Excelで日付から月だけ抽出する方法|年度・曜日・年月表示も解説

Excelで日付から月だけ抽出する方法|年度・曜日・年月表示も解説

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Excelで請求書や予定表、カレンダーのような書類を作っていると、

「日付から月だけ取り出したい」
「年度を自動で表示したい」
「日付に合わせて曜日も表示したい」

と思うことはありませんか?

たとえば、セルに入力した日付から「7月」だけを表示したり、今日の日付をもとに「2026年7月」と表示したりできると、毎月の書類作成がかなり楽になります。

私自身も、事務員として働き始めたころは、請求書や管理表の年月を手入力で直していました。

しかし、月が変わるタイミングや年度が切り替わる時期に、うっかり修正し忘れてしまうことがありました。

特に、年末年始や年度末・年度初めは、帳票の年や年度を直し忘れてミスプリントしてしまうこともあります。

Excelでは、日付から月や年を取り出す関数や、日付の見た目だけを変える表示形式を使うことで、こうした入力ミスを減らすことができます。

この記事では、Excelで日付から月・年・年月・曜日を表示する方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。

また、4月始まりの年度を表示する方法や、関数と表示形式の使い分けについても紹介します。


目次

この記事でわかること

この記事では、次のような内容を解説します。


Excelで日付から月・年・曜日を取り出す基本

Excelでは、日付から「月」「年」「曜日」などを取り出す方法がいくつかあります。

代表的なのは、次のような方法です。

やりたいこと 使う方法
月だけを数値で取り出す MONTH関数
年だけを数値で取り出す YEAR関数
年月や曜日を文字として表示する TEXT関数
見た目だけを変える 表示形式
今日の日付を使う TODAY関数

どの方法を使うかは、目的によって変わります。

たとえば、日付から「7」という月の数値を取り出して集計に使いたい場合は、MONTH関数が便利です。

一方で、セルの中身は日付のまま残しつつ、見た目だけを「2026年7月」のようにしたい場合は、表示形式を使う方法もあります。

まずは、基本となる「月だけを抽出する方法」から確認していきましょう。


日付から月だけを抽出する方法

日付から月だけを取り出したい場合は、MONTH関数を使います。

MONTH関数は、指定した日付から「月」の部分だけを取り出す関数です。

たとえば、A2セルに日付が入力されている場合、次のように入力します。

=MONTH(A2)

A2セルに「2026/7/9」と入力されている場合、結果は次のようになります。

7

MONTH関数で取り出されるのは、「7月」という文字ではなく、7という数値です。

そのため、月別に集計したい場合や、条件付き書式・関数の判定に使いたい場合に便利です。

たとえば、請求書や売上管理表で「この日付は何月分か」を判定したいときに使えます。

ExcelでMONTH関数を使い、2026/7/9の日付から月だけを数値で取り出している画面
MONTH関数を使うと、日付から月だけを数値で取り出せます

「7月」のように表示したい場合

MONTH関数の結果は数値なので、そのままだと「7」と表示されます。

「7月」のように表示したい場合は、次のように文字をつなげる方法があります。

=MONTH(A2)&"月"

この場合、A2セルの日付が「2026/7/9」であれば、結果は次のようになります。

7月

ただし、この結果は文字列になります。

単に見た目だけを「7月」にしたい場合は、関数ではなく表示形式を使う方法もあります。

ExcelでMONTH関数に「月」の文字をつなげ、2026/7/9から7月と表示している画面
「月」の文字をつなげると、7月のように表示できます

日付から年だけを取り出す方法

日付から年だけを取り出したい場合は、YEAR関数を使います。

YEAR関数は、指定した日付から「年」の部分だけを取り出す関数です。

たとえば、A2セルに日付が入力されている場合は、次のように入力します。

=YEAR(A2)

A2セルに「2026/7/9」と入力されている場合、結果は次のようになります。

2026

YEAR関数も、結果は文字ではなく数値です。

そのため、年度の判定や、年ごとの集計に使いやすいのが特徴です。

たとえば、請求書や管理表で「何年分のデータか」を別セルに表示したい場合に使えます。

ExcelでYEAR関数を使い、2026/7/9の日付から年だけを取り出している画面
YEAR関数を使うと、日付から年だけを取り出せます

「2026年」のように表示したい場合

「2026年」のように表示したい場合は、次のように文字をつなげます。

=YEAR(A2)&"年"

