Excelで24時間以上を表示する方法|合計時間・100時間超えも正しく表示

Excelで24時間以上を表示する方法|合計時間・100時間超えも正しく表示

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Excelで勤務時間や作業時間を合計したときに、

「25時間30分のはずなのに、1:30と表示される」
「月間の勤務時間を100時間以上で表示したい」
「翌日の2:00を26:00として扱いたい」

と困ったことはありませんか?

合計時間を24時間以上で表示したい場合は、セルの表示形式を[h]:mmに変更します。

通常の時刻表示では見えない24時間分も表示できるため、25時間30分なら「25:30」、100時間なら「100:00」と確認できます。

私も勤怠の時間を集計していたときに、計算結果が思ったとおりに表示されず、戸惑ったことがあります。時間の計算では、数式だけでなく表示形式の確認も大切です。

この記事では、まず24時間以上の合計時間を表示する基本手順を紹介します。後半では、翌日の時刻を26:00として扱う方法や、日付・####が表示される場合の確認ポイントも解説します。

※操作手順は、Windows版のデスクトップExcelを基準にしています。



目次

Excelで24時間以上を表示する方法|表示形式を[h]:mmに変更する

勤務時間や作業時間を合計した結果が、24時間を超えると短い時間に見えてしまう場合は、まず合計結果のセルの表示形式を確認しましょう。

入力値や数式が正しければ、表示形式を変更するだけで解決できます。

合計時間のセルを選び、ユーザー定義で[h]:mmを設定する

たとえば、次の時間を合計するケースで考えてみます。

セル 入力内容
B2 8:00
B3 8:30
B4 9:00
B5 =SUM(B2:B4)

合計は25時間30分ですが、B5の表示形式が通常の「h:mm」になっていると、1:30と表示されます。

この場合は、次の手順で変更します。

  1. 合計結果が入っているB5セルを選択する
  2. **[Ctrl]+[1]**を押して[セルの書式設定]を開く

    合計セルB7を選択し、ホームタブの表示形式一覧から[その他の表示形式]を開くExcel画面
    合計セルを選び、[ホーム]タブの表示形式一覧から[その他の表示形式]を開きます。
  3. [表示形式]タブの[ユーザー定義]を選ぶ
  4. [種類]に次のコードを入力する
[h]:mm
  1. [OK]をクリックする

    セルの書式設定でユーザー定義に[h]:mmを指定し、サンプルに108:30と表示されたExcel画面
    [ユーザー定義]の[種類]に「[h]:mm」を入力し、[OK]をクリックします。
     

これで、B5の表示が**「1:30」から「25:30」**に変わります。

[ ]やコロンは半角で入力してください。うまく設定できない場合は、上のコードをコピーして貼り付けると確実です。

なお、変更するのは合計結果のセルです。元の時間が入っているセルだけを変更しても、合計セルの表示は変わりません。

Microsoft公式サポートでも、24時間を超える合計時間には、[h]を使った表示形式を設定する方法が紹介されています。

参考:Excelで時間を加算または減算する|Microsoft サポート

h:mmと[h]:mmの違い|24時間を超えると表示が戻る理由

「h:mm」と「[h]:mm」は似ていますが、時間の表示方法が異なります。

表示形式 25時間30分の表示 主な用途
h:mm 1:30 開始時刻・終了時刻など
[h]:mm 25:30 作業時間・勤務時間の合計など

h:mmは、1日の中の「何時何分」を表示する形式です。

そのため、25時間30分の値でも、24時間分を除いた「1:30」が表示されます。

一方、[h]:mmは、24時間分も含めた合計の時間数を表示する形式です。25時間30分なら「25:30」、48時間なら「48:00」と表示できます。

ここで覚えておきたいのは、表示が1:30になっていても、元の計算結果から24時間分が消えたわけではないという点です。

入力値と数式が正しい場合は、合計の値は保持されています。数式を修正する前に、表示形式を確認してみましょう。


SUM関数で勤務時間を合計し、100時間以上を表示する

100時間を超える場合も、設定方法は同じです。

例として、B2~B6に週ごとの勤務時間が入力されている表を考えてみます。

行 A列:集計区分 B列:勤務時間
2 第1週 25:30
3 第2週 24:00
4 第3週 26:15
5 第4週 24:45
6 第5週 8:00
7 合計 =SUM(B2:B6)

