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Excelで作業をしていると、
-
毎回同じようなデータ整理をしている
-
列を削除したり並び替えたりするだけなのに時間がかかる
-
手入力やコピー作業で、うっかりミスが起きてしまう
と感じたことはありませんか?
そんなときに役立つのが Power Query(パワークエリ) です。
Power Queryは、
Excelに標準で搭載されている データの取り込み・整理・変換を自動化できる機能 で、
一度設定すれば、次回からは「更新」ボタンを押すだけで同じ加工を再現できます。
ただし、
-
名前は聞いたことがあるけど、使い方が分からない
-
画面がいつものExcelと違って不安
-
最初に何をすればいいのか分からない
という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
Power Queryを初めて使う方向けに、
-
基本的な使い方の流れ
-
最初につまずきやすいポイント
-
「更新」までの一連の操作
を、実際のサンプルデータを使いながら、やさしく解説します。
まずは「Power Queryってこういうものなんだ」と
全体の流れをつかむこと を目的に読み進めてみてください。
この記事でできるようになること
この記事を読み終えると、次のことができるようになります。
-
Power Queryの基本的な使い方が分かる
-
データを取り込んで、簡単な加工ができる
-
元データを変えずに加工する仕組みが理解できる
-
「更新」ボタンで同じ作業を繰り返せるようになる
ここで紹介するのは、
Power Queryの中でも「最初に覚えておきたい基本操作」 だけです。
複雑な数式やコードを書く必要はありませんし、
高度な設定や応用テクニックも扱いません。
「まずは一度、Power Queryを使ってみる」
そのための 最初の一歩 として、安心して進めていきましょう。
Power Queryを使う前に準備すること
Power Queryを使う前に、
元になるデータの形を少しだけ整えておく ことで、
あとからの作業がとてもスムーズになります。
ここでは、難しい準備は一切ありません。
「最低限ここだけ押さえておけばOK」 というポイントを紹介します。
元データは「表(テーブル)」の形にしておく
Power Queryは、
Excelの 表(テーブル)形式 のデータと相性が良い機能です。
今回のサンプルデータも、
次のような「表の形」になっていれば問題ありません。
-
1行目に見出し(項目名)がある
-
データが行と列で整理されている
-
空白行が途中に入っていない
もし通常のセル範囲の場合でも、
Ctrl + T を押して「テーブルに変換」しておくと安心です。


テーブルに変換しても、
元のデータが壊れることはありません。
見出し(列名)はできるだけ固定する
Power Queryでは、
列名(見出し)を基準に加工処理を行う ことが多くなります。
そのため、
-
商品名 → 商品名称
-
数量 → 個数
といったように、
列名を途中で頻繁に変える予定がある場合 は、
あとでエラーが出る原因になることがあります。
最初の段階では、
-
大まかな項目名でOK
-
後から微調整しても問題なし
ですが、
「毎回同じ形で更新したいデータ」については、
列名をなるべく固定する という意識を持っておくと安心です。
別記事で詳しく解説予定です。
余計な空白行・メモ行は削除しておく
Power Queryは賢い機能ですが、
次のようなデータは少し苦手です。
-
表の途中にある空白行
-
見出しの上にあるメモ行
-
表の下に書かれた注釈や合計行
こうした行があると、
-
意図しない列として認識される
-
データの取り込みがうまくいかない
といったことがあります。
Power Queryを使う前に、
純粋な「一覧データ」だけの状態 にしておくと、
後の操作がとても楽になります。
完璧に整える必要はありません
ここまで読んで、
「準備が大変そう…」
と感じた方もいるかもしれませんが、
完璧に整える必要はありません。
-
少し列が多くてもOK
-
後から削除すれば問題なし
-
最初は「動かしてみる」ことが大切
Power Queryは、
加工をやり直せるのが最大の強み です。
まずは最低限の形だけ整えて、
実際に使いながら慣れていきましょう。
Power Queryを起動する手順(基本)
ここからは、実際に Power Queryを起動する手順 を見ていきます。
操作はとてもシンプルなので、画面を確認しながら一緒に進めてみてください。
手順① 元データの表をクリックする
まずは、
Power Queryで加工したい 元データの表の中 をクリックします。
-
セルは1つ選択されていればOK
-
表全体をドラッグで選択する必要はありません
「このデータを使いますよ」とExcelに伝えるイメージです。
手順② [データ]タブを開く
次に、Excel上部のメニューから
[データ]タブ をクリックします。
データの取り込みや加工に関する機能は、
この[データ]タブにまとめられています。
手順③ 「テーブルまたは範囲から」をクリックする
[データ]タブの中にある
[データの取得と変換] グループから、
「テーブルまたは範囲から」
をクリックしてください。

