エクセルの図として保存する方法とできない時の対処法まとめ

エクセルの図として保存する方法とできない時の対処法まとめ

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エクセルで作った表やグラフを、画像として保存したいと思ったことはありませんか?
資料に貼り付けたり、ブログやプレゼンに使ったりするとき、「図として保存」機能を使うととても便利です。

ただし、「図として保存」が出てこない・クリックできないといったトラブルも意外と多くあります。
この記事では、図として保存する手順と、うまくできないときの対処法を初心者の方にもわかりやすく紹介します。

エクセルで作った表や図を「図として保存」する基本手順


図として保存とは?仕組みと使いどころ

「図として保存」とは、エクセルで作成した表やグラフ、図形などを画像(PNGやJPEGなど)として書き出す機能です。
画像にしておくと、WordやPowerPoint、ブログなどでも見た目を崩さずにそのまま貼り付けられるのが大きなメリットです。

たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 資料や報告書にグラフを貼りたいとき

  • ブログに表をきれいに載せたいとき

  • Excelが入っていないパソコンでも同じように表示したいとき

画像化しておけば、印刷や共有のときにずれたり崩れたりする心配がありません。


Excelの機能で図として保存する手順

Excelでは、以下の手順で簡単に図として保存できます。

手順:

  1. 保存したい範囲を選択します。

  2. ホーム]タブ → [コピー]の▼ボタンをクリック。

  3. 図としてコピー」を選びます。

    Excelの[ホーム]タブで「コピー▼」ボタンをクリックし、「図としてコピー」を選択している画面
    [ホーム]タブの「コピー▼」から「図としてコピー」を選択します。
  4. 表示されたダイアログで「画面に合わせる」「ピクチャ」を選んで[OK]。

    「図のコピー」ダイアログで「画面に合わせる」「ピクチャ」を選択しているExcelの画面
    「図のコピー」ダイアログでは「画面に合わせる」「ピクチャ」を選択して[OK]をクリックします。
  5. 空白の場所に右クリック → 「貼り付け」。

    コピーした表をExcel上に貼り付け、画像として表示されている画面
    貼り付けると、選択範囲が画像(図)として貼り付きます。
  6. 貼り付けた画像を右クリック → 「図として保存」。

    貼り付けた図を右クリックし、「図として保存」を選択しているExcelの画面
    貼り付けた画像を右クリックし、「図として保存」を選択すれば完了です。

保存形式はPNG・JPEG・SVGなどから選べます。
一般的にはPNG形式がきれいに保存できておすすめです。

補足メモ:
「図としてコピー」と「図として保存」は別の機能です。
「コピー」で一度画像化してから、保存する流れになります。

補足:Excelのバージョンによる違いについて

「図として保存」は、Excel 2010以降のデスクトップ版で利用できる機能です。
ただし、使用しているバージョンや環境によって、操作場所やできることに少し違いがあります。

バージョン 図として保存の対応状況 備考
Excel 2010~Excel 2019 対応(標準機能) 「図としてコピー」→「貼り付け」→右クリック「図として保存」で利用可能
Excel 2021 / Microsoft 365(最新版) 対応(機能拡張) 背景を透明にしてコピーできるなど、保存オプションが強化
Excel Online(ブラウザ版) 非対応 「図として保存」が表示されず、ペイントなどで代用が必要
Mac版 Excel 一部操作が異なる 「ファイル」→「画像として保存」から利用(バージョンにより異なる)
ポイント:
もし右クリックしても「図として保存」が出てこない場合は、
使用中のExcelがWeb版(Excel Online)やMac版でないかを確認してみましょう。
バージョンによっては、手順が少し違うだけで操作自体は可能なケースも多いです。

Excel以外のアプリで保存する方法(Word・PowerPoint・ペイント活用)

Excel単体でうまく保存できない場合は、他のOfficeアプリを経由して画像化する方法もあります。
ここでは、それぞれの貼り付け動作の違いと注意点をまとめます。