B2~B7の表示形式を[h]:mmに設定すると、合計は108:30と表示されます。

SUM関数で勤務時間を合計し、表示形式を[h]:mmに設定して108:30と表示したExcel画面
合計セルに「[h]:mm」を設定すると、100時間以上も表示できます。
週ごとの時間にも24時間以上の値があるため、この例では入力欄と合計欄の両方に設定します。

数式は、通常の数値を合計するときと同じです。

=SUM(B2:B6)

24時間や100時間を超えるからといって、特別な合計関数に変える必要はありません。

なお、時間は「25:30」のように、時と分の間に半角コロンを入れて入力します。「25時間30分」と文字で入力すると、通常は計算に使える時間の値になりません。


「25時間30分」や秒まで表示する方法

時間の見せ方を変えたい場合は、ユーザー定義のコードを変更します。

表示したい形 [種類]に入力するコード
25:30 [h]:mm
25:30:00 [h]:mm:ss
25時間30分 [h]"時間"mm"分"
同じ25時間30分を、25:30、25:30:00、25時間30分の3種類の表示形式で比較したExcel画面
表示形式を変えると、同じ時間を「25:30」や「25時間30分」と表示できます。

勤務時間の集計表なら「25:30」、作業時間の報告資料なら「25時間30分」など、用途に合わせて選びましょう。

表示形式で「時間」「分」を付ける方法なら、セルの値は数値のまま残るため、引き続き計算に使えます。

ただし、表示形式は見た目を変える設定です。秒を表示しない形式にしても、元の値に含まれる秒が削除されるわけではありません。


24時間以上の時間が正しく表示されないときの対処法と注意点

合計時間の表示は、基本的に[h]:mmの設定で対応できます。

ただし、翌日分の値が入っていない場合や、入力内容が文字列になっている場合は、表示形式だけでは解決できません。

ここからは、時間を扱うときにつまずきやすいケースを紹介します。


翌日の2:00を26:00として扱いたい場合

深夜勤務の集計などでは、翌日の2:00を「26:00」として扱いたい場合があります。

ただし、2:00のセルに[h]:mmを設定するだけでは、26:00にはなりません。

2:00という値に、翌日分の24時間を足す必要があります。

たとえば、次のような表を作ります。

セル 内容 入力値・数式
A2 開始時刻 22:00
B2 終了時刻 2:00
C2 翌日分を補った終了時刻 =IF(B2<A2,B2+1,B2)
D2 経過時間 =C2-A2

C2とD2の表示形式を[h]:mmに設定してください。

結果は、次のようになります。

  • C2:26:00
  • D2:4:00
IF関数で終了時刻2:00に翌日分を加えて26:00とし、開始時刻22:00との差を4:00と表示したExcel画面
終了時刻に翌日分を補うと、22:00から翌日2:00までの経過時間を計算できます。

C2の式を見てみましょう。

=IF(B2<A2,B2+1,B2)

この式では、終了時刻が開始時刻より早ければ、終了時刻に「1」を足しています。

Excelでは1日=1として管理されているため、「+1」は24時間を足すという意味です。

今回の例では、終了時刻の2:00が開始時刻の22:00より早いため、翌日分を加えて26:00にします。そのうえで22:00を引くと、経過時間の4:00を求められます。

