Excelで3乗・平方根・立方根を計算&表示する方法|関数と√・³の表記も解説

Excelで3乗・平方根・立方根を計算&表示する方法|関数と√・³の表記も解説

本記事には広告(PR)が含まれます。
くわしくは プライバシーポリシー をご確認ください。


目次

Excelで3乗・平方根・立方根を計算する方法

Excelで、

「3乗を計算したい」
「平方根(ルート)はどの関数を使えばいい?」
「3乗根を求めるにはどうすればいい?」

と迷うことはありませんか?

Excelでは、^(キャレット)やPOWER関数、SQRT関数を使って、3乗・平方根・立方根を計算できます。

たとえば、A1セルの数値を計算する場合は次のように入力します。

求めたいもの Excelの数式
2乗 =A1^2
3乗 =A1^3
平方根(ルート) =SQRT(A1)
平方根(1/2乗) =A1^(1/2)
立方根(3乗根) =A1^(1/3)

また、計算するだけでなく、教材や資料などで「√9」「2³」のように表示する方法もあります。

この記事では、Excel初心者の方にもわかりやすいように、3乗・平方根・立方根の計算方法から、√・²・³の表示方法まで順番に解説します。



Excelで3乗を計算する方法

まずは、Excelで3乗を求める方法から確認してみましょう。

たとえばA1セルに「2」が入力されている場合、3乗すると結果は「8」になります。

Excelでは、主に^(キャレット)を使う方法とPOWER関数を使う方法があります。


^(キャレット)で3乗する

もっとも手軽なのが、^を使う方法です。

=A1^3
A1セルが「2」なら、

2 × 2 × 2 = 8

となり、セルには「8」と表示されます。

Excelでキャレットを使って2の3乗を計算した例

^は「べき乗」を表す演算子です。

そのため、

=A1^2
なら2乗、
=A1^3
なら3乗になります。

^(キャレット)はキーボードのどこにある?

日本語キーボードの場合、^は一般的に「へ」と書かれたキーにあります。

半角英数入力の状態でキーを押すと「^」を入力できます。

日本語キーボードでキャレット(^)キーの位置を示した画像
「^」キーの位置はキーボードによって異なる場合があります。

※キーボードの配列によって位置や入力方法が異なる場合があります。


POWER関数で3乗する

POWER関数を使って3乗することもできます。

=POWER(A1,3)
POWER関数の基本形は次のとおりです。
=POWER(数値,指数)
「A1の値を3乗する」という意味なので、A1が2なら結果は8です。

ExcelのPOWER関数で2の3乗を計算した例

単純に2乗・3乗するだけなら^の方が短く入力できます。

一方、POWER関数は「べき乗を計算している」と数式から判断しやすいため、用途によって使い分けるとよいでしょう。


Excelで平方根(ルート)を計算する方法

平方根とは、同じ数を2回掛けたときに元の数になる値です。

たとえば、

3 × 3 = 9

なので、9の平方根のうち正の値は3です。

Excelで正の平方根を求める場合は、SQRT関数を使う方法がわかりやすいでしょう。


SQRT関数で平方根を求める

A1セルの平方根を求める場合は、次のように入力します。

=SQRT(A1)
A1が9なら、結果は「3」になります。

ExcelのSQRT関数で9の平方根を計算した例

SQRTは「Square Root(平方根)」を意味する関数です。


^を使って平方根を求める

平方根は「1/2乗」として計算することもできます。

=A1^(1/2)
A1が9なら、こちらも結果は「3」です。

Excelでキャレットを使って9の平方根を計算した例

単純に平方根を求めるだけなら、何を計算しているのかわかりやすいSQRT関数がおすすめです。


SQRT関数でマイナスの数を指定するとどうなる?