A2セルの日付が「2026/7/9」であれば、結果は次のようになります。

2026年

ただし、こちらも文字列になります。

年の数値を使って計算や判定をしたい場合は、=YEAR(A2) のように数値のまま取り出しておくほうが扱いやすいです。

ExcelでYEAR関数に「年」の文字をつなげ、2026年と表示している画面
「年」の文字をつなげると、2026年のように表示できます

日付から年月だけを表示する方法

日付から「2026年7月」のように年月だけを表示したい場合は、主に2つの方法があります。

1つ目は、表示形式を使って見た目だけを変える方法です。
2つ目は、TEXT関数を使って別セルに年月を表示する方法です。

初心者の方が迷いやすいポイントですが、ざっくり分けると次のようになります。

方法 向いている場面
表示形式 セルの中身は日付のまま、見た目だけ年月にしたい場合
TEXT関数 別セルに「2026年7月」のような文字を作りたい場合

TEXT関数で年月だけを表示する

A2セルの日付から「2026年7月」のように表示したい場合は、次のように入力します。

=TEXT(A2,"yyyy年m月")

A2セルに「2026/7/9」と入力されている場合、結果は次のようになります。

2026年7月

TEXT関数では、日付を指定した形式の文字列に変換できます。

ExcelでTEXT関数を使い、2026/7/9の日付を2026年7月と表示している画面
TEXT関数を使うと、日付から年月だけを表示できます

たとえば、月を2桁で表示したい場合は、次のようにします。

=TEXT(A2,"yyyy年mm月")

この場合、結果は次のようになります。

2026年07月

「7月」のように表示したい場合は m月
「07月」のように2桁で表示したい場合は mm月 を使います。

ExcelでTEXT関数を使い、月を2桁にして2026年07月と表示している画面
mm月を使うと、07月のように月を2桁で表示できます

表示形式で年月だけを表示する

元の日付データを残したまま、見た目だけを「2026年7月」にしたい場合は、表示形式を使います。

たとえば、セルの中身が「2026/7/9」のままでも、表示形式を変更すると「2026年7月」のように見せることができます。

表示形式を使うと、セルの中身は日付のまま残ります。

そのため、あとから日付順に並べ替えたり、日付を使って集計したりしやすいのがメリットです。

見た目だけを変えたい場合は、TEXT関数よりも表示形式のほうが使いやすい場面があります。

Excelのセルの書式設定で日付の表示形式を変更し、2026年7月と表示している画面
表示形式を変更すると、日付データのまま年月だけを表示できます

日付から曜日を表示する方法

日付から曜日を表示したい場合も、TEXT関数や表示形式を使えます。

A2セルの日付から曜日を表示したい場合は、次のように入力します。

=TEXT(A2,"aaa")

A2セルの日付が「2026/7/9」の場合、結果は次のようになります。

ExcelでTEXT関数を使い、2026/7/9の日付から曜日を木と表示している画面
TEXT関数の「aaa」を使うと、曜日を短く表示できます

「木曜日」のように表示したい場合は、次のようにします。

=TEXT(A2,"aaaa")

結果は次のようになります。

木曜日
ExcelでTEXT関数を使い、2026/7/9の日付から曜日を木曜日と表示している画面
TEXT関数の「aaaa」を使うと、木曜日のように表示できます

曜日の表示形式は、次のように使い分けます。

表示形式 表示例
aaa 月、火、水
aaaa 月曜日、火曜日、水曜日

カレンダーや予定表を作るときは、日付の隣に曜日を表示しておくと見やすくなります。

また、土日を色分けしたい場合にも、曜日の考え方はよく使います。

ただし、土日を自動で色付けする場合は、TEXT関数よりもWEEKDAY関数や条件付き書式を使うことが多いです。


現在の日付から月・年・曜日を自動表示する方法

今日の日付をもとに、月や年、曜日を自動表示したい場合は、TODAY関数を使います。

TODAY関数は、現在の日付を表示する関数です。

=TODAY()