この方法を使うときの注意点

この式は、「終了時刻が開始時刻より早ければ翌日」と判断できる、24時間未満の勤務や作業を想定しています。

開始と終了が同じ時刻の場合は0時間になります。丸1日の勤務や、何日にもわたる作業は時刻だけでは判断できないため、次の項目で紹介するように日付も入力しましょう。

また、この例は開始から終了までの経過時間です。実働時間を求める場合は、別途休憩時間を差し引きます。


日付をまたぐ時間を計算するときは、入力データを確認する

開始・終了の両方に日付と時刻が入っている場合は、翌日分を足す式は不要です。

たとえば、次のデータで考えてみましょう。

セル 内容 入力値・数式
A2 開始日時 2026/10/1 22:00
B2 終了日時 2026/10/3 2:00
C2 経過時間 =B2-A2

C2の表示形式を[h]:mmにすると、結果は28:00です。

2026年10月1日22:00から10月3日2:00までの差をB2-A2で計算し、28:00と表示したExcel画面
日付も入力されていれば、終了日時から開始日時を引いて経過時間を求められます。

日付の違いも計算に含まれるため、単純に終了日時から開始日時を引けば求められます。

入力方法による違いを整理すると、次のとおりです。

入力方法 計算するときの考え方
22:00、2:00など時刻だけ 翌日かどうかを判断し、必要に応じて1日分を補う
日付と時刻を両方入力 終了日時から開始日時を引く

日付をまたぐ作業を継続して管理するなら、日付と時刻をセットで入力しておくと、何日分の差なのかも確認しやすくなります。

なお、実際の日付が入った開始・終了セルは、日付が見える形式にしておきましょう。[h]:mmを設定するのは、経過時間を求めた結果のセルです。


1900年の日付が表示される・数式バーに日付が入る場合

時間を入力したはずなのに、「1900年の日付が入っている」と戸惑うこともあります。

まず、日付が見えている場所がセルなのか、数式バーなのかを確認しましょう。

セルに日付が表示されている場合

合計時間のセルに日付形式が設定されていると、時間の値が日付として表示されることがあります。

合計時間を表示したいセルなら、[セルの書式設定]で[h]:mmに変更します。

ただし、元のデータが実際の日時だった場合は、表示形式を変えるだけでは経過時間になりません。先に終了日時から開始日時を引いてください。

セルは25:00なのに、数式バーに日付が見える場合

数式ではなく、24時間以上の時間を直接入力したセルでは、セル上は25:00でも、数式バーには1900年の日付と時刻が表示される場合があります。

セルには25:30と表示され、数式バーには1900/1/1 1:30:00と表示されているExcel画面
25:30を直接入力したセルでは、数式バーに日付と時刻が表示される場合があります。

これは、Excelが日付と時間を共通の数値で管理しているためです。

日付が見えるからといって、すぐに入力ミスとは限りません。

経過時間として正しく入力され、セルにも意図した合計時間が表示されていれば、数式バーの日付を無理に消す必要はありません。


[h]:mmにしても直らない・足し算できない場合

表示形式を変更しても直らない場合は、次の点を確認します。

症状 確認すること
合計時間の表示が変わらない 合計結果のセルに設定したか
SUM関数で一部の時間が合計されない 入力値が文字列になっていないか
セルに####が表示される 列幅が足りているか、計算結果が負になっていないか

① 合計結果のセルに設定したか

元のデータだけでなく、SUM関数などが入っている合計セルにも[h]:mmを設定します。

② 時間が文字列になっていないか

次のような入力は、文字列として扱われる原因になります。

  • 「8時間30分」と文字で入力している
  • 先頭にアポストロフィーを付けて「’8:30」と入力している
  • 表示形式が[文字列]のセルに入力している

文字列は、表示形式を[h]:mmに変えただけでは、計算できる時間の値に変わりません。

数値の時間は合計42:30になる一方、文字列の時間を含む列ではSUM関数の合計が25:30になる比較画面
SUM関数では、参照範囲内の文字列の時間は合計に含まれません。

数件であれば、表示形式を[標準]に戻し、「8:30」のように半角コロンで入力し直して確認しましょう。

③ ####は、まず列幅を広げる

100時間以上の表示では桁数が増えるため、列幅が足りなくなることがあります。

勤務時間の合計が列幅不足で####になっている状態と、列幅を広げて280:00と表示した状態の比較
列幅不足で####になっている場合は、列幅を広げると時間を確認できます。

