エクセルで図形をグループ化する方法|できない・解除・一括選択も解説

エクセルで図形をグループ化する方法|できない・解除・一括選択も解説

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Excelで図形や画像を組み合わせていると、

「複数の図形をまとめて動かしたい」
「図形をひとつずつ選択するのが大変」
「グループ化のボタンが押せない」

と困ることがあります。

そんなときに便利なのが、Excelのグループ化です。

グループ化すると、複数の図形や画像をひとまとまりとして扱えるため、まとめて移動したり、サイズを変更したりできます。

私もブログ用の図解やマニュアル内の画像を作るときに、複数の図形やスクリーンショットをまとめるためによく利用しています。

ただし、小さな図形をうまく選択できなかったり、グループ化したあとに拡大・縮小して文字や位置が少しずれたりすることもあります。

この記事では、

  • 図形をグループ化する基本的な方法
  • グループ化のショートカットキーについて
  • 複数の図形を一括で選択する方法
  • グループ化できないときの確認ポイント
  • 拡大・縮小するとずれる場合の対処法

について、Excel初心者向けにわかりやすく解説します。


目次

やりたいことから探す


エクセルで図形をグループ化する方法

Excelでは、複数の図形や画像を選択してグループ化すると、ひとつのまとまりとして操作できるようになります。

たとえば、四角形・矢印・説明文などを組み合わせて図解を作った場合、それぞれを別々に動かす必要がありません。

Microsoftでも、グループ化すると複数の図形や画像などを、ひとつのオブジェクトのようにまとめて移動・回転・サイズ変更できると案内しています。


複数の図形を選択してグループ化する基本手順

まずは、基本的なグループ化の方法を確認しましょう。

  1. グループ化したい図形を1つ選択します。
  2. Ctrlキーを押したまま、ほかの図形を順番にクリックします。

    ExcelでCtrlキーやShiftキーを押しながら複数の図形を選択した状態
    CtrlキーやShiftキーを押しながらクリックすると、複数の図形を選択できます。
  3. 複数の図形が選択されたことを確認します。
  4. [図形の書式]タブを開きます。
  5. [グループ化]をクリックします。
  6. もう一度[グループ化]を選択します。
    Excelの[図形の書式]タブから[グループ化]を選択する画面

これで、複数の図形がひとつのグループになります。

Excelで複数の図形をグループ化してひとつのまとまりとして選択した状態
グループ化すると、複数の図形をひとまとまりとして移動・サイズ変更できます。

グループ化した図形をドラッグすると、選択した図形をまとめて移動できます。

画像と図形を組み合わせている場合は、選択しているオブジェクトによって[図形の書式]または[図の形式]などのタブが表示されることがあります。

Excelで複数の図形を選択し右クリックメニューから[グループ化]を選ぶ画面
右クリックメニューから[グループ化]を選択することもできます。

Microsoft公式でも、WindowsではCtrlキーを押しながら複数の図形や画像を選択し、グループ化する方法が案内されています。

なお、Mac版ExcelではCommandキーを押しながらグループ化したい図形や画像を選択します。


Excelで図形をグループ化するショートカットキーはある?

Excelでは、Ctrl+Gのような図形グループ化専用のショートカットキーは用意されていません
Ctrl+G は[ジャンプ]、Ctrl+Shift+G は[ブックの統計情報]に割り当てられています。
図形をグループ化するときは、[図形の書式]→[グループ化]→[グループ化]から操作するのが確実です。

WordやPowerPointなど、Officeアプリによってショートカットの割り当てが異なるため注意してください。


たくさんの図形を一括で選択してグループ化する

図形が2~3個程度なら、Ctrlキーを押しながらクリックしてもそれほど大変ではありません。

しかし、図解などで図形の数が増えると、

「1つ選択し忘れた」
「小さな矢印をクリックしたら別の図形を選んでしまった」

といったことがあります。

その場合は、[オブジェクトの選択]や[選択ウィンドウ]を利用する方法もあります。

[オブジェクトの選択]を使う

オブジェクトの選択は
[ホーム]タブ→[検索と選択]メニュー→[オブジェクトの選択]を選択します。
Excelの[ホーム]タブから[検索と選択]→[オブジェクトの選択]を開いた画面

