エクセルで3D図形を作成する方法|立体ボタンや立方体の作り方・活用アイデアも紹介

エクセルで3D図形を作成する方法|立体ボタンや立方体の作り方・活用アイデアも紹介

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Excelでは、単なる表やグラフだけでなく、図形を立体的に見せる「3D図形」も作成できます。
プレゼン資料に奥行きを持たせたいときや、ボタンを立体的に見せたいときに役立つ機能です。

たとえば「平面の四角形を立方体風に」「押せそうなボタンに」など、ちょっとした工夫で見た目の印象を大きく変えられます。
また、Excel 2019以降では「3Dモデル」の挿入にも対応しており、本格的な立体オブジェクトを資料に取り入れることも可能です。

この記事では、

  • Excelで3D図形を作成する方法

  • 立体的なボタンや立方体の作り方

  • 3Dモデル機能の使い方

  • 活用アイデアと注意点

を初心者の方にもわかりやすく解説します。


エクセルで3D図形を挿入する方法

エクセルの「図形」と「3Dモデル」は何が違う?

Excelの3D関連機能には、主に2種類あります。

種類 特徴
図形+3D効果 四角形や円など、既存の「図形」に3D風の加工を加えるもの。影や奥行きをつけて立体的に見せる。
3Dモデル 実際に3Dデータ(立体オブジェクト)を挿入する機能。360度回転や角度調整が可能。

「図形+3D効果」はデザイン重視の見た目用で、操作が簡単。
一方で「3Dモデル」はより本格的な立体を表現でき、プレゼンや構造イメージに向いています。

Excelで作成した3D効果つき図形と、3Dモデルとして挿入したノートパソコンの比較画像
左は「図形+3D効果」、右は「3Dモデル」。Excelでは2種類の立体表現を使い分けできます。
対応バージョンについて
3Dモデル機能は Excel 2019・Microsoft 365以降 で利用できます。
Excel 2016以前では「3-D書式」「3-D回転」といった効果を使って立体風に見せる形になります。

図形を3D風にする手順(立体ボタンなどの応用例)

Excelでは、通常のオートシェイプ図形に「3D効果」を加えるだけで、簡単に立体的な見た目を作ることができます。

手順:

  1. [挿入]→[図形] から四角形など任意の形を選択

    Excelの[挿入]タブから[図形]を選択するメニュー画面
    立体図形を作る際は、まず[挿入]→[図形]から四角形などの基本図形を選びます。
  2. 図形を選択した状態で [図形の書式]タブ を開く

    Excelで図形を右クリックし、[図形の書式設定]を選択するメニュー画面
    図形を右クリックして[図形の書式設定]を開くと、3-D書式や影、グラデーションなど細かい調整ができます。
  3. 図形の効果」→「3-D書式」をクリック

  4. 「奥行き」や「角度」「照明」などを調整

    Excelの図形の書式設定ウィンドウで3-D書式(面取りや奥行き)を調整している画面
    「図形の効果」→「3-D書式」では、面取り・奥行き・照明などを細かく設定できます。

立体ボタン風に仕上げるコツ

  • 「図形の塗りつぶし」をグラデーションにすると光の反射が表現できる

  • 「影」を薄く入れるとより浮き上がった印象に

  • 「押し込み風」に見せたい場合は、上面を暗く、下面を明るく設定する

    実務でも「マクロボタン」として活用すると、グレー一色の標準ボタンよりも見やすくなり、複数の処理を色で区別できるようになります。
    (例:青=印刷、緑=集計、赤=終了 など)


    Excelで立方体や円柱を作る方法

    Excelでは、以下のように工夫することで立方体風の図形を作成できます。

    手順(立方体風):

    1. 四角形を3つ作成(前面・上面・側面)

      立方体を作るために、前面・上面・側面の3つの四角形を配置したExcel図形
      四角形を3つ重ねると、前面・上面・側面を再現した立方体風の図形が作れます。
    2. それぞれ少しずつ位置をずらして重ねる