列幅を広げても直らない場合は、計算結果が負の時間になっていないか確認します。通常の設定では、負の時間を時刻形式で表示すると####になることがあります。

たとえば、時刻だけで「2:00-22:00」を計算すると負の値になります。翌日の2:00を意味する場合は、前述の方法で翌日分を補う必要があります。

開始時刻22:00と終了時刻2:00の差が負になり、経過時間が####と表示されたExcel画面
翌日分を補わずに「2:00-22:00」を計算すると負の値になり、通常の設定では####と表示されます。

TIME関数で24時間以上を作れない場合

TIME関数を使って、次のように26時間を作ろうとした場合にも注意が必要です。

=TIME(26,0,0)

この式で得られるのは、26時間分の値ではなく2:00に相当する値です。

TIME関数は、時の引数が23を超えると、24で割った余りを時として扱います。そのため、結果の表示形式を[h]:mmに変更しても、26:00にはなりません。

26時間の値を数式で作りたい場合は、次のように入力します。

=26/24

そのセルに[h]:mmを設定すると、26:00と表示されます。

TIME(26,0,0)の結果が2:00 AMになる例と、26/24に[h]:mmを設定して26:00と表示する例の比較
TIME関数では26時間分の値にならないため、26時間を作る場合は「26/24」を使います。
Excelでは1日=1なので、時間数を24で割ることで、計算に使える時間の値になります。

また、A2に「26」という時間数が入っている場合は、次の式を使えます。

=A2/24

「26」という数値と、時間の値である「26:00」は異なるため、入力データがどちらなのかを確認してから計算しましょう。

参考:TIME関数|Microsoft サポート



Excelで24時間以上を表示するときのよくある質問(FAQ)

ちょうど24時間を24:00と表示できますか?

はい。24時間分の値が入っているセルに[h]:mmを設定すれば、24:00と表示できます。

通常のh:mmでは0:00になるため、時間の合計欄では[h]:mmを使いましょう。


100時間以上でも同じ表示形式を使えますか?

はい。100時間以上でも[h]:mmで表示できます。

桁数が増えて####になった場合は、列幅を広げてください。


「24時間表記」と「24時間以上の表示」は違いますか?

はい。意味が異なります。

  • 24時間表記:午後2時を14:00と表す方法
  • 24時間以上の表示:合計25時間を25:00と表す方法

24時間表記にはh:mmなどを使いますが、合計時間を24時間以上で表示するには[h]:mmを使います。


[h]:mmに変更すると、元の数値も変わりますか?

いいえ。表示形式の変更だけでは、元の数値や数式は変わりません。

そのため、2:00を26:00に変えたい場合など、翌日分の値が必要なケースでは、計算も必要です。


25:30を25.5という数値に変換するにはどうすればよいですか?

A2に25:30という時間の値が入っている場合は、次の式で変換できます。

=A2*24

計算結果のセルの表示形式を[標準]または[数値]にすると、25.5と表示されます。

時給や単価を掛けるための変換方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶ エクセルで60進法を10進法に変換する方法|時間計算・給与計算をわかりやすく解説


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まとめ|合計時間は[h]:mm、翌日分の計算は入力内容を確認する

Excelで合計時間を24時間以上で表示したい場合は、合計結果のセルの表示形式を[h]:mmに変更します。

25時間30分なら25:30、100時間なら100:00と表示できるため、勤務時間や作業時間の集計に便利です。

一方、翌日の2:00を26:00として扱いたい場合は、表示形式だけでなく、翌日分の24時間を加える計算が必要になります。

  • 合計時間を正しく表示したい → [h]:mmを設定する
  • 時刻だけで翌日までの時間を計算したい → 必要に応じて翌日分を補う
  • 日付と時刻が入っている → 終了日時から開始日時を引く

まずは表示形式を確認し、それでも直らない場合に入力値や数式を見直してみてください。


【関連記事】

時間を25.5などの数値に変換して、時給や単価を掛けたい場合は、次の記事をご覧ください。

▶ エクセルで60進法を10進法に変換する方法|時間計算・給与計算をわかりやすく解説

その他日付に関する記事はこちら:

参考にしたMicrosoft公式情報


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