※
元データがテーブル形式でない場合は、
このタイミングで
「テーブルに変換しますか?」
という確認が表示されることがあります。
その場合は、
[OK]をクリックして問題ありません。
手順④ Power Query Editorが起動する
しばらく待つと、
Power Query Editor(エディター) が自動的に開きます。
ここで表示される画面が、
これからデータ加工を行う 専用の編集画面 です。

見た目がいつものExcelと違うため、
最初は少し戸惑うかもしれませんが、
心配する必要はありません。
次の章で、
この画面の見方をゆっくり確認していきます。
起動できない場合は?
もし、
-
メニューが見つからない
-
クリックしても反応しない
といった場合は、
-
Excelのバージョンが古い
-
データが表形式になっていない
といった原因が考えられます。
基本的には
Excel 2016以降(Microsoft 365含む) であれば利用できますので、
[データ]タブ周辺をもう一度確認してみてください。
Power Query Editorの基本的な見方
Power Queryを起動すると、
Power Query Editor(エディター) という画面が表示されます。
この画面を見て、
-
いつものExcelと違って戸惑った
-
どこを触ればいいのか分からない
と感じる方も多いかもしれません。
ですが、
見るポイントを絞ってしまえば、とても分かりやすい画面 です。
ここでは、
初心者の方が 最初に知っておくべきポイントだけ を確認していきましょう。
Power Query Editorは「加工専用の画面」
まず覚えておきたいのは、
Power Query Editorは データを加工・整理するための専用画面 だということです。
通常のExcelシートとは異なり、
-
ここで編集しても
-
元のデータが直接書き換わることはありません
つまり、
「元データを壊さずに加工できる場所」
と考えると分かりやすいです。
この仕組みがあるおかげで、
失敗を恐れずに操作できるのが、Power Queryの大きな安心ポイントです。
画面は大きく3つのエリアに分かれている
Power Query Editorの画面は、
主に次の 3つのエリア に分かれています。

左側:クエリ一覧
左側には、
取り込んだデータ(クエリ)が一覧で表示されます。
-
どのデータを加工しているか
-
複数のデータを扱っている場合の切り替え
を行う場所です。
基本的な使い方であれば、
最初は1つだけ表示されていれば問題ありません。
中央:データのプレビュー
中央には、
加工途中のデータ内容が表示されます。
見た目はExcelの表に似ていますが、
ここは 確認用の画面 です。
-
列の内容を確認する
-
加工結果がどう変わったかを見る
といった用途で使います。
直接セルに入力することはできませんが、
操作結果を確認するには十分な情報 が表示されています。
右側:適用したステップ
右側には、
これまでに行った操作が 「ステップ」 として順番に記録されます。
たとえば、
-
列を削除した
-
並び替えをした
-
文字列を結合した
といった操作が、
上から順に履歴として残ります。
この ステップ表示 が、
Power Queryの最大の特徴です。
「ステップ」があるから安心して使える
Power Queryでは、
行った操作がすべてステップとして残るため、
-
操作を間違えても戻れる
-
後から内容を修正できる
-
同じ加工を何度でも再現できる
という安心感があります。
手作業でExcelを加工していると、
-
どこまで作業したか分からなくなる
-
修正のたびにやり直しになる
といったことが起こりがちですが、
Power Queryでは その心配がほとんどありません。
集中力が続かなくてもミスしにくい理由
Power Query Editorでは、
-
何をしたか
-
どの順番で加工したか
がすべて画面上で確認できます。
そのため、
-
途中で作業を中断しても再開しやすい
-
ミスがあっても該当ステップだけ修正できる
というメリットがあります。
「集中力が続かない」
「入力や加工のミスが不安」
と感じている方にとって、
とても相性の良い仕組み と言えます。
次に進む前に覚えておきたいこと
この段階では、
-
すべての機能を理解する必要はありません
-
画面の細かい設定を覚える必要もありません
まずは、
「Power Query Editorは、加工の流れを見る場所」
という感覚を持てれば十分です。
よく使う基本操作を実際にやってみる
ここからは、
Power Queryの基本的な操作を 実際の流れに沿って 見ていきます。
難しい操作は使わず、
初心者の方が 最初に覚えておくと便利な操作 に絞っています。
① 不要な列を削除する
まずは、
不要な列を削除する操作 です。
名簿や一覧データでは、
-
実際に使う列は一部だけ
-
残りは不要な情報
というケースが多いですよね。
Power Queryでは、
-
残したい列を選択
-
右クリック
-
「他の列の削除」を選択
するだけで、
必要な列だけを一気に残せます。

