Excelの列幅・行の高さをピクセル・cmで指定する方法|換算方法も解説

エクセルのセル幅や行の高さをピクセル・cmで調整する方法をわかりやすく解説!

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Excelで表やテンプレートを作っていると、

「列幅を1cmにしたい」
「行の高さをピクセルで確認したい」
「セルを正方形にそろえたい」

といったことがあります。

しかし、通常のExcelでは列幅が「8.43」、行の高さが「15」のように表示されるため、何cm・何ピクセルなのかわかりにくいですよね。

Excelでは、列幅と行の高さで使われている単位が異なります。

ただし、ページレイアウト表示に切り替えれば、cm単位で列幅や行の高さを指定できます。

この記事では、

  • Excelの列幅・行の高さの単位
  • cm単位でサイズを指定する方法
  • ピクセルで確認・換算するときの考え方
  • セルを正方形にする方法
  • 印刷するとサイズがずれる場合の注意点

をわかりやすく解説します。



目次

Excelの列幅と行の高さは単位が違う

Excelでは、列幅と行の高さに同じ単位が使われているわけではありません。

標準表示では、おもに次のような考え方になっています。

項目 Excelでの扱い
列幅 標準フォントの文字幅を基準とした値
行の高さ ポイント(pt)
cm・mm ページレイアウト表示で指定可能
ピクセル 画面上のサイズを確認・換算するときの目安

そのため、たとえば「列幅15」「行の高さ15」と入力しても、縦横15の正方形になるわけではありません。

まずは、それぞれの違いを確認してみましょう。


列幅は文字幅を基準にした単位

Excelの列幅は、標準フォントでセルに表示できる文字数をもとにした値です。

そのため、

「列幅10=10cm」

という意味ではありません。

フォントなどの条件によっても見え方が変わるため、印刷物を○cm幅で作りたい場合は、通常の列幅の数値から換算するより、ページレイアウト表示を利用するほうが簡単です。

Excelで列の幅を8.58に設定する画面
標準表示で「列の幅」に表示される8.58などの数値は、8.58cmという意味ではありません。

行の高さはポイント(pt)単位

行の高さには「ポイント(pt)」という単位が使われます。

1ポイントは1/72インチなので、

  • 1pt:約0.0353cm
  • 15pt:約0.529cm
  • 20pt:約0.706cm

が計算上の目安です。

ただし、実際の印刷サイズを指定したいのであれば、こちらもポイントから毎回換算する必要はありません。

ページレイアウト表示に切り替えれば、cm単位で行の高さを設定できます。

Excelで行の高さを18ポイントに設定する画面
行の高さはポイント(pt)単位で指定されます。

Excelの列幅・行の高さをcmで指定する方法

Excelで「列幅を1cmにしたい」「1マス5mmにしたい」といった場合は、ページレイアウト表示を使う方法がわかりやすいです。

標準表示では列幅と行の高さに異なる単位が使われていますが、ページレイアウト表示ではcmなどの物理単位を使ってサイズを調整できます。


ページレイアウト表示に切り替える

まずは、Excelをページレイアウト表示に切り替えます。

  1. Excelの[表示]タブをクリック
  2. [ブックの表示]にある[ページレイアウト]をクリック
    Excelの表示タブからページレイアウト表示に切り替える画面
    [表示]タブから[ページレイアウト]を選択すると、cm単位でサイズを調整しやすくなります。

または、Excel画面右下にある表示切替ボタンから[ページレイアウト]を選択してもかまいません。

ページレイアウト表示にすると、用紙や余白を確認しながら列幅・行の高さを調整できます。

Excel画面右下のページレイアウト表示ボタン
画面右下の表示切替ボタンから[ページレイアウト]を選択することもできます。

列幅をcmで指定する

列幅をcmで指定する場合は、次のように操作します。

  1. サイズを変更したい列を選択
  2. 列番号を右クリック
  3. [列の幅]をクリック

    Excelで列を右クリックして列の幅を選択する画面
    サイズを変更したい列を選択し、右クリックから[列の幅]を開きます。
  4. 希望するサイズを入力
    Excelの列の幅に1cmを入力して変更する画面
    ページレイアウト表示では、列幅に「1cm」のように入力してサイズを指定できます。
  5. [OK]をクリック

たとえば、列幅に「1cm」と入力すれば、約1cmの幅に設定できます。

複数の列を同じ幅にしたい場合は、あらかじめ複数列を選択してから設定するとまとめて変更できます。


行の高さをcmで指定する

行の高さも同じように設定できます。

  1. サイズを変更したい行を選択
  2. 行番号を右クリック
  3. [行の高さ]をクリック

    Excelで行を右クリックして行の高さを選択する画面
    行の高さを変更する場合は、行番号を右クリックして[行の高さ]を選択します。
  4. 希望するサイズを入力