SQRT関数で負の数の平方根を求めようとすると、通常のExcelでは#NUM!エラーになります。

たとえば、

=SQRT(-9)
と入力するとエラーになります。

必要に応じて、IF関数を使って次のように処理できます。

=IF(A1<0,"計算できません",SQRT(A1))
ExcelでIF関数とSQRT関数を組み合わせて負の数のエラーを回避した例
負の数の場合は「計算できません」と表示する例です。

A1が負の数なら「計算できません」と表示し、0以上なら平方根を計算できます。

Excelで表示されるエラーについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考になります。
▶ エクセルのエラー一覧と対処法まとめ|#N/A・#NAME?・#REF!などの意味をわかりやすく解説

Excelで立方根(3乗根)を計算する方法

立方根は、同じ数を3回掛けたときに元の数になる値です。

たとえば、

3 × 3 × 3 = 27

なので、27の立方根は3です。

ExcelにはSQRTのような「立方根専用関数」はありませんが、^を使って計算できます。

=A1^(1/3)
A1が27なら結果は「3」になります。

Excelで27の立方根(3乗根)を計算した例

補足: =A1^(1/3)は、A1が負の数の場合にはエラーになることがあります。この記事では、27→3のような正の数を使った基本的な立方根の計算方法を紹介しています。


POWER関数でも立方根を計算できる

POWER関数を使う場合は、

=POWER(A1,1/3)
と入力します。

こちらもA1が27なら「3」になります。


4乗根・5乗根などのn乗根を求める方法

同じ考え方で、4乗根や5乗根なども計算できます。

基本形は、

=A1^(1/n)
です。

たとえば4乗根なら、

=A1^(1/4)
5乗根なら、
=A1^(1/5)
となります。

POWER関数なら、

=POWER(A1,1/4)
のように指定できます。

^とPOWER・SQRT関数はどう使い分ける?

「^でも計算できるなら、わざわざ関数を使う必要があるの?」

と思う方もいるかもしれません。

実際、単純な2乗・3乗であれば^を使う方が手軽です。

方法 向いている場面
^ 2乗・3乗・n乗根などを短い数式で計算したい
POWER関数 べき乗であることを関数として明示したい
SQRT関数 平方根をわかりやすい数式で求めたい

たとえば、

=A1^3
なら非常に短く入力できます。

一方、

=POWER(A1,3)
ならPOWERという関数名から「べき乗の計算」と判断しやすくなります。

平方根についても、

=A1^(1/2)
より、
=SQRT(A1)

の方が何を計算しているのかわかりやすいでしょう。

そのため、手軽さなら^、数式の意味のわかりやすさならPOWER・SQRT関数と考えておくと使い分けやすくなります。


√や²・³をExcelに表示する方法

ここまで紹介した方法は「計算するための数式」です。

一方、学校教材やレポート、印刷資料などでは、

2³
√9
³√27

のように、計算せず数式そのものを見せたい場合があります。

その場合は、記号や数式機能を利用します。


²・³を文字として入力する

2乗・3乗を見た目として表現したい場合は、

  • ²
  • ³

という文字を利用できます。

たとえばセルに、

x³

と入力すれば、そのまま3乗の表記として表示できます。

コピー&貼り付けでも入力できます。


「記号と特殊文字」から²・³を入力する

Excelの機能から入力することもできます。

  1. [挿入]タブを開く
  2. [記号と特殊文字]から[その他の記号]を選択
    Excelの挿入タブから記号と特殊文字を開く手順
  3. 文字コードに「00B2」または「00B3」を指定
    Excelの記号と特殊文字で上付き数字の2を選択した画面
    「²」は文字コード「00B2」から挿入できます。
  4. [挿入]をクリック

セル内に²・³が挿入されます。

Excelのセルに上付き数字を使って2の2乗と表示した例


√(ルート記号)を入力する方法

√も文字として入力できます。

もっとも簡単なのは、日本語入力で、

ルート

と入力して変換する方法です。

変換候補から「√」を選択します。

また、[挿入]→[記号と特殊文字]から入力する場合は、Unicode文字コード「221A」から√を選択できます。

Excelの記号と特殊文字からルート記号(√)を入力する画面
「√」は文字コード「221A」から挿入できます。

入力後に数字を続ければ、

√9

のように表示できます。

ただし、これはあくまで文字として√を表示しているだけで、平方根を計算しているわけではありません。


教科書のような数式を表示するなら「数式」を使う

√記号や³だけでなく、分数や複雑な数式を教科書のような形で表示したい場合は、Excelの「数式」機能が便利です。

  1. [挿入]タブを開く
  2. [数式]をクリック
    Excelの挿入タブから数式を選択する画面
  3. [べき乗]や[根号]など必要な形式を選択
    Excelの数式機能で上付き文字の形式を選択する画面
  4. 四角い入力欄に数値や文字を入力Excelの数式オブジェクトに2の2乗を入力した例

