含まれていないか確認しておきましょう。

Microsoft公式でも、[ジャンプ]から[オブジェクト]を選択し、作業中のワークシートにあるオブジェクトをまとめて選択する方法が紹介されています。
Ctrl+Gでオブジェクトを選択する手順をMicrosoft公式で確認する

Excelの図形を一括選択するときの使い分けと注意点

Excelには図形を複数選択する方法がいくつかあります。

どの方法が一番よいかは、選択したい図形の数や配置によって異なります。

ここでは、状況別の使い分けや、一括選択したあとにできる操作について紹介します。


どの一括選択方法を使えばいい?状況別に比較

図形の選択方法は、次のように使い分けると便利です。

やりたいこと おすすめの方法
数個の図形だけ選びたい Ctrl・Shift+クリック
一定範囲にある図形をまとめて選びたい [オブジェクトの選択]+ドラッグ
シート上のオブジェクトをすべて選びたい 図形を1つ選択→Ctrl+A
重なった図形や必要なものだけ選びたい [オブジェクトの選択と表示]
オブジェクトをまとめて確認したい Ctrl+G/F5→[オブジェクト]

たとえば、グループ化したい図形が4つだけであれば、Ctrlキーを押しながらクリックする方法が手軽です。

一方、数十個の画像をまとめて削除したい場合に、1つずつクリックするのは効率的ではありません。

その場合はCtrl+Aや[ジャンプ]からオブジェクトを選択する方が簡単です。

「一括選択」といっても、すべてを選ぶ方法だけではありません。

必要な図形の数や位置に合わせて選択方法を使い分けると、操作しやすくなります。


一括選択した図形をグループ化する

複数の図形を一括選択したあと、そのままグループ化できます。

グループ化すると、複数の図形を1つの図形のように扱えるため、まとめて移動したりサイズを変更したりしやすくなります。

複数の図形を選択した状態で、

[図形の書式]→[グループ化]→[グループ化]

を選択します。

Excelの[図形の書式]タブから[グループ化]を選択する画面

図形をグループ化できない場合や、グループを解除する方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

エクセルで図形をグループ化する方法|できない・解除・一括選択も解説


図形を複数選択できないときの確認ポイント

Ctrlキーを押しながらクリックしても図形を選択できない場合や、[オブジェクトの選択]でうまく選べない場合があります。

そのときは、次の点を確認してみてください。

図形内の文字を編集中になっていないか

図形をダブルクリックしたあとなどは、図形そのものではなく文字を編集する状態になっていることがあります。

Escキーを押して文字編集を終了してから、もう一度図形をクリックしてください。

シートが保護されていないか

シートの保護設定によっては、図形などのオブジェクトを編集できないことがあります。

[校閲]タブからシートの保護状態を確認してみてください。

Excelでシート保護が有効になり、図形などのオブジェクトを選択できない状態と[シート保護の解除]ボタン
シートが保護されていると、図形などのオブジェクトを選択・編集できない場合があります。

図形がグループ化されていないか

複数の図形がすでにグループ化されている場合、クリックするとグループ全体が選択されます。

個別の図形を編集したい場合は、グループを解除するか、グループ内の図形を個別に選択します。

Excelで複数の図形をグループ化してひとつのまとまりとして選択した状態

図形が重なっていないか

複数の図形が重なっていると、クリックだけでは目的の図形を選べないことがあります。

その場合は[オブジェクトの選択と表示]を開き、一覧から目的の図形を選択すると分かりやすくなります。


不要な図形や画像を一括削除するとファイルが軽くなる場合もある

Excelファイルを長く使っていると、気づかないうちに図形や画像、ボタンなどのオブジェクトが増えている場合があります。

特に、

  • コピー&貼り付けを何度も行った
  • マクロ用のボタンを繰り返し作成した
  • 不要になった画像を削除し忘れた
  • シートを複製して使い続けている

といったファイルでは、不要なオブジェクトが残っていることがあります。

オブジェクトが大量にあると、ファイルサイズが大きくなったり、Excelの動作が重くなったりする原因のひとつになることもあります。

シート上のオブジェクトを確認する場合は、

  • 図形を1つ選択してCtrl+A
  • Ctrl+GまたはF5→[セル選択]→[オブジェクト]
  • [オブジェクトの選択と表示]

などを使うと便利です。

私自身も以前、Excelでマクロボタンが意図せず増えてしまい、後から整理することになった経験があります。

そのときの体験については、noteでも紹介しています。

マクロボタンが増殖してしまったときの体験談

ただし、オブジェクトを一括選択してDeleteキーを押すと、必要な画像やボタンもまとめて削除されます。

削除する前に、残しておきたいものが含まれていないか確認しましょう。


図形の一括選択に関するよくある質問

Excelで図形を一括で選択するには?

シート上の図形をすべて選択したい場合は、図形を1つクリックしたあとCtrl+Aを押す方法が簡単です。

一定範囲の図形だけを選択したい場合は、[ホーム]→[検索と選択]→[オブジェクトの選択]を選び、対象の図形を囲むようにドラッグします。


Excelで図形を一括選択するショートカットは?

図形を1つ選択した状態でCtrl+Aを押すと、シート上のオブジェクトをまとめて選択できます。

また、Ctrl+GまたはF5を押して[セル選択]→[オブジェクト]を選択する方法もあります。


Excelで図形を一括選択する矢印の出し方は?

[ホーム]→[検索と選択]→[オブジェクトの選択]をクリックします。

マウスポインターがオブジェクト選択用の矢印に変わり、ドラッグして複数の図形を囲めるようになります。


Excelで図形を範囲指定して選択するには?

[オブジェクトの選択]を有効にしてから、選択したい図形を囲むようにドラッグします。

囲んだ範囲にある図形をまとめて選択できます。


図形を一括選択したあとグループ化するには?

図形を複数選択した状態で[図形の書式]→[グループ化]→[グループ化]を選択します。


Excelには、知っているだけで作業がぐっと楽になる機能がたくさんあります。

「毎回同じ操作に時間がかかる」「もっと効率よくExcelを使えるようになりたい」と感じている方は、基本から少しずつ覚えていくのがおすすめです。

独学で無理なく続けるコツや、何から勉強すればよいのかはこちらの記事で紹介しています。

エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介


Excelで図形を一括選択する方法は、1つだけではありません。

選択したい図形の数や位置に合わせて、次のように使い分けると便利です。

  • 少数の図形だけ選ぶ
    → Ctrl・Shiftキーを押しながらクリック
  • 一定範囲の図形をまとめて選ぶ
    → [オブジェクトの選択]でドラッグ
  • シート上のオブジェクトをまとめて選ぶ
    → 図形を選択してCtrl+A、または[ジャンプ]の[オブジェクト]を利用
  • 重なった図形や必要なものだけ選ぶ
    → [オブジェクトの選択と表示]を利用

特に図形が多いシートでは、1つずつクリックするよりも、範囲選択や一覧からの選択を使った方が効率よく操作できます。

一括選択した図形は、そのまま移動・削除したり、グループ化したりすることも可能です。

一方で、図形内の文字を編集中だったり、シートが保護されていたりすると、思うように選択できない場合があります。

「図形を選べない」ときは、操作方法だけでなく、現在どの状態になっているのかも確認してみてください。


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