Excel「セキュリティリスク」の警告でマクロが使えない|ブロックを解除する方法

Excelのマクロが使えない?セキュリティリスクの警告を解除する方法をわかりやすく解説!

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くわしくは プライバシーポリシー をご確認ください。


Excelでマクロ付きファイルを開いたときに、次のような警告が表示され、マクロが使えないことがあります。

セキュリティリスク
このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。

この警告は、インターネットやメールなどから取得したファイルを、Excelが信頼できるファイルと判断できないときに表示されます。

信頼できるファイルであれば、ファイルのプロパティを開き、[許可する]をオンにすることで解除できる場合があります。

ただし、表示されている警告によって対処方法は異なります。

この記事では、

  • 「セキュリティリスク」と表示された場合
  • 「マクロが無効にされました」と表示された場合
  • [許可する]が見つからない場合
  • 設定してもマクロを使えない場合

に分けて、対処方法をわかりやすく解説します。

マクロを有効にする前に、ファイルの作成者や入手元が信頼できることを必ず確認してください。



目次

Excelでマクロが使えないときは警告の種類を確認する

Excelでマクロを使えないときは、最初に画面に表示されている警告を確認しましょう。

警告によって、必要な解除方法が異なります。

表示される警告 主な対処方法
セキュリティリスクのためマクロの実行がブロックされました ファイルのプロパティで[許可する]をオンにする
セキュリティの警告:マクロが無効にされました [コンテンツの有効化]をクリックする
保護ビューで開かれている [編集を有効にする]をクリックしてから確認する
警告が表示されずマクロが動かない 拡張子やマクロ設定、会社の制限などを確認する

特に混同しやすいのが、次の2つです。

  • 「セキュリティリスク」の警告
  • 「マクロが無効にされました」という黄色い警告バー

「セキュリティリスク」の警告では、Excel画面上に[コンテンツの有効化]が表示されないことがあります。

その場合は、いったんExcelを閉じ、Windows上でファイルのプロパティを変更します。


「セキュリティリスク」の警告を解除する方法

「このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました」と表示される場合は、次の手順を試します。

1.Excelファイルを閉じる

マクロがブロックされているExcelファイルを閉じます。

ファイルを開いたままでは、プロパティの変更が正しく反映されないことがあるため、先にExcelを終了しておきましょう。

2.ファイルを右クリックして[プロパティ]を開く

エクスプローラーで対象のExcelファイルを表示します。

ファイルを右クリックし、[プロパティ]を選択してください。

[プロパティ]が表示されない場合は、[その他のオプションを確認]をクリックし、従来のメニューから選択してください。

Excelファイルの右クリックメニューからプロパティを開く手順
ファイルを右クリックし「プロパティ」を選択します

3.[許可する]をオンにする

[全般]タブの下部に、次のようなセキュリティ項目が表示されているか確認します。

セキュリティ:
このファイルは他のコンピューターから取得したものです。
このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。

[許可する]にチェックを入れ、[適用]、[OK]の順にクリックします。

Excelファイルのプロパティ画面でセキュリティのブロック状態を確認する画面
[全般]タブの下部にある[許可する]をオンにし、[適用]、[OK]の順にクリックします。

4.ファイルを開き直す

もう一度Excelファイルを開き、マクロを実行できるか確認します。

設定が反映されると、「セキュリティリスク」の警告が表示されなくなり、マクロを利用できるようになります。

Microsoftも、インターネット由来のファイルでマクロがブロックされた場合の対処法として、ファイルのプロパティからブロックを解除する方法を案内しています。


[許可する]をオンにする前の注意点

[許可する]をオンにすると、そのファイルに含まれるマクロを実行できるようになります。

次のようなファイルでは、解除しないでください。

  • 作成者が分からないファイル
  • 知らない相手から届いたメールの添付ファイル
  • 入手元が不明なテンプレート
  • 不自然なファイル名や内容のファイル
  • マクロを使う必要がないのに有効化を求めるファイル

