エクセルでページをコピーする方法|複数シート・別ブックコピーも解説

エクセルでページをコピーする方法|複数シート・別ブックコピーも解説

本記事には広告(PR)が含まれます。
くわしくは プライバシーポリシー をご確認ください。

エクセルで同じページ(シート)をもう1枚作りたいとき、皆さんはどうしていますか?
「テンプレートを毎回作り直している」「コピーしてもうまく貼り付けられない」といった声をよく耳にします。

実は、エクセルにはページ(=シート)をまるごとコピーする便利な方法がいくつも用意されています。
マウス操作だけで簡単にコピーできる方法から、別ブック(他のファイル)へ複製する方法まで、使いこなせば作業効率がぐんとアップします。

この記事では、初心者の方でも迷わず使えるように

  • ページ(シート)をコピーする基本の手順

  • 複数シート・別ブックへのコピー方法

  • コピーできないときの対処法

まで、順を追ってわかりやすく解説します。
コピー操作をマスターして、日々のExcel作業をもっとスムーズにしていきましょう!


 エクセルでページ(シート)をコピーする基本操作

ドラッグ&ドロップで簡単コピーする方法

一番手軽なのが、Ctrlキーを使ったドラッグ操作です。
以下の手順で、今開いているブック内にページをコピーできます。

手順:

  1. コピーしたいシートの「シート見出し(下のタブ)」をクリック

  2. Ctrlキーを押しながら、その見出しを右または左にドラッグ

  3. コピー先の位置に「小さな▼マーク」が表示されたら、マウスを離す

    エクセルでCtrlキーを押しながらシートをドラッグしてコピーする操作のイメージ。シートタブの右に黒い▼マークが表示されている。
    図:Ctrlキーを押しながらシートをドラッグしてコピーしているときのイメージ

すると、「Sheet1(2)」のように同じ内容のシートが新しく作成されます。
Ctrlキーを押さずにドラッグすると“移動”になってしまうため、Ctrlキーを押しながらがポイントです。

エクセルでシートをコピーした後の画面。Sheet1の右に「Sheet1(2)」が自動で作成されている。
図:Ctrl+ドラッグでコピーすると、「Sheet1(2)」のように同じシートが複製される

 ワンポイント

  • シート名が重複する場合は、自動で番号が付与されます。

  • シートが多くなるとドラッグ操作が難しいので、右クリック操作に切り替えるのがおすすめです。


右クリックメニューからコピーする方法

コピー位置やコピー先のブックを正確に指定したいときは、右クリックメニューを使うのが便利です。

手順:

  1. コピーしたいシートの見出しを右クリック

  2. 移動またはコピー」を選択

    図:シート見出しを右クリックし、「移動またはコピー」を選択する
    エクセルのシート見出しを右クリックしたときのメニュー画面。「移動またはコピー(M)」が赤枠で強調されている。
  3. 「移動先ブック」でコピー先を選ぶ(同じブックでもOK)

  4. コピーを作成したい場所の直前を指定

  5. 「コピーを作成する」にチェックを入れてOK

    エクセルの「移動またはコピー」ダイアログボックス。移動先ブック名と挿入先を指定し、「コピーを作成する」にチェックが入っている。
    図:「移動またはコピー」ダイアログで「コピーを作成する」にチェックを入れてOKをクリック

これで、指定した位置に同じ内容のシートがコピーされます。
「コピーを作成する」のチェックを忘れると、元のシートが移動してしまうので注意してくださいね。

ポイント

  • 他のファイルにコピーしたいときにもこの方法が使えます(後述)。

  • 確実に複製したいときは、右クリックメニューがおすすめです。


 リボン(ホームタブ)からコピーする方法

「ページ全体」ではなく、「特定の表やデータだけ」コピーしたいときは、リボン操作でコピー・貼り付けを行います。

手順:

  1. コピーしたいセル範囲をドラッグで選択

  2. ホームタブの「コピー」をクリック

    エクセルのホームタブにある「コピー」ボタンをクリックしている画面。納品書の表全体が選択され、ツールチップで「コピー(Ctrl+C)」が表示されている。
    図:コピーしたい範囲を選択し、ホームタブの「コピー」ボタンをクリック
  3. 貼り付けたいシート・セルを選び、「貼り付け」をクリック

    エクセルで表をコピーして貼り付けた後の画面。左側に元の納品書、右側にコピーされた同じ表が表示されている。
    図:コピーした表を同じシート内の右側に貼り付けた様子。部分的なデータの再利用に便利です。

この方法は、「同じページの中で部分的にコピーしたい」場合に便利です。
ただし、改ページや印刷設定などの“ページ情報”まではコピーされないため、完全に同じレイアウトを作りたい場合は「シートコピー」を使いましょう。