この式を入力すると、今日の日付が表示されます。

たとえば、今日の日付が「2026/7/11」であれば、セルにはその日付が表示されます。

TODAY関数は、ファイルを開いた日や再計算のタイミングで自動更新されます。

そのため、請求書や管理表で「今日の日付」を表示したい場合に便利です。

ExcelでTODAY関数を使い、今日の日付として2026/7/11を表示している画面
TODAY関数を使うと、今日の日付を自動で表示できます

今日の日付から月だけを取り出す

今日の日付から月だけを取り出したい場合は、MONTH関数とTODAY関数を組み合わせます。

=MONTH(TODAY())

今日が2026年7月9日であれば、結果は次のようになります。

7

「7月」と表示したい場合は、次のようにします。

=MONTH(TODAY())&"月"
ExcelでMONTH関数とTODAY関数を組み合わせ、今日の日付から月だけを表示している画面
MONTH関数とTODAY関数を組み合わせると、今日の日付から月だけを取り出せます

今日の日付から年月を表示する

今日の日付から「2026年7月」のように年月を表示したい場合は、TEXT関数を使います。

=TEXT(TODAY(),"yyyy年m月")

結果は次のようになります。

2026年7月

請求書や月報の見出しなどで、今月の年月を自動表示したいときに便利です。

ExcelでTEXT関数とTODAY関数を組み合わせ、今日の日付を2026年7月と表示している画面
TEXT関数とTODAY関数を組み合わせると、今日の年月を自動で表示できます

今日の日付から曜日を表示する

今日の曜日を表示したい場合は、次のように入力します。

=TEXT(TODAY(),"aaaa")

結果は、今日の日付に応じて「月曜日」「火曜日」のように表示されます。

ExcelでTEXT関数とTODAY関数を組み合わせ、今日の日付から曜日と短縮表示の曜日を表示している画面
TEXT関数を使うと、今日の日付から曜日も自動で表示できます

TODAY関数を使うときの注意点

TODAY関数は便利ですが、注意点もあります。

それは、日付が自動で変わることです。

たとえば、請求書の作成日としてTODAY関数を使っている場合、後日ファイルを開くと、その日の現在日付に変わってしまうことがあります。

そのため、次のように使い分けると安心です。

場面 おすすめ
今日の日付を常に表示したい TODAY関数
作成日や発行日を固定したい 手入力またはショートカット入力
月報やカレンダーの見出しを自動更新したい TODAY関数+TEXT関数
過去の書類として日付を残したい 自動更新しない方法

現在の日付を固定で入力したい場合は、ショートカットキーを使う方法もあります。

Ctrl + ;

このショートカットを使うと、現在の日付をセルに固定入力できます。

TODAY関数のように自動更新されないため、請求書の発行日や記録日を残したい場合に向いています。


ここまでが、日付から月・年・年月・曜日を取り出す基本です。

次の章では、少し間違えやすい 「年度」 について解説します。
特に、4月始まりの年度を表示したい場合は、通常の年とは考え方が少し変わります。


Excelで年度を表示するときの考え方と使い分け

日付から「年」や「月」を取り出すだけであれば、YEAR関数やMONTH関数で比較的簡単に対応できます。

しかし、「年度」を表示したい場合は少し注意が必要です。

なぜなら、年と年度は同じではないからです。

たとえば、2026年1月の日付を見たとき、年としては「2026年」です。

しかし、4月始まりの年度で考える場合、2026年1月は「2025年度」として扱うことがあります。

このように、年度は会社や学校、会計期間などによって区切り方が変わるため、単純にYEAR関数だけでは求められない場合があります。


年と年度の違い

まずは、「年」と「年度」の違いを確認しておきましょう。

一般的な「年」は、1月から12月までを1年として考えます。

たとえば、2026年であれば、2026年1月1日から2026年12月31日までが対象です。

一方で、「年度」は、会社や学校などで決められた期間を1年として扱います。

日本では、4月から翌年3月までを1年度として扱うケースがよくあります。

たとえば、4月始まりの年度では、次のように考えます。

日付 4月始まりの年度
2026/1/15 2026年 2025年度
2026/3/31 2026年 2025年度
2026/4/1 2026年 2026年度
2026/7/9 2026年 2026年度