Excelで[オブジェクトの選択]を使い、ドラッグした範囲内の複数図形をまとめて選択する例
ドラッグで囲んだ範囲内の図形をまとめて選択できます。

[オブジェクトの選択]を使っている間は、通常のようにセルをクリックして選択できません。
図形の選択が終わったらEscキーを押すと、通常のセル選択へ戻れます。

Excelで[オブジェクトの選択]を有効にしてセルの選択や編集ができない状態
[オブジェクトの選択]が有効な間は、通常のセル選択や編集ができません。
Excelの[オブジェクトの選択]がオンとオフの場合のアイコン表示を比較した画面
[オブジェクトの選択]は、アイコンの表示からオン・オフの状態を確認できます。

[選択ウィンドウ]を使う

[ホーム]タブ→[検索と選択]メニュー→[オブジェクトの選択と表示]を選択します。

Excelの[ホーム]タブから[検索と選択]→[オブジェクトの選択と表示]を開く画面

画面右側に選択ウィンドウが表示され、オブジェクトの選択や表示・非表示の設定ができるようになります。

Excelの選択ウィンドウで複数の図形やテキストボックスを一覧から選択している画面
選択ウィンドウでは、一覧から図形を選択したり、表示・非表示を切り替えたりできます。

図形同士が重なっている場合や、小さな矢印などをマウスでクリックしにくい場合にも便利です。

Tabキーを利用する

Microsoftでも、重なったオブジェクトの選択にはTabキーやShift+Tabキーを使って順番に選択する方法などが案内されています。

図形が多い場合は、無理に1つずつクリックするより、こうした選択機能を利用したほうがミスを減らせます。

私もブログ用の図解を作るとき、小さな図形をCtrlキーを押しながら選択している途中で別の場所をクリックしてしまい、最初からやり直すことがあります。

図形の数が多いほど、選択方法を変えたほうが作業しやすくなります。


グループ化した図形を解除する方法

グループ化した図形は、必要に応じて元の状態へ戻せます。

  1. グループ化されている図形を選択します。
  2. [図形の書式]を開きます。
  3. [グループ化]をクリックします。
  4. [グループ解除]を選択します。
    Excelの[図形の書式]タブから[グループ解除]を選択する画面

これで、それぞれの図形を個別に操作できる状態へ戻ります

「少しだけ位置を直したい」というときに、いったんグループを解除して修正し、再度グループ化することもできます。


グループ化したまま一部の図形を編集する方法

グループ化すると、すべての図形を解除しなければ編集できないように思えるかもしれません。

しかし、グループ化したままでも、グループ内の特定の図形を選択できます。

まずグループ全体をクリックし、そのあと編集したい図形をもう一度クリックします。

目的の図形だけが選択された状態になれば、その図形だけを移動したり、色などを変更したりできます。

Excelでグループ化した図形の一部だけを選択して位置やサイズを変更する例
グループ化したままでも、個別の図形を選択して編集できます。

複数の図形を選択したい場合は、CtrlキーやShiftキーを押しながら選択することもできます。Microsoft公式でも、グループ内の個別オブジェクトを選択する方法が案内されています。

ちょっとした修正であれば、

グループ解除 → 修正 → 再度グループ化

を繰り返さなくてもよいので便利です。


エクセルで図形をグループ化できない・ずれるときの対処法

図形をグループ化しようとしても、

「グループ化がグレーアウトしている」
「複数の図形を選択できない」
「グループ化したら位置がずれた」

といったことがあります。

ここからは、グループ化がうまくいかない場合の確認ポイントを紹介します。


グループ化がグレーアウトして選択できないとき

[グループ化]がグレーになってクリックできない場合は、まず複数の図形が選択されているか確認しましょう。

グループ化するには、2つ以上の図形や画像などを選択する必要があります。

Microsoft公式でも、複数のオブジェクトを選択していない場合はグループ化ボタンが有効にならないと案内されています。

たとえば、

  • 図形を1つしか選択していない
  • 途中で図形の選択が解除された
  • 図形ではなくセルが選択されている

といった状態になっていないか確認してください。

図形が1つしか選択していないため、[グループ化]を選択できない様子。
図形を1つしか選択していない場合などは、[グループ化]を選択できません。

また、シートが保護されている場合など、オブジェクトの編集が制限されていないかも確認してみましょう。

Excelでシート保護が有効になり、図形などのオブジェクトを選択できない状態と[シート保護の解除]ボタン
シートが保護されていると、図形などのオブジェクトを選択・編集できない場合があります。

