エクセルの取り消し線が消えない原因と解除方法|勝手に入る時の対処法も解説

エクセルで取り消し線が消えない原因と対処法まとめ|条件付き書式や古い値の設定も解説!

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Excelで文字や数字に取り消し線が入り、

「Ctrl+5を押しても消えない」
「何もしていないのに勝手に取り消し線が入った」
「数字を更新しても線が残っている」

と困っていませんか?

Excelの取り消し線は、通常であればセルを選択して「Ctrl+5」を押すだけで解除できます。

それでも消えない場合は、単純な取り消し線ではなく、条件付き書式・古い値の書式設定・コピー元の書式などが影響している可能性があります。

この記事では、Excelの取り消し線を解除する基本操作から、消えない・勝手に入る場合の原因と対処法まで初心者向けに順番に解説します。



目次

取り消し線が消えないときの解除方法

取り消し線が消えないときは、最初から複雑な設定を確認する必要はありません。

まずは通常の取り消し線なのかを確認し、それでも消えなければ別の原因を調べていきましょう。


まずは「Ctrl+5」で取り消し線を解除する

もっとも簡単なのがショートカットキーを使う方法です。

  1. 取り消し線が付いているセルを選択
  2. Ctrl+5を押す
  3. 取り消し線が消えたことを確認

Ctrl+5は、取り消し線の設定と解除を切り替えるショートカットキーです。

そのため、知らないうちにCtrl+5を押してしまい、突然取り消し線が付いたように見えることもあります。

取り消し線が付いた直後であれば、Ctrl+Z(元に戻す)でも戻せます。

まず確認

Ctrl+5で消えた場合は、通常の取り消し線が設定されていただけなので、ほかの設定を変更する必要はありません。
参考:
▶ Excel のキーボード ショートカット |Microsoft サポート


セルの書式設定から解除する

Ctrl+5で操作しにくい場合は、「セルの書式設定」から確認できます。

  1. 取り消し線が付いたセルを選択
  2. [ホーム]タブの[フォント]グループ右下にある矢印をクリック
    フォントの設定メニューを開く場所
  3. [フォント]タブを開く
  4. [取り消し線]のチェックを外す
    Excelのセルの書式設定で取り消し線を解除する画面
  5. [OK]をクリック

この方法なら、取り消し線が実際に設定されているかどうかも確認できます。


リボンに取り消し線がない場合

Excelの環境によっては、[ホーム]タブに取り消し線ボタンが見当たらない場合があります。

その場合でも、前述したセルの書式設定またはCtrl+5から操作できるため、取り消し線ボタンが表示されていなくても問題ありません。

Excelのリボンにある取り消し線ボタン


Ctrl+5でも取り消し線が消えない場合

ここが今回の記事で一番重要な部分です。

Ctrl+5やセルの書式設定から解除しても線が残る場合は、次の原因が考えられます。

症状 考えられる原因
入力内容によって取り消し線が付く 条件付き書式
数字・数式に突然取り消し線が入った 古くなった値
文字を書き換えても線が残る セルの書式
コピーしたら取り消し線も付いてきた コピー元の書式
突然取り消し線が付いた Ctrl+5の誤操作

順番に確認していきましょう。


取り消し線が勝手に入る・解除できない原因と対処法

条件付き書式で取り消し線が設定されていないか確認する

「完了と入力したら取り消し線が入る」など、特定の条件で勝手に取り消し線が付く場合は、条件付き書式が設定されている可能性があります。

たとえば、

  • 「完了」と入力したら取り消し線
  • 特定の数字以下になったら取り消し線
  • チェック欄の状態によって取り消し線

といった設定ができます。

確認するには、

  1. 対象セルを選択
  2. [ホーム]
  3. [条件付き書式]
  4. [ルールの管理]

と進みます。

「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「ルールの管理」 をクリック

ルールの一覧に取り消し線を設定する条件がないか確認します。

不要なルールであれば選択して[ルールの削除]をクリックします。

条件付き書式のルール管理画面

共有ファイルや以前作成したテンプレートでは、自分で設定した覚えのない条件付き書式が残っていることもあります。


数字や数式に取り消し線が入る場合は「古くなった値」を確認する

Excelでは手動計算などを使用していると、参照元の値を変更しても数式がまだ再計算されていないことがあります。

そのような最新の計算結果ではないセルを取り消し線で知らせるのが「古い値の書式設定」です。再計算が完了すると、取り消し線も解除されます。

まずF9キーで再計算する

数式の数字に取り消し線が付いた場合は、まずF9キーを押して再計算してみましょう。

古くなった値の警告メニュー

警告アイコンから[今すぐ計算]や[自動計算に切り替える]を選択する方法もあります。


計算方法が「手動」になっていないか確認する

何度も同じ現象が起きる場合は、

[数式]→[計算方法の設定]