    3. 塗りつぶし色を変えて奥行きを表現(例:前面=濃い色、上面=薄い色)

      Excelで作成した立方体図形。各面を異なる色にして奥行きを表現している例
      面ごとに色味を変えると、立体的な奥行きがより分かりやすくなります。
    4. 必要に応じて枠線を消す

    同様に、楕円形をベースにして「3-D書式」で奥行きを加えれば、**円柱(筒)**のような見た目も作れます。

    楕円形と長方形を組み合わせて作成した円柱図形と、グラデーション設定画面
    楕円形+長方形にグラデーションを設定すると、丸みのある円柱(筒)を表現できます。

    このようにして、「箱」「建物」「部品」などのイメージをExcel上で再現することができます。
    寸法精度は求められませんが、「構造イメージを簡単に伝えたい」ときには十分役立ちます。


    Excel 3Dモデル機能の挿入手順

    Excel 2019以降では、「3Dモデル」機能を使うことで、本格的な立体オブジェクトを資料に挿入できます。

    手順:

    1. [挿入]タブ → [図]グループ → [3Dモデル]をクリック

    2. 「このデバイス」または「ストック3Dモデル」から選択

      Excelの[挿入]タブで[3Dモデル]メニューを開き、「このデバイス」「ストック3Dモデル」を選択できる画面
      [挿入]→[3Dモデル]から、パソコン内の3Dデータやストック3Dモデルを選択できます。
    3. 任意のモデル(動物、人物、建物、機械など)を挿入

      Excelの「オンライン3Dモデル」画面。事務用品カテゴリの中からフォルダ型3Dモデルを選択している画面
      ストック3Dモデルはカテゴリごとに整理されており、無料で豊富な3Dオブジェクトを挿入できます。
    4. クリック&ドラッグで回転、スクロールで拡大縮小が可能

      Excelに挿入されたフォルダ型の3Dモデル。3Dモデルビューで角度を変更できる様子
      挿入した3Dモデルはドラッグで回転、スクロールで拡大縮小できます。資料の雰囲気に合わせて自在に調整可能です。

    ポイント

    • Microsoftが提供する「ストック3Dモデル」は無料で利用可能

    • 回転・傾きなどの操作は直感的に行える

    • PowerPointと同様にアニメーション付きで使うこともできる


      3D図形を挿入するポイント

      • 「図形+3D効果」で立体風デザインが簡単に作れる

      • 「3Dモデル」でリアルな立体オブジェクトも挿入可能

      • ボタン、プレゼン資料、イメージ図など用途は多彩

      ここまではエクセルで3D図形を挿入する方法について解説しました。
      次の章からは3D図形の活用方法や応用例を紹介します。

      3D図形の活用アイデアと応用例

      プレゼン資料での活用(視覚的に訴える資料作り)

      Excelの3D図形は、表やグラフに立体感を加えることで、**「見やすく印象に残る資料」**を作るのに役立ちます。

      たとえば、以下のような使い方があります。

      • 四角形を立体風にして「工程ステップ」や「構造図」を表現

      • 棒グラフに3D効果をつけてボリューム感を出す

      • フローチャートの各要素に奥行きをつけて視覚的な階層を強調

      Excelで3D書式を使って作成した、行程1→行程2→行程3の立体フローチャートの例。色分けされた矢印付き図形で工程の流れを表現している。
      Excelの3D書式を使えば、工程ステップも立体的で見やすいフロー図にできます。
      Excelの3Dモデルを使い、ノートPCを正面・斜め・横の3方向で表示した例
      3Dモデルは角度を自由に変更できるため、見せたい方向からのイメージを簡単に作成できます。
      Excelの3Dモデルでソファと机とノートPCを配置したレイアウト例
      家具の3Dモデルを組み合わせれば、簡単なレイアウト案やイメージ図もExcelだけで作成できます。

      「単なる平面図」よりも、立体的な表現を加えるだけで、資料の説得力や理解度が上がることがあります。
      特に、製造現場・設備系・建築系など、形を伴う説明が多い分野では効果的です。