Wordを使う場合(コピー方法に注意)

Wordでは、通常のコピー(Ctrl+C)だと表として貼り付けられるため、「図」として保存できません。

Excelの表を通常コピーでWordに貼り付けた例。表として認識されている。
通常コピーでは「表」として扱われ、図として保存できません。


そのため、Excel側で[図としてコピー]を選んでから貼り付けるのがポイントです。

手順:

  1. Excelで範囲を選択

  2. [ホーム]タブ → [コピー▼]→「図としてコピー」

    Excelの[ホーム]タブで「コピー▼」ボタンをクリックし、「図としてコピー」を選択している画面
    [ホーム]タブの「コピー▼」から「図としてコピー」を選択します。
  3. Wordを開き、貼り付け(Ctrl+V)

    Excelの表を「図としてコピー」でWordに貼り付けた例。画像として表示。
    「図としてコピー」で貼り付ければ、画像として保存できます。
  4. 貼り付けた画像を右クリック → 「図として保存」

貼り付け後は表ではなく画像として扱われるため、Word上でサイズ変更やトリミングも可能です。

PowerPointを使う場合(どちらの方法でも貼り付け可能)

PowerPointでは、

  • 通常コピー(Ctrl+C)

  • 図としてコピー([コピー▼]→[図としてコピー])
    どちらでも図として貼り付けが可能です。

ただし、見た目に若干の違いがあります

コピー方法 特徴
通常コピー 貼り付け後、要素ごとに分割されることがある(テキストや線が独立)
図としてコピー 1枚の画像として貼り付けられる(再編集不可)
Excelの表を通常コピーしてPowerPointに貼り付けた例。セルが独立している。
通常コピーでは貼り付け後に要素が分かれて編集可能になります。

見た目を完全に固定したい場合は、「図としてコピー」を使うのがおすすめです。
貼り付けたあと、右クリック → 「図として保存」で画像として出力できます。

Excelの表を「図としてコピー」でPowerPointに貼り付けた例。1枚画像化されている。
「図としてコピー」で貼り付ければ見た目を固定できます。
通常コピーでも貼り付けできますが、見た目を崩さず固定したい場合は「図としてコピー」で貼り付けるのがおすすめです。
通常コピーでは、後から表のセルや文字が個別に編集できる一方、デザインがずれることがあります。

ペイントを使う場合(手軽で確実)

ペイントを使う方法は、最もシンプルで失敗が少ない方法です。
Excelの表をコピーするだけで、スクリーンショットのように画像として貼り付けできます。

Excelの表をペイントに貼り付けた例。貼り付け後に「名前を付けて保存」操作をしている。
ペイントに貼り付けたら、そのままPNG形式で保存しましょう。

手順:

  1. Excelで表やグラフをコピー(Ctrl+C)

  2. ペイントを開いて貼り付け(Ctrl+V)

  3. [ファイル]→「名前を付けて保存」→ PNGやJPEG形式を選択

ペイントは多くのパソコンに標準搭載されているため、Officeが古い環境でも使える便利な手段です。

ペイントで保存する際の注意点(解像度が落ちる場合)

ペイントで貼り付けた直後はきれいに見えても、保存時の形式によっては画質が劣化することがあります。
特にJPEG形式は圧縮によって線や文字がにじみやすいため、
PNG形式で保存するのが最もおすすめです。

また、メールに画像を添付する際に自動圧縮がかかることもあります。
その場合は、ZIPファイルにまとめて送ると画質が保たれます。


ポイント
Excelから直接ペイントに貼り付けた場合はBMP形式(高画質)として扱われます。貼り付け直後はきれいに見えても、保存形式によって品質が変わる点に注意しましょう。

どの方法を選ぶべき?