を確認します。

Excelの計算方法の設定で自動・一部・手動を確認する画面

「手動」になっている場合は、必要に応じて「自動」へ変更します。

手動計算を意図的に利用しているファイルもあります。業務で共有しているファイルなどでは、設定を変更する前にファイルの用途を確認しておきましょう。

「古い値」の取り消し線だけを非表示にする方法

[数式]→[計算方法の設定]→[古い値の書式設定]から表示を切り替えられます。

ただし、取り消し線を非表示にしても、古い計算結果そのものが最新になるわけではありません。

そのため、単に線を消すのではなく、まずは再計算して最新の値にすることを優先しましょう。

参考: 詳しい仕様については、Microsoft公式の「古い値の書式設定」もあわせてご確認ください。
▶ Microsoft公式「古い値の書式設定」


セルの内容を変更しても取り消し線が残る場合

セルに設定された書式は、文字や数字を書き換えても残ります。

たとえば、

「タスクA」に取り消し線
↓
セルの内容を「タスクB」に変更

としても、セル自体に取り消し線が設定されていれば「タスクB」にも線が表示されます。

この場合は、

[ホーム]→[クリア]→[書式のクリア]

を選択します。

「ホーム」タブ → 「編集」グループの消しゴムマーク →「書式のクリア」

ただし、文字色・背景色・罫線などほかの書式も消えるため、必要な書式があるセルでは注意してください。


コピーすると取り消し線まで付いてくる場合

ほかのブックやテンプレートから通常のコピー&貼り付けをすると、文字や数字だけでなく取り消し線などの書式も一緒にコピーされます。

書式を引き継ぎたくない場合は、「値のみ貼り付け」を利用しましょう。

※値のみ貼り付けでは数式は引き継がれず、計算結果の値だけが貼り付けられます。

右クリックから値だけ貼り付ける

コピー後、貼り付け先を右クリックして、貼り付けオプションから[値(123)]を選択します。

値のみ貼り付けを選択する画面

「形式を選択して貼り付け」から値を選ぶ

  1. コピーする
  2. 貼り付け先を右クリック
  3. [形式を選択して貼り付け]
    右クリックメニューの「形式を選択して貼り付け」
  4. [値]
    「形式を選択して貼り付け」ダイアログで[値(V)]を選択
  5. [OK]

ショートカットを利用する場合は、

Ctrl+Alt+V → V → Enter

でも値だけを貼り付けられます。


「取り消し線」ではなく罫線の可能性もある

検索データを見ると「excel 横線」「Excel 数字に線が入る」といった検索からも表示されています。

文字の真ん中ではなく、セル全体を横切る線が表示されている場合は、取り消し線ではなく罫線かもしれません。

取り消し線は文字や数字そのものに重なる線ですが、罫線はセルの上下などに設定されます。

罫線の場合は、[ホーム]→[罫線]から設定を確認してください。

参考: 罫線の詳しい設定方法は、Microsoft公式の解説も参考になります。
▶ Microsoft サポート「セルの罫線を適用または削除する」


どうしても取り消し線が消えない場合

ここまで確認しても原因が分からない場合は、新しいシートへ必要なデータだけを値として貼り付ける方法があります。

ただし、新しいシートへの値貼り付けでは、

  • 数式
  • 条件付き書式
  • セルの色
  • 罫線
  • 入力規則

なども引き継がれません。

元ファイルを残した状態で試すと安心です。


よくある質問(FAQ)

Excelの取り消し線を一括で解除できますか?

はい。解除したいセル範囲をまとめて選択し、Ctrl+5を押すか、[セルの書式設定]から[取り消し線]のチェックを外します。
ただし、条件付き書式によって取り消し線が付いている場合は、条件付き書式側の設定を変更する必要があります。

Ctrl+5を押しても取り消し線が消えないのはなぜですか?

条件付き書式や「古くなった値」による表示など、通常の取り消し線以外が原因になっている可能性があります。
まずセルの書式設定を確認し、続いて条件付き書式や計算方法を確認してみてください。

Excelで勝手に取り消し線が入るのはなぜですか?

Ctrl+5の誤操作、条件付き書式、コピー元の書式などが考えられます。
数式の結果に突然取り消し線が表示された場合は、「古くなった値」も確認してください。

数字に勝手に取り消し線が入るのはなぜですか?

Microsoft 365などで数式の数字に取り消し線が入った場合は、再計算されていない「古くなった値」の可能性があります。

F9キーで再計算するか、計算方法が「手動」になっていないか確認しましょう。


Mac版Excelで取り消し線を解除するショートカットは?

Microsoft公式では、Mac版Excelの取り消し線の設定・解除はShift+Command+Xと案内されています。

Excelをもう少しスムーズに使えるようになりたい方へ

「設定場所が分からない」「突然表示が変わって困った」など、Excelではちょっとした操作につまずくことがあります。

すべてを一度に覚える必要はありません。よく使う操作から少しずつ覚えていくだけでも、日々の作業は進めやすくなります。

独学でExcelを勉強するときの進め方や、続けるコツもまとめています。

▶ エクセルが難しい人必見!独学でできる勉強法と続けるコツを紹介


【まとめ】取り消し線が消えないときは原因を順番に確認しよう

Excelの取り消し線は、通常ならCtrl+5で簡単に設定・解除できます。

それでも消えない場合は、

  • 条件付き書式
  • 古くなった値
  • セルに残った書式
  • コピー元から引き継いだ書式

などを確認してみましょう。

特に数式や数字に突然取り消し線が入った場合は、「古くなった値」なのかを確認することが重要です。単純に表示を消すのではなく、まず再計算して値を最新の状態にしましょう。

原因が分からない場合は、まずCtrl+5 → セルの書式設定 → 条件付き書式 → 計算方法の順に確認すると切り分けやすくなります。

【関連記事】

以下の記事もあわせて読んでおくと、書式や表示トラブルを防ぐヒントになります。

参考リンク


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