注意:リボンには「シートをコピーする」専用ボタンは存在しません。
ここで紹介している「コピー」ボタンは、シート全体ではなくセルや表など部分的なデータを複製する機能です。
シート全体をコピーしたい場合は、右クリックメニューから「移動またはコピー」を使いましょう。

テンプレートを複製して使う場合のコツ

社内で使う報告書やチェックシートなど、定型フォーマットを複製して使うことも多いですよね。
その場合は、テンプレート用シートを1枚残しておくのがおすすめです。

例:

  • 「テンプレート」という名前のシートを作り、内容を整える

  • 使うたびにそのシートをコピーして「4月分」「5月分」と複製する

    テンプレートから月別シートを複製した例。シートタブに「納品書」「5月」「4月」が並び、テンプレートを残して運用している。
    図:テンプレート用シートを残し、月ごとにコピーして使い回す例(レイアウトの統一とミス防止に有効)

こうしておけば、レイアウト崩れを防ぎつつ統一感のある帳票を作れます。
テンプレートシートには誤って編集されないよう、シート保護をかけておくと安心です。


次回は第2章「複数・別ブックへのコピーとトラブル対処」を作成します。
こちらでは、複数シートをまとめてコピーする方法や、コピーできないときの対処法など、もう一歩踏み込んだ内容を紹介します。

コラム:同じシート内で同じ表をもう1ページ分コピーしたいときは?

シート全体をコピーするのではなく、同じシートの中にもう1枚フォームを作りたいときは、
「コピーしたセルを挿入する」操作が便利です。

手順:

  1. コピーしたい表の列または行全体を選択してコピー(Ctrl+C)

    エクセルの右クリックメニューでコピーを実行する画面。選択範囲を行や列ごとにコピーでき、貼り付けオプションが表示されている。
    図:行・列ごとのコピーも可能。範囲選択→右クリック→「コピー」から貼り付けオプションを選ぶ
  2. 貼り付けたい位置のセルを右クリック

  3. コピーしたセルの挿入」を選択

    列もしくは行を選択し、右クリックメニューから「コピーしたセルの挿入」を選択する画面。
    図:「コピーしたセルの挿入」を使うと、表を下や右に“差し込む”形で増やせる(分割印刷やフォーム複製に便利)

これで、元の表をそのまま下や横にもう1枚分増やすことができます。
印刷フォームを並べたいときや、1ページを複数枚作成したいときに重宝します。

詳しい解説はこちら

→ エクセルで2ページ・4ページを1枚に印刷する方法|分割印刷の手順と活用例

複数・別ブックへのコピーとトラブル対処

複数シートをまとめてコピーする方法

月ごとの報告書や部署別のデータなど、同じ形式のシートをまとめてコピーしたい場合は、
複数シートを同時に選択してコピーすることもできます。

手順:

  1. コピーしたいシートの見出しをクリック

  2. Ctrlキーを押しながら、他のシート見出しをクリック(複数選択)

  3. シートをコピーする※ここからは、コピーの仕方を2パターン紹介します。

    1. ドラッグしてコピーする場合
      Ctrlキーを押したまま、選択中のシートタブをドラッグします。
      「表示中のシート」をドラッグしてください。
       別のシートタブをクリックしてしまうと、複数選択が解除されてしまいます。

      Ctrlキーを押しながらシートをドラッグしてコピーしているExcelの画面。黒い▼マークと重なったシートアイコンが表示されている。
      図:Ctrl+ドラッグでシートをコピー。コピー後に複数シートが選択されたままになる場合がある
    2. 右クリックメニューでコピーする場合
      選択した状態で右クリックし、**[移動またはコピー]**を選びます。
      「コピーを作成する」にチェックを入れて[OK]をクリックします。

      複数ページを選択した状態で「移動またはコピー」メニューを選択
      図:複数シートを選択後に右クリック「移動またはコピー」メニューをまたはコピー」メニューを選択します。
  4. 「コピーを作成する」にチェックを入れてOK

    「移動またはコピー」ダイアログ
    図:「移動またはコピー」ダイアログを表示し、コピーを作成するにチェックを入れて「OK」ボタンを押します。

これで、選択した複数シートが一度に複製されます。
1枚ずつコピーするよりも効率的で、テンプレートの使い回しにも便利です。

注意点:コピー後のシート選択状況を確認!