まずは通常のシートで図形を2つ挿入し、その2つがグループ化できるか試してみると、原因を切り分けやすくなります。


小さな図形や重なった図形をうまく選択できないとき

矢印や小さな丸などを組み合わせていると、目的の図形をクリックできないことがあります。

特に図形同士が重なっていると、

「下にある図形を選びたいのに、上の図形ばかり選ばれる」

ということがあります。

その場合は、[選択ウィンドウ]を利用すると便利です。

Excelの選択ウィンドウを使って、重なった小さな図形を一覧から選択している画面
小さな図形や重なった図形は、選択ウィンドウから選ぶと目的のオブジェクトを見つけやすくなります。

また、上にあるオブジェクトを選択した状態からTabキーを押すと、別のオブジェクトへ選択を移すこともできます。

逆方向へ移動したい場合はShift+Tabを使用します。

小さな図形を無理に何度もクリックするより、一覧やキーボードを使って選択したほうが作業しやすい場合があります。


グループ化した図形を拡大・縮小するとずれるとき

グループ化した図形は、周囲に表示されるサイズ変更ハンドルをドラッグしてまとめて拡大・縮小できます。

ただし、複数の図形や文字を組み合わせた図解では、サイズを大きく変更したあとに、

  • 図形内の文字の見え方が変わった
  • 文字と図形のバランスが変わった
  • 図形同士の位置が少し気になる

と感じることがあります。

私自身もブログ用の画像を作るとき、完成後にグループ全体を大きく拡大・縮小した結果、図形や図形内の文字を微調整することがあります。

Excelでグループ化した複数の図形を拡大・縮小したときの見え方を比較した例
グループ全体を大きく拡大・縮小すると、図形や文字のバランスが変わって見えることがあります。

そのため、できるだけグループ化する前に、最終的に使うサイズに近い状態まで整えておくのがおすすめです。

また、縦方向や横方向だけを大きく変更すると全体の比率が変わってしまいます。

元の縦横比を保ちたい場合は、[縦横比を固定する]設定を利用すると形を保ちやすくなります。

Excelの[図形の書式設定]で[縦横比を固定する]をオンにし、グループ化した図形の比率を保つ設定画面
[縦横比を固定する]をオンにすると、グループ全体の縦横比を保ったままサイズ変更しやすくなります。

特に文字入りの図解を作る場合は、

  1. 各図形のサイズを調整する
  2. 文字サイズや配置を調整する
  3. 図形同士の位置を整える
  4. 最後にグループ化する

という順番で作っておくと、あとから大きく修正する手間を減らせます。


グループ化した図形がセルや行・列の変更でずれるとき

図形をグループ化していても、Excel上での位置が絶対に変わらなくなるわけではありません。

たとえば、

  • 行の高さを変更した
  • 列幅を変更した
  • 行や列を挿入・削除した
  • 別のPCでファイルを開いた
  • 印刷すると位置が変わった

といった場合は、図形の配置がずれて見えることがあります。

この場合は、グループ化そのものではなく、図形の配置設定やセルとの関係を確認する必要があります。

図形がずれる原因や[セルに合わせて移動やサイズ変更をする]などの設定については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

エクセルで図形がずれる原因と対処法|印刷・別PC・開くたびにずれる場合も解説

「グループ化したのにずれる」という場合は、あわせて確認してみてください。


複数の図形を「くっつける」場合もグループ化でよい?