目的 おすすめ方法
手軽に画像化したい ペイント
レイアウトを整えて保存したい PowerPoint
文書中に図を埋め込みたい Word

画像のクオリティを上げるコツ

エクセルの表や図をきれいに保存したいときは、次のポイントを意識しましょう。

  • **拡大率100%**で表示した状態でコピーする

  • 線や文字のズレを整えてから保存する

  • 文字を「標準」サイズよりやや大きめに(小さい文字はつぶれやすい)

  • 背景を透明にしたいときは「透明な背景でコピー」オプションを使う(Microsoft 365対応)

きれいな画像に仕上がると、ブログやプレゼン資料でも見やすさがぐっと上がります。
用途に合わせて、Word・PowerPoint・ペイントを使い分けるのがコツです。


「図として保存」が使えないときの原因と解決策


「図として保存」が出てこない原因

「右クリックしても“図として保存”が出てこない」「グレー表示で選べない」…
そんなときは、次のような原因が考えられます。

  • セル範囲だけを選択している(図形やグラフではない)

  • オブジェクトを選択せずに右クリックしている

  • **Excel Online(ブラウザ版)**を使っている(非対応)

  • シート保護が有効になっており、編集が制限されている

まずは、選択している範囲が「画像化できるオブジェクト」かどうかを確認してみましょう。
特に、表をそのまま選択しているだけでは「図として保存」は表示されません。

外部画像を含むグループは「図として保存」できない場合もある

もうひとつよくあるのが、外部から挿入した画像(PNGやJPEGなど)を図形やテキストとグループ化しているケースです。

たとえば、

  • 挿入した画像の上にテキストボックスを配置してグループ化した

  • 画像と図形を組み合わせて右クリックした
    といった場合、「図として保存」がグレー表示になり選べなくなることがあります。

これは、Excelが画像と図形を異なるオブジェクトとして認識しているためです。

Excelで外部画像とテキストボックスをグループ化した状態。右クリックメニューの「図として保存」がグレー表示になっている様子。
外部画像とテキストボックスをグループ化すると、「図として保存」がグレー表示になり選べなくなる場合があります。
オブジェクトの種類 Excel内部の扱い 「図として保存」可否
図形・テキストボックス Excelが描画情報として扱う(Shape型) ✅ 保存可能
外部画像(PNG・JPEGなど) すでに完成した画像ファイルとして埋め込み(Picture型) ❌ 保存不可
外部画像+図形のグループ化 異なる型が混在 ❌ メニュー非表示

外部画像は「Excelが生成した図」ではなく、既に存在するファイルとして扱われるため、
Excelはそれを再出力の対象にしません。


外部画像を含むグループを図として保存する方法:

この場合は、「図としてコピー」機能を使ってグループ全体を画像化することで保存できます。

  1. グループを選択

  2. [ホーム]→[コピー▼]→「図としてコピー」

    Excelのホームタブで「コピー▼」から「図としてコピー」を選択している様子。外部画像を含むグループを画像化する操作。
    グループ全体を選択し、[ホーム]→[コピー▼]→「図としてコピー」を選ぶと、グレー表示を回避して画像化できます。
  3. 貼り付け(Ctrl+V)

  4. 貼り付けた画像を右クリック → 「図として保存」

    「図としてコピー」したグループを貼り付け後、右クリックで「図として保存」メニューが表示されているExcel画面。
    貼り付けた画像を右クリックすれば、「図として保存」メニューが有効になります。これで外部画像を含む図形も保存可能です。

この方法を使えば、外部画像+図形をまとめて1枚の画像として保存できます。


補足メモ:
スクリーンショット機能で挿入した画像は、Excel内部では「Picture型(内部生成)」として扱われるため、
図形と組み合わせても「図として保存」メニューが表示される場合があります。
一方で、外部ファイルから読み込んだ画像は「外部ソース」として区別されるため、メニューが非表示になります。

なお、「図として保存」が使えない場合でも、
第2章で紹介したペイント経由やWordやPowerPointへの貼り付け保存の方法を使えば、
画像として出力できます(再掲)。

代替手段① ペイントに貼り付けて保存

最も手軽で確実な方法は、ペイントに貼り付けて保存する方法です。

手順:

