Excelの点線を消す方法|標準表示に残る改ページ線を非表示にする

Excelの改ページ線がある表と非表示にした表を比較し、点線を消す方法を紹介するイラスト

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Excelで印刷設定を確認したあと、シートに点線が表示されて、

「この点線を消したい」
「標準表示に戻したのに、線が残っている」
「このまま印刷したら、点線も印刷されるの?」

と気になったことはありませんか?

シートを横切るように表示される点線は、印刷時のページの区切りを示す「改ページ線」であることが多いです。改ページ線そのものは印刷されません。

点線が気になる場合は、[Excelのオプション]で[改ページを表示する]のチェックを外すと、非表示にできます。

私も以前、職場で上司にこの点線について聞かれたとき、意味はなんとなく分かっていても、消し方をすぐに説明できませんでした。確認してみると、オプションから表示を切り替えられるようになっていたんですね。

この記事では、点線を消す手順と、設定しても消えないときの確認方法を初心者向けに解説します。

※操作手順は、Windows版のExcel(Microsoft 365)を例に紹介します。バージョンによって、画面や項目名が異なる場合があります。



Excelの点線を消す方法|標準表示に残る改ページ線を非表示にする

Excelの標準表示で、19行目と20行目の間に改ページの点線が表示されている例
標準表示でも、ページの区切りを示す点線が表示されることがあります。

標準表示のシートに残る改ページ線は、Excelのオプションから非表示にできます。

まずは、点線を消す手順を確認しましょう。


[Excelのオプション]で[改ページを表示する]をオフにする

点線を消したいシートを開き、次の操作を行います。

  1. [ファイル]をクリックする
  2. [オプション]をクリックする
    オプション設定
  3. [Excelのオプション]画面で[詳細設定]を選ぶ
  4. 下へスクロールして、[次のシートで作業するときの表示設定]を探す
  5. 対象のシート名が選ばれていることを確認する
  6. [改ページを表示する]のチェックを外す
  7. [OK]をクリックする

    Excelのオプションの詳細設定で、[改ページを表示する]のチェック位置を示した画面
    [改ページを表示する]のチェックを外し、[OK]をクリックします。

設定後、シートに表示されていた改ページ線が非表示になります。

[改ページを表示する]をオフにして、シート上の改ページ線が非表示になった状態
改ページの点線が消え、表の罫線はそのまま残ります。

項目が見つからないときは、[詳細設定]の画面を下へスクロールしてみてください。[次のブックで作業するときの表示設定]とは別に、シートを対象にした表示設定があります。

また、この設定では対象シートを選べます。別のシートの点線も消したい場合は、そのシートについても設定を確認しましょう。


点線が出るのはなぜ?印刷時のページの区切りを示している

シートに表示される改ページ線は、印刷するときに、どこで次のページに分かれるかを示す目印です。

たとえば、表の途中に縦の点線があれば、その位置で左右のページに分かれることがあります。横の点線は、上下のページの区切りを示しています。

改ページプレビューでの操作後などに、標準表示へ戻しても、この目印が残ることがあります。

そのため、突然線が入ったように見えても、表のデータや書式が壊れたとは限りません。

「印刷範囲の点線」と呼ばれることもありますが、改ページ線は、印刷対象の範囲そのものではなく、ページが分かれる位置を示す線です。

なお、改ページ線そのものは印刷されません。

ただし、セルの罫線として設定した点線は別です。点線が印刷される場合は、後半の「設定しても消えない場合」も確認してください。

シート上の改ページ線の位置と、印刷プレビューの1ページ目の末尾を比較した画像
シートの点線は、印刷時にページが分かれる位置を示しています。

点線を消しても印刷設定は変わらない

[改ページを表示する]のチェックを外しても、印刷範囲やページの区切り位置は変わりません。

変わるのは、シート上に改ページ線を表示するかどうかです。

たとえば、2ページに分かれて印刷される表で点線を非表示にしても、自動的に1ページへ収まるわけではありません。

目的によって、必要な操作は次のように異なります。

やりたいこと 確認する設定
シート上の点線を見えなくしたい [改ページを表示する]をオフにする
印刷するセル範囲を変えたい [印刷範囲]を設定し直す
表を1ページに収めたい 拡大縮小印刷を調整する
ページを分ける位置を変えたい 改ページを調整する

また、[ページ レイアウト]タブにある[すべての改ページを解除]は、手動で設定した改ページを解除する操作です。

点線を見えなくするための設定ではないため、表示だけを消したい場合は、Excelのオプションから切り替えましょう。


点線をもう一度表示する方法と、表示しておくと便利な場面

改ページ線を再表示したい場合は、同じ設定画面で[改ページを表示する]にチェックを入れます。

  1. [ファイル]→[オプション]→[詳細設定]を開く
  2. [次のシートで作業するときの表示設定]で対象シートを確認する
  3. [改ページを表示する]にチェックを入れる
  4. [OK]をクリックする