マクロには、ファイルの変更や削除などを行うコードを含めることもできます。

内容が分からないファイルは、警告を解除せず、作成者や社内の管理担当者に確認しましょう。


[許可する]が表示されないときの対処法

ファイルのプロパティを開いても、[許可する]が表示されないことがあります。

この場合は、次の項目を順番に確認しましょう。

ZIPファイルのまま開いていないか確認する

ダウンロードしたZIPファイルの中から、Excelファイルを直接開いている場合があります。

まずZIPファイルを右クリックして[すべて展開]を選び、展開したフォルダー内のExcelファイルを確認してください。

Windows 11でZIPファイルを右クリックし「すべて展開」を選択する画面
ZIPファイルの中から直接開かず、[すべて展開]で解凍してからExcelファイルを確認します。

ZIPファイル側のプロパティに[許可する]が表示されている場合は、ZIPファイルのブロックを解除してから、もう一度[すべて展開]を行います。
すでに展開したExcelファイルには解除が反映されないことがあるため、展開し直したファイルを使用してください。


ファイルをパソコン内に保存する

メールソフトやブラウザーの画面からファイルを直接開かず、いったんパソコン内のフォルダーへ保存します。

たとえば、次のような場所です。

  • デスクトップ
  • ドキュメント
  • ダウンロード
  • 自分で作成した作業用フォルダー

保存したファイルを右クリックし、再度[プロパティ]を確認してください。


すでにブロックが解除されている可能性がある

[許可する]が表示されない場合、インターネット由来の情報がすでに削除されている可能性もあります。

その場合は、別の原因でマクロが実行できないと考えられます。

後述する「マクロのブロックを解除できないときの確認ポイント」も確認してください。


会社のパソコンでは設定が制限されていることがある

会社や学校のパソコンでは、管理者がマクロの実行を制限している場合があります。

個人の判断でセキュリティ設定を変更せず、社内のシステム担当者や管理者へ確認しましょう。


「マクロが無効にされました」と表示される場合

Excel上部に黄色いバーが表示され、

セキュリティの警告
マクロが無効にされました。

と表示される場合は、[コンテンツの有効化]をクリックします。

Excelの黄色いセキュリティ警告バーに表示されたコンテンツの有効化ボタン
黄色いセキュリティ警告が表示された場合は、ファイルの安全性を確認してから[コンテンツの有効化]をクリックします。

この警告は、先ほどの「セキュリティリスク」の警告とは対処方法が異なります。


[コンテンツの有効化]をクリックする

ファイルの作成者や内容が信頼できることを確認したうえで、画面上部の[コンテンツの有効化]をクリックしてください。

ファイルが信頼済みのドキュメントとして登録されると、次に開いたときに警告が表示されなくなる場合があります。

Microsoftの案内では、ファイルを信頼済みドキュメントとして扱ったあと、信頼を取り消すには、トラストセンターから信頼済みドキュメントの情報を消去する必要があるとされています。


[コンテンツの有効化]を押してもよいか判断できない場合

マクロを有効にしなくても、ファイルの内容を閲覧・編集できる場合があります。

マクロが必要か分からない場合は、無理に有効化する必要はありません。

次の点を確認してから判断しましょう。

  • 自分で作成したファイルか
  • 信頼できる相手から受け取ったファイルか
  • マクロが何をするものか説明されているか
  • ファイル名や内容に不審な点がないか

信頼できる場所に保存する方法

自分で作成したマクロファイルや、社内で繰り返し使用するファイルでは、毎回警告を確認するのが手間になることがあります。

そのような場合は、特定のフォルダーを「信頼できる場所」として登録する方法があります。

信頼できる場所に保存したファイルは、トラストセンターによる一部の確認を受けずに開かれるため、登録するフォルダーは慎重に選びましょう。


信頼できる場所を追加する手順

  1. Excelの[ファイル]タブを開く
  2. [オプション]をクリックする
    オプション設定
  3. [トラスト センター]を選択する
  4. [トラスト センターの設定]をクリックする
    トラストセンターの設定
    [ファイル]から[オプション]を開き、[トラスト センター]の[トラスト センターの設定]をクリックします。
  5. [信頼できる場所]を選択する
  6. [新しい場所の追加]をクリックする
    Excelのトラストセンターで信頼できる場所にフォルダーを追加する画面
    [信頼できる場所]から[新しい場所の追加]をクリックし、マクロファイルを保存する専用フォルダーを指定します。
  7. 使用するフォルダーを指定する
  8. [OK]をクリックして設定を閉じる