これなら、

√(x+y²)

のような数式も整った形で表示できます。


「記号」と「数式」の違い

[記号と特殊文字]で入力した√・²・³は、セル内の文字として扱われます。

一方、[数式]から作成したものは、セルに値を入力するのとは異なり、ワークシート上に配置する数式オブジェクトとして扱われます。

Excelでセルに入力した記号と数式オブジェクトを比較した例
左はセル内の文字、右は数式オブジェクトとして配置した例です。

そのため、

  • セルの中に「√9」と表示したい → 記号
  • 教材や印刷資料に本格的な数式を配置したい → 数式

と使い分けるとわかりやすいでしょう。


教材や資料で3乗・平方根を使うときのポイント

教材や資料では、計算用のセルと表示用のセルを分ける方法もおすすめです。

たとえば、

表示する式 計算結果
2³ 8
√25 5
³√64 4

のように並べれば、「どのような計算をしたのか」と「答え」を同時に確認できます。

Excelで教材や印刷用の資料を作成する場合は、数式だけでなく文字の向きや配置を調整するとさらに見やすくなります。

文字の向きや配置を調整する方法についてはこちらの記事も参考になります。
▶ Excelで文字を縦書き・90度回転する方法|伸ばし棒や数字の向きも解説

Excelの3乗・平方根・立方根に関するFAQ

Excelで3乗するにはどうすればよいですか?

A1セルを3乗する場合は、

=A1^3

または、

=POWER(A1,3)

と入力します。


Excelでルート(平方根)を計算する関数は?

SQRT関数を使用します。

=SQRT(A1)

A1が9なら結果は3です。


Excelで3乗根を求める関数はありますか?

立方根専用の関数ではなく、^またはPOWER関数を利用できます。

=A1^(1/3)

または、

=POWER(A1,1/3)

と入力します。


Excelで√を入力するには?

日本語入力で「ルート」と入力して変換すると√を入力できます。

[挿入]→[記号と特殊文字]から√を選択することもできます。


「√9」と入力すればExcelで計算されますか?

いいえ。「√9」とセルに文字として入力しただけでは計算されません。

平方根を計算したい場合は、

=SQRT(9)

などの数式を使用してください。


²や³を入力すると計算できますか?

²・³は基本的に表示用の文字です。

たとえば「2³」と入力しても、自動的に8が計算されるわけではありません。

計算する場合は、

=2^3

などの数式を使用します。


Excelをもう少し体系的に覚えたい方へ

今回のように「^と関数はどう違う?」「どの方法を使えばいい?」と迷うことは、Excelを使っているとよくあります。

関数を丸暗記するのではなく、実際に手を動かしながら少しずつ覚えていきたい方へ、Excelを独学するときの進め方や続けるコツをまとめています。

▶ エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介


まとめ

Excelでは、3乗・平方根・立方根を次のように計算できます。

  • 3乗:=A1^3 または =POWER(A1,3)
  • 平方根:=SQRT(A1) または =A1^(1/2)
  • 立方根:=A1^(1/3) または =POWER(A1,1/3)
  • n乗根:=A1^(1/n)

簡単な計算なら^を使うと手軽ですが、平方根ならSQRT関数を使うと数式の意味がわかりやすくなります。

また、√・²・³を表示するだけの場合と、実際に計算する場合は別です。

教材や印刷資料として数式を見せたい場合は「記号と特殊文字」や「数式」、実際に値を求めたい場合は^・POWER・SQRT関数と、目的に合わせて使い分けてみてください。


※参考書籍 (PR)※

※本ボックスにはアフィリエイトリンク(PR)が含まれます。

くわしくは プライバシーポリシー へ。

Excelで3乗・平方根・立方根を計算&表示する方法|関数と√・³の表記も解説
最新情報をチェックしよう!