このように、1月から3月の日付は、年としては2026年でも、年度としては2025年度になることがあります。

年度を扱うときは、まず「何月始まりの年度なのか」を確認しておくことが大切です。


補足:和暦で表示したいだけなら表示形式でも対応できる

日付を「令和8年7月9日」のように和暦で表示したいだけであれば、関数を使わずに表示形式で対応できます。

表示形式を使うと、セルの中身は日付のまま、見た目だけを和暦に変更できます。

たとえば、A2セルに「2026/7/9」と入力されている場合でも、表示形式を変更すれば「令和8年7月9日」のように表示できます。

表示形式は、日付データをそのまま残したいときに便利です。

Excelのセルの書式設定で日付を和暦表示に変更している画面
表示形式を変更すると、日付データのまま和暦で表示できます

ただし、表示形式で変更できるのは、あくまで見た目です。

4月始まりの年度のように、1月〜3月を前年度として扱いたい場合は、表示形式だけでは対応しにくくなります。

たとえば、2026年1月の日付は、和暦の年としては「令和8年」ですが、4月始まりの年度では「令和7年度」として扱うことがあります。

このように、実際の年と年度がずれる場合は、関数を使って年度を判定する必要があります。

そのため、
単に和暦で表示したい場合は表示形式
4月始まりの年度を正しく判定したい場合は関数を使う
と考えるとわかりやすいです。

次は、1月〜3月を前年度として扱う、4月始まりの年度を関数で求める方法を紹介します。


4月始まりの年度を表示する基本式

4月始まりの年度を表示したい場合は、IF関数、YEAR関数、MONTH関数を組み合わせるとわかりやすいです。

たとえば、A2セルに日付が入力されている場合、次のように入力します。

=IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)

この式では、A2セルの日付が4月以降かどうかを判定しています。

考え方は次のとおりです。

条件 表示する年度
月が4月以上 その年を年度として表示
月が1月〜3月 前年を年度として表示

たとえば、A2セルが「2026/7/9」の場合は、月が7月なので、結果は次のようになります。

2026

一方で、A2セルが「2027/1/15」の場合は、月が1月なので、結果は次のようになります。

2026

年度の切り替わりが4月の場合は、この式を使うと、1月から3月の日付を前年の年度として扱うことができます。

ExcelでIF関数、MONTH関数、YEAR関数を組み合わせ、2027/1/15を2026年度として表示している画面
IF関数を使うと、1月から3月を前年度として判定できます

「2026年度」のように表示する場合

年度の数字だけでなく、「2026年度」のように表示したい場合は、最後に文字をつなげます。

=IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)&"年度"

A2セルが「2026/7/9」の場合、結果は次のようになります。

2026年度

A2セルが「2027/1/15」の場合は、次のようになります。

2026年度
ExcelでIF関数、MONTH関数、YEAR関数を組み合わせ、2027/1/15を2026年度と文字付きで表示している画面
文字をつなげると、2026年度のように表示できます

ただし、「年度」という文字をつなげると、結果は文字列になります。

表示するだけなら問題ありませんが、年度の数値を使って集計や比較をしたい場合は、まずは数値のまま年度を出しておくほうが扱いやすいです。


今日の日付をもとに年度を自動表示する方法

今日の日付をもとに、現在の年度を自動で表示したい場合は、TODAY関数を組み合わせます。

4月始まりの年度を自動表示したい場合は、次のように入力します。

=IF(MONTH(TODAY())>=4,YEAR(TODAY()),YEAR(TODAY())-1)

「2026年度」のように表示したい場合は、次のようにします。

=IF(MONTH(TODAY())>=4,YEAR(TODAY()),YEAR(TODAY())-1)&"年度"

この式を使うと、今日の日付に応じて年度が自動で変わります。

ExcelでTODAY関数、IF関数、MONTH関数、YEAR関数を組み合わせ、今日の日付をもとに年度を表示している画面
TODAY関数を組み合わせると、今日の日付をもとに年度を自動表示できます

たとえば、今日が2026年7月9日であれば、結果は次のようになります。

2026年度

今日が2026年1月15日であれば、4月始まりの年度では次のようになります。

2025年度

請求書や管理表、年度別の帳票などで、現在の年度を自動表示したいときに便利です。

ただし、TODAY関数を使っているため、ファイルを開いた日によって結果が変わります。

過去の年度として残したい資料では、自動更新されると困る場合があります。

その場合は、手入力にするか、日付を固定してから年度を求める方法を使うと安心です。


令和の年度を表示したい場合

表示形式を使えば、日付を和暦で表示することはできます。

ただし、4月始まりの年度として「令和8年度」のように表示したい場合は、年度を判定するための関数が必要です。

たとえば、A2セルの日付から4月始まりの令和年度を表示したい場合は、次のように入力します。

="令和"&(IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)-2018)&"年度"