設定後、対象のマクロファイルを登録したフォルダーへ移動します。


信頼できる場所に指定しないほうがよいフォルダー

次のような場所は、信頼できる場所に指定しないほうが安全です。

  • ダウンロードフォルダー
  • メールの添付ファイルを保存するフォルダー
  • 不特定多数がファイルを保存できる共有フォルダー
  • インターネットから取得したファイルをまとめて保存する場所

信頼できる場所では、保存されているファイルのマクロが実行されやすくなります。

自分で管理できる専用フォルダーを作成し、信頼できるファイルだけを保存しましょう。


Excel全体のマクロ設定を変更する方法

Excelには、マクロをどのように扱うかを指定する設定があります。

設定画面は、次の手順で開けます。

  1. [ファイル]タブをクリックする
  2. [オプション]をクリックする
  3. [トラスト センター]を選択する
  4. [トラスト センターの設定]をクリックする
  5. [マクロの設定]を選択する
    ExcelのトラストセンターにあるVBAマクロの設定画面
    [トラスト センター]の[マクロの設定]では、VBAマクロを無効にする方法や警告の表示方法を選択できます。

主な設定内容は次のとおりです。

設定項目 内容
警告せずにVBAマクロを無効にする マクロを無効にし、警告も表示しない
警告してVBAマクロを無効にする マクロを無効にするが、警告を表示する
電子署名されたマクロを除き、VBAマクロを無効にする 信頼できる署名付きマクロを除いて無効にする
VBAマクロを有効にする すべてのマクロを実行できるようにする

個人で管理するパソコンでは、ファイルごとに安全性を確認できる「警告してVBAマクロを無効にする」が一般的です。
会社や学校のパソコンでは、管理者の設定を優先してください。

Microsoftも、内容を確認せずにマクロを有効にしないよう注意を促しています。

「VBAマクロを有効にする」はおすすめしない

「VBAマクロを有効にする」を選ぶと、毎回の警告を減らせます。

しかし、入手元が不明なファイルのマクロまで実行される可能性があるため、基本的にはおすすめできません。

警告を消すためだけに、Excel全体のセキュリティを下げるのは避けましょう。

Excel全体ですべてのマクロを有効にするのではなく、
信頼できるファイルを個別に許可するか、自分で管理できる専用フォルダーだけを「信頼できる場所」に登録しましょう。


マクロのブロックを解除できないときの確認ポイント

[許可する]や[コンテンツの有効化]を設定してもマクロを使えない場合は、次の項目を確認しましょう。

ファイルの拡張子を確認する

Excelのマクロを保存できる主な拡張子は、次のとおりです。

拡張子 内容
.xlsm マクロ有効ブック
.xlsb Excelバイナリブック
.xlam Excelアドイン
.xls 以前のExcelブック形式

通常のExcelブックである.xlsxには、VBAマクロを保存できません。

マクロを作成したのに.xlsx形式で保存した場合、マクロが削除されている可能性があります。


Excel for the webで開いていないか確認する

ブラウザー版のExcelでは、VBAマクロを実行できません。

OneDriveやSharePoint上のファイルをブラウザーで開いている場合は、デスクトップ版Excelで開き直してください。


保護ビューのままになっていないか確認する

インターネットやメールから入手したファイルは、保護ビューで開かれる場合があります。

画面上部に[編集を有効にする]が表示されている場合は、ファイルが信頼できることを確認してからクリックします。

その後、マクロに関する警告が表示されるか確認してください。

Excelの保護ビューで表示される「編集を有効にする」ボタンの位置
保護ビューで開かれている場合は、ファイルの安全性を確認してから[編集を有効にする]をクリックします。