この操作も、
1つのステップとして自動記録 されます。
② 列の名前を分かりやすく変更する
取り込んだデータによっては、
-
列名が分かりにくい
-
英語や記号が混ざっている
こともあります。
その場合は、
-
列名をダブルクリック
-
分かりやすい名前に変更
するだけでOKです。

この変更もステップとして残るため、
次回更新時も同じ名前に自動で整えられます。
③ データの更新を体験してみる
一通り加工が終わったら、
-
「閉じて読み込む」
-
Excelシートに結果を出力
します。
その後、
元データを差し替えてから 更新ボタン を押すと、
最初に設定した加工が
そのまま再現される
という動きを確認できます。
ここで初めて、
「一度決めた加工を、何度も使い回せる」
というPower Queryの便利さを実感できるはずです。

具体的な対処方法は、別記事で詳しく解説を予定しています。
「全部覚えなくていい」がPower Queryのコツ
この段階では、
-
すべての機能を理解する
-
細かい設定まで覚える
必要はありません。
まずは、
-
列を削除できる
-
列名を整えられる
-
更新で同じ加工が再現できる
この3点を体験できれば十分です。
次のステップへ
ここまでで、
-
Power Queryの考え方
-
Editorの見方
-
基本操作の流れ
が一通り整理できました。
次は、
-
重複データの削除
-
表の結合(マージ)
-
文字列の結合・分割
といった、
実務でよく使われる操作 を
個別の記事で詳しく解説していきます。
まとめ|Power Queryは「仕組みでミスを減らす」ための機能
Power Queryは、
Excel作業を 速くするためだけの機能 ではありません。
-
手入力によるミスを減らしたい
-
毎回同じ加工をしている
-
加工手順を覚えておくのが大変
といった悩みを、
仕組みで解決できる のが最大の強みです。
大量データ向けだけではない
Power Queryというと、
-
数千件
-
数万件
といった大量データ向けの機能、
というイメージを持たれがちです。
ですが実際には、
-
名簿が20件程度でも
-
特殊な漢字が多く入力ミスが怖い
-
毎年・毎月同じ形式で更新する
といった 少量データのミス防止・再現性向上 にも、
十分に効果があります。
まずは「更新するだけ」を体験してみる
最初から、
-
難しい機能
-
複雑な設定
を覚える必要はありません。
まずは、
-
一度加工を決める
-
次回は「更新」ボタンを押すだけ
という感覚を体験してみてください。
それだけでも、
「Excel作業が少し楽になった」
と感じられるはずです。
次のステップへ
Power Queryは、
実際に触るほど理解が深まる機能 です。
このブログでは今後、
-
不要な列を削除する方法
-
重複データを削除する方法
-
表の結合(マージ)
-
更新時にエラーが出たときの考え方
など、
実務でよく使われる操作をテーマ別に
個別記事として解説していきます。
気になる内容があれば、
ぜひ続けてご覧ください。
【関連記事】
Power Queryの考え方を理解したうえで、
実務でよく使われる関連テーマについては、以下の記事も参考になります。
-
- Power Queryとは?できること・使い方・マクロとの違いを初心者向けにやさしく解説
- エクセルで別ファイルのセルを参照する方法まとめ|リンク貼り付け・Power Query・VBAを比較解説
- Excelで2つのデータを照合する方法まとめ|一致確認・差分チェック・抽出を初心者向けに解説
※外部リンク※
- Power Query とは |Microsoft Learn
- Excel でクエリを作成、読み込み、編集する (Power Query) |Microsoft サポート
- Power Query のユーザー インターフェイス |Microsoft Learn
※おすすめの動画講座 (PR)※
Power Queryは、
実際の操作画面を見ながら流れを理解すると、
仕組みが一気につかみやすくなります。
独学でつまずきやすい
「取り込み → 変換 → 更新」までの流れを、
動画で丁寧に解説している講座もあります。
文字だけではイメージしづらいと感じた方は、
参考として一度確認してみるのもおすすめです。
※参考書籍 (PR)※
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