A2セルが「2026/7/9」の場合、結果は次のようになります。

令和8年度

A2セルが「2026/1/15」の場合は、4月始まりでは2025年度になるため、結果は次のようになります。

令和7年度

ただし、この式は令和の期間だけを想定した簡易的な方法です。

ExcelでIF関数、MONTH関数、YEAR関数を使い、2026/7/9を令和8年度、2026/1/15を令和7年度として表示している画面
4月始まりの年度を判定したうえで、令和年度として表示できます

平成や昭和の日付も扱いたい場合は、別の考え方が必要になります。

請求書や現在年度の帳票など、令和の年度だけを表示できればよい場面で使うとよいでしょう。


DATESTRING関数で和暦に変換する方法

Excelには、日付を和暦の文字列に変換できる DATESTRING関数 もあります。

たとえば、A2セルに日付が入力されている場合、次のように入力します。

=DATESTRING(A2)

A2セルが「2026/7/9」の場合、次のように表示されます。

令和08年07月09日

DATESTRING関数を使うと、簡単に和暦の日付へ変換できます。

ExcelでDATESTRING関数を使い、2026/7/9の日付を令和08年07月09日と表示している画面
DATESTRING関数を使うと、日付を和暦の文字列に変換できます

ただし、DATESTRING関数は「令和8年度」のような年度を判定する関数ではありません。
また、結果は文字列になり、月や日も「07月」「09日」のように2桁で表示されます。

和暦の日付として表示したいだけなら表示形式、4月始まりの年度を正しく表示したい場合は関数で年度を判定する、と使い分けるとわかりやすいです。


関数と表示形式はどちらを使えばよい?

日付から月や年度、曜日を表示するときは、関数を使う方法と表示形式を使う方法があります。

どちらが正解というより、目的によって使い分けることが大切です。

やりたいこと おすすめ方法
月の数値を取り出して集計したい MONTH関数
年の数値を取り出したい YEAR関数
年度を判定したい IF関数+YEAR関数+MONTH関数
別セルに曜日を表示したい TEXT関数
見た目だけ年月や曜日にしたい 表示形式
今日の日付を自動表示したい TODAY関数
発行日や作成日を固定したい 手入力またはショートカット入力

たとえば、A2セルに「2026/7/9」という日付が入っていて、セルの表示を「2026年7月」に見せたいだけなら、表示形式で対応できます。

この場合、セルの中身は日付のままなので、日付順の並べ替えや日付を使った計算にも使いやすいです。

一方で、別のセルに「7月」「2026年度」「木曜日」のような文字を表示したい場合は、関数を使うと便利です。

また、月別集計や年度判定に使いたい場合は、MONTH関数やYEAR関数で数値として取り出しておくほうが扱いやすくなります。


年末年始・年度末に起きやすいミス

日付や年度を扱う書類では、年末年始や年度末・年度初めにミスが起きやすくなります。

たとえば、次のようなケースです。

  • 1月になったのに、帳票の年が前年のままになっていた
  • 4月になったのに、年度が前年度のままになっていた
  • 請求書の年月だけ修正し忘れていた
  • カレンダーの月表示だけ直して、曜日がずれていた
  • TODAY関数で日付が自動更新され、過去の資料の日付が変わっていた