保護ビューが解除できない場合や、[編集を有効にする]が表示されない場合は、次の記事で原因と対処法を詳しく解説しています。
Excelの保護ビューを解除する方法|毎回表示される原因と安全な対処法を解説


マクロ自体にエラーがないか確認する

セキュリティ警告を解除できても、VBAコードにエラーがあるとマクロは正常に動きません。

次のような状況では、マクロのコードや実行方法も確認しましょう。

  • ボタンを押しても反応しない
  • 実行時エラーが表示される
  • 一部の処理だけ動かない
  • 別のパソコンでは動く
  • 参照設定に「参照不可」と表示されている

会社や学校の管理ポリシーを確認する

会社や学校では、グループポリシーなどによってマクロの実行が制限されている場合があります。

設定項目が選択できない場合や、変更しても元に戻る場合は、管理者による制限の可能性があります。

個人で設定を変更せず、システム担当者へ相談してください。


Excelマクロのセキュリティ警告に関するよくある質問

「セキュリティリスク」と表示されたら[コンテンツの有効化]を押せばよいですか?

「セキュリティリスク」の警告では、[コンテンツの有効化]が表示されない場合があります。

いったんExcelファイルを閉じ、ファイルを右クリックして[プロパティ]を開き、[許可する]をオンにしてください。


ファイルのプロパティに[許可する]がありません

すでにブロックが解除されているか、別の原因でマクロが使えない可能性があります。

ZIPファイルを展開しているか、パソコン内に保存しているか、ファイル形式が.xlsmになっているかなどを確認しましょう。


[許可する]をオンにしても安全ですか?

入手元や作成者が信頼でき、マクロの内容を確認できるファイルに限って設定してください。

知らない相手から届いたファイルや、入手元が分からないファイルでは解除しないでください。


毎回マクロの警告が表示されるのを防げますか?

信頼できるファイルだけを保存する専用フォルダーを作成し、そのフォルダーを「信頼できる場所」に登録する方法があります。

ダウンロードフォルダーや、不特定多数が利用する共有フォルダーは登録しないようにしましょう。


会社のパソコンでマクロのブロックを解除できません

会社のセキュリティポリシーにより、マクロの実行や設定変更が制限されている可能性があります。

無理に解除せず、社内のシステム担当者や管理者へ確認してください。


潜在的に危険なマクロがブロックされたと表示されます

インターネットやメールから取得したファイルに、セキュリティ上のブロックが設定されている可能性があります。
ファイルの作成者や入手元が信頼できることを確認したうえで、ファイルを閉じ、[プロパティ]の[許可する]を確認してください。
会社や学校のパソコンでは、管理者の設定により解除できない場合があります。


マクロの設定からVBAの作り方まで体系的に学びたい方へ

セキュリティ警告を解除できても、「マクロを有効にして大丈夫なのか」「VBAをどこから学べばよいのか」と不安に感じることがあります。

Udemyの「Excel VBA エキスパート認定への道」では、マクロとセキュリティの基本から、VBEの操作、実際の自動化マクロ作成まで動画で学べます。

動画を見ながら、マクロの設定やVBAの作り方を順番に学びたい方は、講座内容を確認してみてください。

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まとめ|信頼できるファイルだけマクロのブロックを解除しよう

Excelで「セキュリティリスクのためマクロの実行がブロックされました」と表示される場合は、Excel画面上ではなく、ファイルのプロパティから解除する必要があります。

基本的な手順は、次のとおりです。

  1. Excelファイルを閉じる
  2. ファイルを右クリックして[プロパティ]を開く
  3. [許可する]をオンにする
  4. [適用]、[OK]の順にクリックする
  5. ファイルを開き直す

黄色いバーに「マクロが無効にされました」と表示される場合は、ファイルの安全性を確認したうえで[コンテンツの有効化]をクリックします。

警告が表示されるのには、悪意のあるマクロからパソコンやファイルを守る目的があります。

設定を解除する前に、必ずファイルの作成者や入手元を確認しましょう。

会社や学校のパソコンで解除できない場合は、個人でセキュリティ設定を変更せず、管理者へ相談してください。


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