    Excelの詳細設定で[改ページを表示する]にチェックを入れた状態
    点線を再表示したいときは、[改ページを表示する]にチェックを入れます。

点線があると表が見づらく感じることもありますが、印刷のページ区切りを確認する目印としても使えます。

私自身は、改ページプレビューに切り替えなくても、標準表示のままページの区切りが分かる点を便利に感じています。

入力や編集に集中したいときは非表示、印刷の区切りを確認したいときは表示と、作業に合わせて使い分けるとよいでしょう。

ただし、最終的な印刷結果は、[ファイル]→[印刷]のプレビューでも確認しておくと安心です。


Excelの点線が消えないときの確認とよくある質問

[改ページを表示する]をオフにしても線が残る場合は、設定対象のシートや、線の種類を確認しましょう。

改ページ線に似ていても、別の操作で表示されている線かもしれません。

[改ページを表示する]をオフにしても消えない場合

まず、次の2点を確認してください。

  • 点線を消したいシートを対象に設定しているか
  • [表示]タブで[標準]が選ばれているか

[改ページを表示する]は、標準表示で改ページ線を表示するかどうかを切り替える設定です。

改ページプレビューを開いている場合や、別の種類の点線が表示されている場合は、次のように対処します。

見た目・状況 考えられる原因 対処法
「ページ1」の文字や青い区切り線がある 改ページプレビューになっている [表示]→[標準]に切り替える
コピーしたセルの周囲で点線が動いている コピー操作中の枠が表示されている コピー操作を終える場合は[Esc]キーを押す
特定のセルの周囲や辺に点線がある 点線の罫線が設定されている 対象セルの罫線設定を確認する

「ページ1」の文字や青い線がある場合

[表示]タブから[標準]を選ぶと、通常の表示へ戻せます。

そのあとにグレーの改ページ線が残る場合は、この記事前半の手順で[改ページを表示する]をオフにしてください。

Excelの改ページプレビュー画面で、右下の[標準]ボタンの位置を示した画像
画面右下の[標準]ボタンから、通常の表示へ戻せます。

表示モードの切り替えについては、次の記事でも詳しく解説しています。

→ エクセルの「ページ1」表示を消す方法|これ印刷される?改ページプレビューの解除方法を解説

コピーしたセルの周囲で点線が動いている場合

コピーした範囲を囲む点線は、改ページ線ではありません。

貼り付けを済ませるなどして、コピー操作を終える場合は、[Esc]キーを押してください。

コピーしたセル範囲B15:C16が、点線の枠で囲まれている状態
コピー中の点線は、コピー操作を終える場合に[Esc]キーで解除できます。

セルに点線の罫線が設定されている場合

対象セルを選び、[ホーム]タブの[罫線]メニューなどで設定を確認します。

[枠なし]を選ぶと、その範囲の罫線をまとめて外せます。ただし、点線以外の必要な罫線も消えるため、対象範囲を確認してから操作しましょう。

点線だけを外したい場合は、[セルの書式設定]の[罫線]タブで、対象の辺の設定を変更します。

点線の罫線があるセル範囲を選び、[ホーム]タブの罫線メニューで[枠なし]を選ぶ画面
[枠なし]を選ぶと、選択範囲の罫線をまとめて外せます。
[セルの書式設定]の[罫線]タブで、線のスタイルと適用する位置を設定する画面
スタイルと適用する位置を設定する画面 点線を実線に変える場合は、実線のスタイルを選び、変更する辺に適用します。

点線を移動して、印刷するページの区切りを変えたい場合

「点線を消したい」というより、点線の位置を変えて、表が途中で分かれないようにしたい場合は、印刷設定の調整が必要です。

[表示]→[改ページ プレビュー]に切り替えると、ページの区切りを確認しながら調整できます。

[表示] タブで「改ページプレビュー」ボタンを誤ってクリック

ただし、ページの区切りを動かすことと、印刷するセル範囲を広げることは同じではありません。

  • 印刷するセル範囲を変えたい場合は、[印刷範囲]を確認する
  • 表を1ページに収めたい場合は、拡大縮小印刷を確認する
  • ページを分ける位置を変えたい場合は、改ページを調整する

変更後は印刷プレビューを開き、文字が小さくなりすぎていないか、必要な部分が印刷対象に入っているかを確認しましょう。

印刷範囲やページ数を調整する手順は、次の記事で紹介しています。

▶ Excelの改ページプレビューと、印刷範囲・ページ数を調整する方法


よくある質問(FAQ)

改ページの点線は印刷されますか?

改ページ線そのものは印刷されません。印刷時にページが分かれる位置を示す、画面上の目印です。

ただし、セルの罫線として設定した点線は印刷されるため、区別して確認してください。


[標準]に戻したのに点線が残るのはなぜですか?

標準表示でも、改ページ線を表示できるためです。

[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]を開き、対象シートの[改ページを表示する]のチェックを外してください。


別のシートにも点線があります。シートごとに設定が必要ですか?

[改ページを表示する]は、シートを対象にした設定です。

別のシートの点線も消したい場合は、[次のシートで作業するときの表示設定]で対象シートを切り替えて、設定を確認してください。


[すべての改ページを解除]を選んでも点線が残るのはなぜですか?

[すべての改ページを解除]で解除できるのは、手動で設定した改ページです。Excelが自動的に設定する改ページは残ります。

画面上の改ページ線を見えなくしたい場合は、[改ページを表示する]をオフにしましょう。


Excelの設定を、少しずつ覚えていきたい方へ

Excelには、今回の改ページ線のように、設定を知っていると作業しやすくなる機能があります。

「分からないところを調べながら、仕事で使うExcelを覚えたい」という方は、独学の進め方をまとめた記事も参考にしてみてください。

▶ Excelを独学で学ぶ方法はこちら


まとめ|点線の表示を切り替えて、作業しやすい画面にしよう

Excelの標準表示に残る改ページ線は、[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]で、[改ページを表示する]のチェックを外すと非表示にできます。

覚えておきたいのは、次の3点です。

  • 改ページ線は、印刷時のページの区切りを示す目印
  • 非表示にしても、印刷範囲やページの区切り位置は変わらない
  • 設定しても消えない場合は、コピーの枠やセルの罫線などを確認する

改ページ線は、表を見やすくするために隠すことも、印刷の目安として表示しておくこともできます。

切り替え方を覚えて、作業に合った表示で使ってみてください。

参考:Microsoft公式サポート

▶ ワークシート内の改ページを挿入、移動、削除する|Microsoft サポート


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