特に、毎月使い回している請求書や管理表では、前月のファイルをコピーして使うことも多いと思います。

そのときに、年月や年度の修正を忘れると、印刷してからミスに気づくことがあります。

私自身も、年度や年月の切り替わりで修正漏れに気づかず、ミスプリントを出してしまったことがあります。

こうしたミスを減らすには、日付を手入力だけに頼らず、関数や表示形式を使って自動で表示させる方法を取り入れると安心です。

ただし、自動更新される関数は便利な反面、過去の日付を残したい書類には向かないこともあります。

「自動で変わってほしい日付なのか」
「固定して残したい日付なのか」

この違いを意識して使い分けることが大切です。


よく使う式一覧

最後に、この記事で紹介した式をまとめます。

なお、表示形式を使う方法は数式ではないため、ここでは主に関数で表示する方法を一覧にしています。

やりたいこと 数式
日付から月だけ取り出す =MONTH(A2)
「7月」のように表示する =MONTH(A2)&"月"
日付から年だけ取り出す =YEAR(A2)
「2026年」のように表示する =YEAR(A2)&"年"
年月だけ表示する =TEXT(A2,"yyyy年m月")
曜日を短く表示する =TEXT(A2,"aaa")
曜日を長く表示する =TEXT(A2,"aaaa")
今日の日付を表示する =TODAY()
今日の年月を表示する =TEXT(TODAY(),"yyyy年m月")
4月始まりの年度を表示する =IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)
「2026年度」のように表示する =IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)&"年度"
令和年度を表示する =”令和”&(IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)-2018)&”年度”
和暦の日付に変換する※ =DATESTRING(A2)

※DATESTRING関数は和暦の日付表示用で、年度判定には向いていません。

数式を使うと、毎回手入力しなくても、日付に合わせて月・年・年度・曜日を自動で表示できます。

一方で、見た目だけを変えたい場合は、表示形式を使うほうが簡単なこともあります。

用途に合わせて、関数と表示形式を使い分けてみてください。


よくある質問(FAQ)

Excelで月だけを抽出するには?

日付から月だけを取り出すには、MONTH関数を使います。たとえば、A2セルに日付が入っている場合は、=MONTH(A2) と入力します。結果は「7月」ではなく「7」のような数値になります。

Excelで月のみ表示するには?

見た目だけを月表示にしたい場合は、表示形式を使う方法があります。別セルに「7月」のように表示したい場合は、=MONTH(A2)&"月"=TEXT(A2,"m月") を使います。

Excelで年度を出すには?

4月始まりの年度を出したい場合は、=IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1) のように入力します。1月〜3月は前年の年度、4月〜12月はその年の年度として表示できます。

Excelで年度を自動入力するには?

今日の日付をもとに年度を自動表示したい場合は、TODAY関数を組み合わせます。4月始まりの場合は、=IF(MONTH(TODAY())>=4,YEAR(TODAY()),YEAR(TODAY())-1)&"年度" と入力します。ただし、TODAY関数は日付が自動更新されるため、過去の資料として残したい場合は注意が必要です。

Excelで令和の年度を表示するには?

令和の年度だけを表示したい場合は、="令和"&(IF(MONTH(A2)>=4,YEAR(A2),YEAR(A2)-1)-2018)&"年度" のように入力します。ただし、この式は令和の期間を前提にした簡易的な式です。平成や昭和の日付も扱う場合は別の方法が必要です。

関数と表示形式はどちらを使えばよいですか?

月や年度を別セルに取り出したい場合は関数、セルの中身は日付のまま見た目だけ変えたい場合は表示形式が便利です。集計や判定に使うなら関数、印刷用の見た目を整えるだけなら表示形式を使うとわかりやすいです。

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まとめ:日付から月・年度・曜日を取り出して入力ミスを減らそう

Excelでは、日付から月や年、曜日を取り出す方法がいくつかあります。

月だけを取り出したい場合はMONTH関数、年だけを取り出したい場合はYEAR関数を使います。

また、年月や曜日を文字として表示したい場合は、TEXT関数が便利です。

今日の日付をもとに自動表示したい場合は、TODAY関数を組み合わせることで、今月の年月や現在の年度を表示できます。

ただし、日付を扱うときは、関数と表示形式の違いに注意が必要です。

関数を使うと、別セルに月や年度、曜日を取り出せます。

一方で、表示形式を使うと、セルの中身は日付のまま、見た目だけを「2026年7月」や「木曜日」のように変更できます。

どちらがよいかは、使う目的によって変わります。

月別集計や年度判定に使いたい場合は、関数で数値を取り出す方法が便利です。

印刷用の帳票やカレンダーの見た目を整えたい場合は、表示形式のほうが使いやすいこともあります。

特に、年末年始や年度末・年度初めは、年や年度の切り替えミスが起きやすい時期です。

請求書や管理表、カレンダーなどで日付を扱うときは、手入力だけに頼らず、関数や表示形式をうまく使うことで、入力ミスを減らしやすくなります。


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