シートをグループ化(複数選択)したまま編集すると、全シートに同じ変更が反映されてしまいます。
コピー後は必ずどれか1枚をクリックしてグループ解除しましょう。
もしくは、右クリックし「シートグループの解除」を選択します。

右クリックをして「シートのグループの解除」を選択
図:コピー後に複数シートが選択されたままの場合は、右クリックから「シートのグループ解除」を行う

別ブック(他のファイル)にコピーする方法

他のブックへシートをコピーしたい場合も、右クリックメニューから簡単に行えます。

手順:

  1. コピーしたいシート見出しを右クリック → 「移動またはコピー」

  2. 「移動先ブック」欄で、コピー先のブックを選択
     ※開いているブックの一覧から選べます

  3. コピー先のシート位置を指定

  4. 「コピーを作成する」にチェックを入れてOK

    「移動またはコピー」ダイアログで、移動先ブック名を選択しているExcel画面。現在開いているファイル一覧が表示されている。
    図:コピー先のブックを一覧から選択する。開いているファイルが自動で表示される

これで、別ブックに同じ内容のシートが作成されます。

補足:新しいブックを作る場合

  • 「移動先ブック」一覧から「新しいブック」を選べば、コピー内容を含む新しいファイルが作成されます。

  • コピー先のブックが開いていない場合は、先に開いておくと選びやすくなります。
    閉じたままのファイルには直接コピーできません。

コピー先のブックを選んでOKを押すだけで、シートを簡単に複製できます。
ただし、別ブックにコピーする場合は少し注意が必要です。
コピー元とコピー先のファイルが異なるため、数式や参照リンクが崩れてしまうことがあります。

次に、コピー後に数式が崩れる・リンクエラーが出る場合の対処法を見ていきましょう。


 コピー後に数式が崩れる・リンクエラーが出る場合

別ブックにシートをコピーすると、**元ブックを参照するリンク(外部参照)**が残ってしまうことがあります。

例:

='[元ブック.xlsx]Sheet1'!A1

このような数式が残っていると、コピー元のファイルを削除・移動した際に
「#REF!」や「#VALUE!」といったエラーが表示される場合があります。

別ブックにコピーしたシートで「#REF!」「#VALUE!」エラーが表示されているExcel画面。右側に「ブックのリンク」パネルが開いており、外部参照先のファイルが一覧表示されている。
図:元ファイルを参照していると、削除や移動によって「#REF!」などのエラーが出る


外部参照を削除するには、以下の手順を試してください。

対処法:

  1. 数式を値に変換して固定する
    → コピー直後に[貼り付け]メニューから[値貼り付け]を選びます。

  2. 不要な外部リンクを削除する
    → [データ]タブ → [クエリと接続]グループ → [リンクの編集]をクリック。
      右側の一覧から不要なリンクを削除します。

    Excelのデータタブで「リンクの編集」をクリックしている画面。右側に「ブックのリンク」ペインが表示され、リンク先のファイル一覧が見える。
    図:データタブの[リンクの編集]から、不要なリンクを確認・削除できる
  3. ファイルを同じフォルダにまとめる
     → ファイルの場所が変わらないようにしておくと、リンク切れを防げます。


シートがコピーできないときの原因と対処法

「移動またはコピー」を押してもエラーになる場合、以下の原因が考えられます。

主な原因 対処法
シート保護やブック保護が有効 保護を解除してから再操作
共有ブック・共同編集モード 一度保存し、共同編集を解除
マクロ付き(.xlsm)ブック間コピー マクロを含む場合は互換性に注意
名前の定義やテーブル構造の競合 名前重複を修正して再コピー

特に、会社で共有しているファイルでは「ブック保護」が有効になっているケースが多く、
管理者に解除を依頼する必要がある場合もあります。
シート保護・ブック保護については以下の記事をご参考ください。
エクセルが読み取り専用になってしまう原因と対処法まとめ|編集できない時はココをチェック!

名前の定義・テーブル構造の競合(以前はエラーになる場合も)

以前のExcelでは、シートをコピーした際に「同じ名前の定義が存在します」などのエラーが出ることがありました。
しかし、現在のバージョン(Microsoft 365など)では自動的に調整されるようになっています。

  • テーブル名 … 重複すると「Table2」「Table3」などに自動リネームされます。

  • 名前の定義 … シートごとにスコープ(範囲)が分かれるため、基本的に競合しません。

ただし、別ブックにコピーする場合はブックスコープの定義が重複することもあるため、
トラブルを防ぐには 「ブック全体」ではなく「シート限定」で定義するのがおすすめです。

まとめ:作業効率を上げるコピー活用のポイント

  • シート全体をコピーするときは「Ctrl+ドラッグ」または「右クリックメニュー」

  • 複数シートや別ブックにコピーする際は「移動またはコピー」から指定

  • 同じシート内で増やしたい場合は「コピーしたセルの挿入」が便利

使い分けを覚えるだけで、日々の帳票作成やテンプレート管理が驚くほどスムーズになります。

【関連記事】

※外部リンク※

ワークシートまたはワークシートのデータを移動またはコピーする |Microsoft サポート

※参考書籍 (PR)

※本ボックスにはアフィリエイトリンク(PR)が含まれます。
くわしくは プライバシーポリシー へ。