    Excelの行の高さに1cmを入力して変更する画面
    行の高さにも「1cm」のように入力でき、列幅とそろえることができます。
  5. [OK]をクリック

列幅と行の高さを同じcmに指定すれば、方眼紙のような正方形のセルを作るときにも便利です。


ルーラーの単位をセンチメートルに変更する

ページレイアウト表示に切り替えても、ルーラーがインチ表示になっている場合があります。

Windows版Excelでは、次の手順で変更できます。

  1. [ファイル]をクリック
  2. [オプション]をクリック
    オプション設定
  3. [詳細設定]を開く
  4. [表示]までスクロールする
  5. [ルーラーの単位]を[センチメートル]に変更

    Excelのオプションでルーラーの単位をセンチメートルに変更する画面
    [Excelのオプション]→[詳細設定]から、ルーラーの単位をセンチメートルに変更できます。
  6. [OK]をクリック

これで、ページレイアウト表示のルーラーをcm単位で確認しやすくなります。

設定後も通常の作業では標準表示を使って問題ありません。

サイズ調整が終わったら、[表示]→[標準]から元の表示に戻せます。


Excelの列幅・行の高さをピクセルで確認する方法

Excelでは、cmのように「列幅を100px」と入力して設定する使い方には向いていません。

一方、列や行の境界をドラッグすると、使用しているExcelや表示環境によってはピクセル数を含むサイズ情報を確認できます。

ピクセルを基準に画面上のサイズをそろえたい場合は、この表示を目安に調整すると便利です。


列幅のピクセル数を確認する

列見出しの右側の境界にマウスポインターを合わせ、左右にドラッグします。

ドラッグ中に列幅とピクセル数が表示される場合は、その数値を確認しながら幅を調整します。

複数列を同じ幅にしたい場合は、対象となる列をまとめて選択してから変更すると効率的です。


行の高さのピクセル数を確認する

行の高さも同じです。

行番号の下側の境界にマウスポインターを合わせ、上下にドラッグします。

ピクセル数が表示される環境であれば、目的の値を確認しながら高さを調整できます。

ただし、ピクセルは画面表示に関係する単位です。

「印刷したときに1cmにしたい」という用途であれば、ピクセルから換算して調整するより、ページレイアウト表示からcmを直接指定する方法がおすすめです。


ピクセルとcmを換算する方法

ピクセルとcmの関係を知りたい場合は、画面のDPIによって結果が変わることに注意しましょう。

たとえば、96dpiを基準に計算する場合は、

1インチ=2.54cm=96ピクセル

となります。

この条件で計算すると、

  • 1cm:約37.8px
  • 5mm:約18.9px
  • 1px:約0.0265cm
  • 100px:約2.65cm

が目安です。


ピクセル・cm換算表

サイズ 96dpiの場合の目安
1mm 約3.78px
5mm 約18.9px
1cm 約37.8px
2cm 約75.6px
3cm 約113.4px
5cm 約189px
100px 約2.65cm

ただし、この表は96dpiを前提にした計算上の目安です。

Windowsの拡大率やディスプレイの設定などによって、画面上での見え方が同じになるとは限りません。


行の高さのポイントをcmに換算する場合

行の高さに使われるポイントをcmに換算したい場合は、

1pt=2.54÷72cm

で計算できます。

およそのサイズは次のとおりです。

行の高さ cm換算の目安
10pt 約0.35cm
15pt 約0.53cm
20pt 約0.71cm
30pt 約1.06cm

ただし、印刷物のサイズを指定するために使うのであれば、ポイントを手作業で換算するよりもページレイアウト表示を利用したほうが簡単です。


Excelのセルを正方形にする方法

Excelで方眼紙やチェックシートなどを作るとき、

「セルを縦横同じサイズの正方形にしたい」

ということがあります。

標準表示の「列幅」と「行の高さ」に同じ数値を入力しても、単位が異なるため正方形にはなりません。

そこで便利なのが、ページレイアウト表示です。


cmで列幅と行の高さをそろえる

たとえば、1マスを0.5cm×0.5cmにする場合は、

  • 列幅:0.5cm
  • 行の高さ:0.5cm

のように指定します。

  1. [表示]→[ページレイアウト]を選択
  2. 対象となる列を選択
  3. [列の幅]を0.5cmに設定
  4. 対象となる行を選択
  5. [行の高さ]を0.5cmに設定

これで、縦横をそろえたマス目を作りやすくなります。

Excelを使って印刷用のノートや方眼紙を作成する方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

エクセルでノートを作る方法|印刷して使える方眼紙・ルーズリーフの作り方を解説!