      マクロボタンとして使うデザイン活用

      Excelでは、オートシェイプにマクロを割り当てることができます。
      そのため、図形を「3Dボタン風」に加工すれば、見やすく押しやすい操作ボタンを自作できます。

      例:

      1. 四角形の図形を作成

      2. 「3-D書式」で厚みを加え、「影」で浮かせる

        Excelで作成した3Dボタン風の図形。印刷・データ集計・終了の各ボタンが色分けされて表示されている
        3-D書式と影を組み合わせると、押しやすい3Dボタン風の見た目を作れます。色分けすると機能が直感的に区別できます。
      3. 「右クリック → マクロの登録」で機能を割り当て

        Excelの図形を右クリックし、[マクロの登録]を選択できるコンテキストメニュー画面
        図形にマクロを割り当てるには、右クリックして「マクロの登録」を選びます。任意の処理をボタン化できます。

      ボタンの色や形を変えることで、複数の機能を視覚的に区別できるのも便利です。

      例)

      • 青=印刷

      • 緑=データ集計

      • 赤=終了

      グレー一色の標準ボタンよりも目立ちやすく、
      操作に慣れていない人でも直感的に使えるインターフェースを作れます。

      マクロボタンについては以下の記事もご参考ください。


      デザイン性アップのポイント

      3D図形を効果的に見せるためには、デザイン面の工夫も大切です。

      見た目を整える3つのコツ

      1. 照明と影を調整する
         「3-D書式」内の照明方向を変えると、立体感の出方が大きく変わります。

      2. 背景とのコントラストを意識
         背景が明るい場合は濃い色の図形、暗い場合は淡い色の図形を配置すると映えます。

      3. 統一感を保つ
         資料全体で影や色味を統一すると、プロ仕様の印象に。

      過度に装飾すると逆に読みにくくなるため、**「立体感を1〜2箇所に絞る」**のがコツです。


      3D図形が重くなるときの注意点

      3D効果や3Dモデルは、見た目がきれいな反面、処理が重くなることがあります。

      • 複数の3Dモデルを挿入するとファイルサイズが大きくなる

      • 古いPCやExcel 2016以前では表示が遅くなる場合がある

      • 保存時に「レンダリング(描画処理)」で動作が不安定になることも

      対策ポイント

      • 不要な影や反射を減らす

      • 3Dモデルは最小限にする

      • 定期的に別名で保存して破損を防ぐ

      資料作成では「軽さとデザインのバランス」を意識するのが大切です。


      コラム:Excelでどこまで立体的に表現できる?

      Yahoo!知恵袋などでも、「Excelで奥行きのある立体図を作りたい」という質問が多く見られます。
      たとえば、建物や装置などの立体イメージをExcelだけで再現したいといった相談です。

      Excelの3D図形機能は、あくまで見た目を立体的に見せるためのデザイン表現であり、CADのように正確な寸法・角度をもつ立体を設計するものではありません。
      しかし、以下のような工夫で**“立体風の図形”**を作ることは十分可能です。

      • 四角形を複製して「前面」「上面」「側面」をずらして配置

      • 塗りつぶしの色や透明度を変えて奥行きを表現

      • 「3-D書式」や「影」を使って立体感を強調

      この方法なら、CADや3Dソフトが使えない環境でも「立体的なイメージを伝えたい」資料を作成できるのが魅力です。
      実際の構造を正確に再現するというより、「イメージ図」「完成予想風」などに向いています。


      まとめ

      • Excelでは「図形の3D効果」や「3Dモデル」で立体的な表現が可能

      • プレゼン資料やマクロボタンなど、業務でもすぐ使える実用例が豊富

      • デザインの統一感や処理の軽さに注意すれば、見た目も機能性も両立できる

      • CADがなくても、工夫次第で“立体的に伝わる資料”をExcelだけで作成可能

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      図形や作図テクニックを詳しく学びたい方は、以下の書籍も参考になります。

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