Excelで、

「2つの図形をくっつけたい」
「複数の図形をひとつにまとめたい」

という場合、まとめて移動・サイズ変更したいのであれば、グループ化を使えばOKです。

ただし、グループ化しても元の図形が完全に1つの図形になるわけではありません。

それぞれの図形は個別のオブジェクトとして残ったまま、ひとまとまりとして操作できる状態になります。

なお、PowerPointには複数の図形を接合・切り出しなどで新しい形にする[図形の結合]機能があります。Microsoft公式でもPowerPointの機能として案内されています。

Excelで図形そのものを結合したい場合の代用方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

Excelには図形の結合がない?初心者でもできる代用テクニックまとめ

単純に「複数の図形をまとめて扱いたい」のであれば、まずはグループ化を利用するのが簡単です。



よくある質問(FAQ)

エクセルで図形をグループ化するにはどうすればよいですか?

グループ化したい図形を複数選択し、[図形の書式]→[グループ化]→[グループ化]を選択します。

Windowsでは、Ctrlキーを押しながら図形をクリックすると複数選択できます。


エクセルで図形を一括でグループ化できますか?

はい。まとめたい図形を複数選択してからグループ化できます。

図形の数が多い場合は、[ホーム]→[検索と選択]→[オブジェクトの選択]や[選択ウィンドウ]を利用すると選びやすくなります。


Ctrl+Gでグループ化できないのはなぜですか?

ExcelではCtrl+Gを押すと[ジャンプ]が開きます。

WordやPowerPointなどではグループ化のショートカットとして案内される場合がありますが、Excelではショートカットの割り当てが異なります。

図形をグループ化するときは、[図形の書式]から操作するのが確実です。


グループ化のボタンがグレーになって押せないのはなぜですか?

図形を1つしか選択していない場合などは、[グループ化]を選択できません。

Ctrlキーを押しながら2つ以上の図形を選択できているか確認してください。

シートが保護されている場合などは、オブジェクトを編集できる状態かどうかも確認しましょう。


グループ化した図形を解除するにはどうすればよいですか?

グループ化した図形を選択し、[図形の書式]→[グループ化]→[グループ解除]を選択します。

ExcelではCtrl+Shift+Gは別の機能に割り当てられているため、メニューから解除する方法が確実です。


グループ化した図形を拡大・縮小するとずれることはありますか?

複数の図形や文字を組み合わせた場合、サイズを大きく変更すると文字や図形のバランスが変わって見えることがあります。

できるだけ最終的に使用するサイズへ調整してからグループ化し、必要以上に大きな拡大・縮小をしない方が調整しやすくなります。


図形を「くっつける」場合もグループ化でよいですか?

複数の図形をまとめて移動・サイズ変更したい場合は、グループ化で問題ありません。

ただし、グループ化しても図形そのものが1つの形に結合されるわけではありません。

Excelで図形そのものを結合したい場合の代用方法は、Excelには図形の結合がない?初心者でもできる代用テクニックまとめで紹介しています。


Excelの操作をもっと身につけたい方へ

図形のグループ化のような機能は、実際に触りながら覚えていくと少しずつ使える場面が増えていきます。

「Excelをもう少し使えるようになりたいけれど、何から勉強すればいいかわからない」という方は、独学での進め方や続けるコツもまとめています。

👉 エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介


    まとめ

    Excelでは、複数の図形や画像をグループ化すると、まとめて移動・サイズ変更できるようになります。

    基本的には、

    1. グループ化したい図形を複数選択する
    2. [図形の書式]を開く
    3. [グループ化]→[グループ化]を選択する

    という流れで操作できます。

    図形の数が多い場合や、小さな図形・重なった図形を選びにくい場合は、[オブジェクトの選択]や[選択ウィンドウ]、Tabキーを利用すると便利です。

    また、ExcelではCtrl+Gは[ジャンプ]に割り当てられているため、図形をグループ化するショートカットとしては使えません。

    グループ化したあとに図形や文字のバランスが崩れる場合は、できるだけ最終サイズに近い状態まで調整してからグループ化すると、あとからの修正を減らせます。

    複数の図形をまとめて扱いたいときは、グループ化を上手に活用してみてください。


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