Excelで指定したサイズと印刷結果がずれることがある理由

cmでサイズを指定しても、

「印刷して測ってみたら少し違う」

ということがあります。

Excelでサイズを細かく調整するときは、画面上の数値と実際の印刷結果が完全に一致するとは限らない点に注意が必要です。


印刷倍率が変更されている

まず確認したいのが印刷倍率です。

[シートを1ページに印刷]などの拡大縮小設定を使っていると、Excelで指定したセルサイズも印刷時に縮小されます。

実寸に近い状態で印刷したい場合は、印刷設定の拡大縮小も確認しましょう。

[ページレイアウト]タブの「拡大縮小」メニュー
[幅:1ページ]などの拡大縮小設定が有効だと、指定したセルサイズも印刷時に縮小されることがあります。

フォントなどによって見え方が変わる

Excelの列幅は文字幅を基準に管理されているため、使用するフォントなどによって表示や印刷結果に差が生じる場合があります。

特に細かなサイズ調整が必要な資料では、設定値だけを見て完成とせず、実際の印刷結果まで確認しておくと安心です。


ピクセルとcmは用途が異なる

ピクセルは主に画面上の表示サイズを表すために使われます。

一方、cmやmmは印刷物などの物理的な大きさを考えるときに使いやすい単位です。

そのため、

画面上のサイズをそろえる → ピクセルを目安にする

印刷後の大きさをそろえる → cm・mmを使う

と目的によって考え方を分けるとわかりやすいでしょう。


最後は印刷プレビューで確認する

資料やテンプレートを印刷する場合は、最後に[ファイル]→[印刷]から印刷プレビューを確認しておきましょう。

確認したいポイントは次のとおりです。

  • 表が用紙からはみ出していないか
  • 不要な縮小がかかっていないか
  • 余白が広すぎないか
  • マス目や文字の大きさに問題がないか

特に方眼紙やチェックシートなど、サイズが重要な印刷物では、テスト印刷して確認するのがおすすめです。

Excelで方眼状のシートを印刷プレビューで確認している画面
セルサイズを調整した後は、印刷プレビューで用紙内の配置や大きさを確認しましょう。
Excelの印刷結果が小さくなってしまう場合は、以下の記事も参考にしてください。
Excelの印刷が小さくなる原因と対処法|文字が小さい・余白が広い時の直し方

Excelのピクセル・cmに関するよくある質問

Excelの列幅を1cmにするには?

[表示]→[ページレイアウト]に切り替え、対象の列を右クリックして[列の幅]を開きます。
[列の幅]に「1cm」と入力し、[OK]をクリックすると約1cmの列幅に設定できます。


Excelの行の高さを1cmにするには?

ページレイアウト表示に切り替えたあと、対象となる行を右クリックして[行の高さ]を開き、「1cm」と入力します。

複数行を選択してから設定すれば、まとめて同じ高さにそろえることもできます。


1cmは何ピクセルですか?

96dpiを基準に計算した場合、1cmは約37.8ピクセルです。

ただし、ピクセルと実際のcmの関係は画面環境などによって変わります。

印刷サイズを1cmにしたい場合は、ピクセル換算ではなくページレイアウト表示からcmで指定する方法がおすすめです。


Excelの列幅と行の高さに同じ数値を入れれば正方形になりますか?

標準表示では正方形になりません。

列幅は文字幅を基準とした値、行の高さはポイントを使っているため、同じ「15」を入力しても縦横の長さは異なります。

正方形にしたい場合は、ページレイアウト表示に切り替えて列幅・行の高さを同じcmにすると調整しやすくなります。


Excelでmm単位の指定はできますか?

ページレイアウト表示では、ルーラーの単位としてセンチメートルやミリメートルなどの物理単位を利用できます。

Windows版Excelでは[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]→[表示]にある[ルーラーの単位]から変更できます。


設定したcmと実際に印刷したサイズが違うのはなぜですか?

印刷倍率やフォント、プリンターなどの影響によって、設定値と実際の印刷結果に差が生じる場合があります。

特に[シートを1ページに印刷]などの拡大縮小設定を利用している場合は、指定したセルサイズも縮小されるため注意してください。


Excelには、今回紹介したセルサイズの調整以外にも、知っているだけで作業が楽になる機能がたくさんあります。

「Excelをその都度検索しながら使っているけれど、もう少し基本から整理して覚えたい」

という方は、独学でExcelを身につける方法をこちらの記事でまとめています。

エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介

難しい機能を一気に覚える必要はありません。
仕事や生活で実際に使う操作から少しずつ覚えていく方法も紹介しています。

まとめ:印刷サイズならcm、画面上のサイズならピクセルを目安にしよう

Excelでは、標準表示の列幅と行の高さに異なる単位が使われています。

そのため、通常の数値だけを見てcmやピクセルに換算しようとすると、少しわかりにくくなります。

ポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 列幅は標準フォントの文字幅を基準にしている
  • 行の高さはポイント(pt)で指定される
  • cmで指定したい場合はページレイアウト表示を使う
  • 96dpiなら1cmは約37.8ピクセルが目安
  • 正方形のセルを作るなら列幅と行の高さを同じcmにする
  • 印刷時は拡大縮小設定と印刷プレビューも確認する

特に、「印刷したときに○cmにしたい」という場合は、ピクセルへ換算せずページレイアウト表示からcmを直接指定する方法が簡単です。

用途に応じてcm・ピクセル・ポイントを使い分けながら、見やすい表やテンプレート作りに活用してみてください。


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※外部リンク※

※Mac版Excelをご利用の方は、以下のページも参考になります。


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