  1. Excelで表や図をコピー(Ctrl+C)

  2. ペイントを開く(Windows標準アプリ)

  3. Ctrl+Vで貼り付け

  4. 「ファイル」→「名前を付けて保存」→「PNG画像」を選択

    Excelの表をペイントに貼り付けた例。貼り付け後に「名前を付けて保存」操作をしている。
    ペイントに貼り付けたら、そのままPNG形式で保存しましょう。

この方法はどのExcelバージョンでも使えるうえ、画像としての仕上がりも安定しています。

ワンポイント:
JPEGよりもPNG形式のほうが文字のにじみが少なく、ブログや資料用に向いています。

代替手段② WordやPowerPoint経由で保存

Excel単体ではうまく動かないときも、WordやPowerPointを経由すれば保存できる場合があります。

手順:

  1. Excelで表やグラフを図としてコピー

    Excelの[ホーム]タブで「コピー▼」ボタンをクリックし、「図としてコピー」を選択している画面
    [ホーム]タブの「コピー▼」から「図としてコピー」を選択します。
  2. WordまたはPowerPointを開いて貼り付け

  3. 貼り付けた画像を右クリック → 「図として保存」

特にWordは、画像サイズを保ったまま保存できるため、仕上がりがきれいです。
また、PowerPointなら背景色や影の設定を調整してから保存することもできます。


代替手段③ スクリーンショット(Snipping Toolなど)を使う

もし上記の方法でもうまくいかない場合は、**スクリーンショット(切り取りツール)**で保存するのもおすすめです。

手順:

  1. Excelで保存したい範囲を表示(ズーム率100%推奨)

  2. Snipping Toolを起動

    WindowsでSnipping Toolを検索して開く画面。アプリ一覧にSnipping Toolが表示されている。
    スタートメニューで「Snipping Tool」と検索して開きます。Windows標準搭載の切り取りツールです。
  3. [新規]→範囲をドラッグで選択

    Snipping Toolの[新規]ボタンが強調表示され、Excel画面を撮影準備している様子。
    [新規]をクリックし、ドラッグでキャプチャしたい範囲を指定します。
    十字カーソルで指定範囲をドラッグしている最中のSnipping Tool画面。Excel表が薄暗くなり、選択枠が表示されている。
    撮影中は画面が暗くなり、十字カーソルで範囲をドラッグして指定します。
  4. PNG形式で保存

    撮影後にSnipping Toolの編集画面が表示され、保存やマーカー編集が可能な状態。
    撮影後は編集画面が開くので、必要に応じてマーカーやトリミングを行い、PNG形式で保存します。

この方法なら、表の罫線や色味なども見た目そのままに残せます。
背景を含めたいときにも便利です。


トラブルを防ぐポイントまとめ

最後に、図として保存がうまくいかないときに見直したいチェックポイントをまとめます。

チェック項目 内容
選択範囲 セル範囲ではなく、図形・グラフなどのオブジェクトを選択しているか
Excelの種類 デスクトップ版か(Online版では不可)
シート保護 保護がかかっていないか
保存形式 PNGやJPEGなど、目的に合った形式を選択しているか

操作に慣れるまでは、「ペイント経由で保存」や「Wordに貼り付けて保存」など、確実に動く方法から試すのがおすすめです。


まとめ

エクセルの「図として保存」機能を使えば、表やグラフをきれいな画像にして資料やブログで活用できます。
ただし、バージョンや選択範囲によってはメニューが出ない場合もあるため、
その際はペイントやWord・PowerPointを経由する方法が便利です。

画像として保存しておけば、見た目が崩れず、どんな環境でも安心して共有できます。
目的に応じて、自分に合った保存方法を選んでみてくださいね。

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「図として保存」機能は、Excelの図形・画像操作の一部として紹介されることが多いです。
図形や作図テクニックを詳しく学びたい方は、以下の書籍も参考になります。

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